2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「伊勢の海千尋の底の一つ石」 禅の一言

伊勢の海千尋の底の一つ石 今朝、教えていただいた、禅の一言。 伊勢の海千尋の底の一つ石 (いせのうみ ちひろのそこの ひとつのいし) 臨済禅の公案の一つ。 伊勢の海、というのは、伊勢神宮のある伊勢の海のこと。日本が舞台の公案。 「伊勢の海 千尋の底…

「人生論ノート」 by 三木清

人生論ノート 他2編三木清 著岸見一郎 解説角川ソフィア文庫平成29年3月25日初版発行 これまでも何度も読もうと思ったけれど、難しそうだなと思って手にしていなかった。まずは図書館で借りて読んでみることにした。 人生論ノートは、もともと1938~1943年、…

「不思議の国のアリス」 by ルイス・キャロル

「不思議の国のアリス」 ルイス・キャロル 矢川澄子 訳 金子國義 挿画 新潮文庫 平成6年2月25日 発行 平成26年6月10日 31刷 ご存じ、アリスの冒険物語。 隙間時間で、ちゃっと読める本を図書館で探して、 背表紙の薄さから、この本を手に取った。 175ページ…

「もっとコロッケな日本語を」 by  東海林さだお

「もっとコロッケな日本語を」東海林さだお2006年6月10日第一刷文春文庫 「ドーダの近代史」に「ドーダの教祖」として紹介されていたのが東海林さだおさん。そして、その教科書がこの「もっとコロッケな日本語を」だったというので読んでみた。 megureca.hat…

日常のストレスを和らげる

先日、知り合いが主催している、第20回 ダイエット&ビューティーフェア2021 に、行ってきた。 ビジネスのためのフェアだが、情報収集と主催している方の応援!に。 DIET & BEAUTY Fair 2021。今年で20回目という。 今年も東京ビッグサイト青海展示棟で開催…

「13歳からのキリスト教 」 by 佐藤優

13歳からのキリスト教 佐藤優 2021年8月15日 青春出版社 佐藤さんのキリスト教に関する本を、初めて買ってみた。 ちょっと、キリスト教が学びたい気分の今日この頃。 佐藤さんが、小さいころから母親に連れられて教会に通っていて、プロテスタントであり、そ…

「裏読み国際関係論」 by 佐藤優

裏読み国際関係論佐藤優2021年7月30日発行 毎日新聞社 今年の夏の発行。帯には、”キー ポイントは『”公開情報”をどう読み解くか』 コロナ時代の最新国際情勢を外交のプロが解きほぐす! 混迷の時代を生き抜くための一冊” とある。 ふらっと立ち寄った本やに…

禅の言葉  微風幽松を吹く 

今日教えていただいた禅の言葉 微風幽松(びしょうゆうしょう)を吹く (寒山詩) 日本の坐禅は、臨済宗といった禅宗だけでなく、あらゆる宗派が坐禅をやっている。なので、公案も天台宗、真言宗の話も入ってくる。仏教だけでなく、老荘思想、神道、儒教など…

「ビジネスパーソンのための クリエイティブ入門」by 原野守弘

ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門原野守弘 著2021年2月1日初版発行クロスメディア・パブリッシング 2021年3月に、アカデミーヒルズの今読むべき新刊書籍、で紹介されていた。図書館で予約していたのが、半年たって回ってきた。ずいぶん、人気だっ…

「知の読書術」 by 佐藤優 

「知の読書術」 佐藤優 2014年8月31日 第1刷発行集英社インターナショナル 図書館で見かけたので借りてみた。 「読書術」と言うタイトルの本だが、前半と後半、大きく2つに分かれている。前半は第一部、「危機の時代」に備えよ、というタイトル。なぜ読書に…

五感は誤らない。誤るのは判断である。

五感は誤らない。誤るのは判断である。 ゲーテの言葉。 三木成夫さんの著書、「胎児の世界」に出てきた言葉。 人の脳は、左と右とでは、左が「論理」をつかさどる「ロゴス脳」で、右が「勘」をつかさどる「パトス脳」。論理的左脳と、直感的右脳。脳は、左と…

「胎児の世界」 人類の生命記憶 by 三木成夫

「胎児の世界」 人類の生命記憶三木成夫1983年5月25日 初版2018年8月30日 32版中公新書 ずっと気になっていた「胎児の世界」。吉本隆明さん、松岡正剛さん、佐藤優さん、茂木健一郎さん、、とにかくこの一ヶ月の間だけでも、何冊かの本の中で目にした。 最初…

「ウォーレン・バフェット 巨富を生み出す7つの法則」 by 桑原晃弥

「ウォーレン・バフェット 巨富を生み出す7つの法則」桑原晃弥2011年11月30日朝日新聞出版 知り合いが読んでいて、面白そうだったので図書館で借りてみた。 世界の長者番付トップ10にずっと入り続ける大富豪ウォーレン・バフェット。彼の行動原理を、経済・…

「不条理を生きる力」 by 佐藤優 香山リカ

「不条理を生きる力」 コロナ禍が気づかせた幻想の社会佐藤優 香山リカビジネス社2020年6月21日 第1刷発行 佐藤さんは1960年生まれ。香山さんも1960年生まれ。同じ年に生まれた二人が、それぞれの20代、ポストモダンと言われた時代を振り返りつつ、2020年の…

禅の言葉  體露金風(たいろきんぷう)

今朝教えていただいた、禅の言葉。 「體露金風(たいろきんぷう)」 碧眼録 (へきがんろく)27則 「僧、雲門(うんもん)に問う、樹凋み(きしぼみ)葉落つる時、如何(いか)雲門云く、體露金風(たいろきんぷう)」 一人の僧が、雲門禅師にきいてみた。樹…

