2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『「修養」の日本近代 自分磨きの150年をたどる』 by  大澤絢子

「修養」の日本近代自分磨きの150年をたどる大澤絢子NHK出版2022年8月25日 第1刷発行 2022年秋、日経新聞の書評で見て気にはなっていたのだけれど、 「修養」に対するちょっとネガティブっぽい本という感じがして、特に読みたいとは感じなかった。そして、20…

『NHKさかのぼり日本史 ⑥江戸 天下泰平の礎』 by  磯田道史

NHKさかのぼり日本史 ⑥江戸 天下泰平の礎磯田道史NHK出版2012年1月30日 第1刷発行 ⑤に続いて、⑥江戸。パスクトクガワーナはどうやって作られたのか。天下泰平というけれど、実は、いうほど泰平でもなかったんだよ、って話。農民は、天候不良で収穫が無くて…

『NHKさかのぼり日本史 ⑤幕末 危機が生んだ挙国一致』 by  三谷博

NHKさかのぼり日本史 ⑤幕末 危機が生んだ挙国一致三谷博NHK出版2011年12月30日 第1刷発行 昨日に引き続き、今回は、⑤幕末 危機が生んだ挙国一致 megureca.hatenablog.com 著者の三谷さんは、1950年広島県生まれ東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学…

『NHKさかのぼり日本史 ④明治 「官僚国家」への道』 by  佐々木克

NHKさかのぼり日本史 ④明治 「官僚国家」への道佐々木克NHK出版2011年10月30日 第一刷発行 図書館でなにかないかなぁ、ってウロウロしていて目に入った本。NHK出版はわかりやすいし、新書サイズで、時間つぶしにちょうどいいと思って、借りてみた。さかのぼ…

『君たちの生存戦略 人間関係の極意と時代を読む力』 by  佐藤優

君たちの生存戦略人間関係の極意と時代を読む力佐藤優ジャパンタイムズ出版 2022年12月20日 初版発行 本屋さんで目に入った。帯には佐藤さんの写真が眼光鋭く 「読んだ方がいい」、と言っているような。。。ということで、買ってみた。 帯の佐藤さんの写真の…

『言語はこうして生まれる』:続き by モーテン・H・ クリスチャンセン、 ニック・チェーター

言語はこうして生まれる「即興する脳」とジェスチャーゲームモーテン・H・ クリスチャンセンニック・チェーター塩原通緒 訳新潮社2022年11月25日 発行*THE LANGUAGE GAME How Improvision Created Language and Change the World (2022) 目次序章 世界を変…

『言語はこうして生まれる』 by モーテン・H・ クリスチャンセン、 ニック・チェーター

言語はこうして生まれる「即興する脳」とジェスチャーゲームモーテン・H・ クリスチャンセンニック・チェーター塩原通