言語コミュニケーションにおける、読む力

「読む力」のあとがきで、佐藤優さんが言われていたことが、頭に残った。 ”言語コミュニケーションにおいて、読む・聞く・書く・話すという四つの力が要求される。そのうち読む力が基本になるということが意外と理解されていない。大人になってから外国語を…

「沈黙の春 Silent Spring」 by レイチェル・カーソン

沈黙の春 Silent Springレイチェル・カーソン青樹簗一 訳昭和49年2月20日 (1973年)発行平成27年6月5日 (2015年)77刷 読もうと思って買って、ずっと積ん読になっていた本。 先日読んだ、松岡正剛さんと佐藤優さんの「読む力」に出てきたので、読んでみた…

「ドーダの近代史」 by 鹿島茂

「ドーダの近代史」鹿島茂 著2007年6月30日 第1刷発行朝日新聞社 松岡正剛さんと佐藤優さんの「読む力」の中で通俗本だけど、面白いとして挙げられていた一冊。 megureca.hatenablog.com 松岡さん曰く、”幕末の尊皇攘夷から征韓論を経て、西南の役にいたった…

褒められると調子が狂う。。。。

褒められると調子が狂う。 Complimented and Failed. 何かをしていて、褒められて、調子がくるって、失敗、、、 という経験をしたことは無いだろうか。 心がドキッとして、メンタルが乱れる感じ。 私は、結構ある。 ゴルフのナイスショットで褒められたあと…

『善の研究』こわばる身体がほどけるとき

今を読む!名著 西田幾多郎 『善の研究』を読み直す こわばる身体がほどけるとき板橋勇仁 著2021年7月20日 第1版 第1刷発行 現代書館 図書館の新着本の店にあったので手に取ってみた。西田幾多郎の「善の研究」は、何度も読もうと思っているのだが、図書館の…

「老い」 それはスキャンダルである

両親が80歳を過ぎて、高齢化社会がより身近になった。 だれもが、老いる。 私も、老いる。 最近、手にする本が、老いや高齢化、生きる、死ぬといったテーマが多くなりがちだったのは、自分自身も肉体年齢的にはピークを過ぎていると感じるからかもしれない。…

禅の言葉。 行も亦禅、坐も亦禅、語黙動静、体安然

今朝教えていただいた、禅の言葉 行も亦禅、坐も亦禅、語黙動静、体安然ぎょうもまたぜん、ざもまたぜん、ごもくどうじょう、たいあんねん 中国に渡った、達磨大師の六代目、永嘉大師(ようかだいし) (665~713) が禅の大切なことを詩の形で表現した『証道…

「読む力」 by 松岡正剛  佐藤優

読む力 現代の羅針盤となる150冊松岡正剛 佐藤優中公新書ラクレ2018年4月10日発行 松岡さんと佐藤さんの本だから借りてみた。 二人の対談のような形になっている。 第1章 子どもの頃に読んだのは第2章 論壇からエロスも官能も消えた第3章 ナショナリズム、ア…

「スタンフォード大学の共感の授業」 by ジャミール・ザキ

スタンフォード大学の共感の授業 人生を変える「思いやる力」の研究 ジャミール・ザキ 上原裕美子 訳 2021年7月6日 第一刷発行 (原書 2019) ダイヤモンド社 2019年の本だが翻訳され、ダイヤモンド社から発行されたのは今年の7月6日。 帯には、「共感は本能…

重要事項を優先する ビッグロックス 

重要事項を優先する。 「7つの習慣」に出てくる言葉。 「7つの習慣」は、様々な書籍になっているので、今では、子供から大人まで、結構身近な言葉になっていると思う。 著者のスティーブン・R・コヴィーは、フランクリン・コヴィー・グループを創設し「7つの…

「花のレクイエム」 by 辻邦生

花のレクイエム辻邦生山本容子:銅版画平成15年1月1日 (単行本:平成8年11月 (1996年))新潮文庫 (新潮社) 気持ちが落ち込んだ時に「孤島」(ジャン・グルニエ 著)を紹介してくれたのが辻邦生さんだったという人の話を聞いて、辻邦生さんの本を読んで…

「家族のゆくえ」 by 吉本隆明

「家族のゆくえ」 吉本隆明 2006年3月1日 初版一刷発行光文社 先日読んだ「『すべてを引き受ける』という思想」という本の中で、茂木さんが吉本さんと対話をすることになったきっかけが、この「家族のゆくえ」の書評を茂木さんが新聞に書いたからだった、と…

「逆・タイムマシン経営論」 by  楠木建 杉浦泰 

逆タイムマシン経営論楠木建 杉浦泰 2020年10月12日日経BP 楠木建さんの本だから借りてみた。 著者の楠木建さんは、1964年生まれ。競争戦略で有名。彼の著書に初めて出会ったのは、2012年の「ストーリーとしての競争戦略」だったと思う。 そのころなんとなく…

「孤島」 by  ジャン・グルニエ

「孤島」 ジャン・グルニエ井上究一郎 訳2019年4月10日 第一刷発行ちくま学芸文庫とある方が、気持ちが沈んだ時、辻邦生さんに貸してもらった本、として紹介されていた。その本には、たくさんの書き込みがあったと。辻さん自身が気持ちが落ち込んだときに、…

国民国家

国民国家 Nation-state いつからそのようなものがあったのか? そして、国って、なんなんだ? 私は、オリンピックやパラリンピックを見ても、日本だから、日本人だから応援しよう!と、そんなに強く思う方ではない。そりゃ、日本人が勝つと、よかったね、う…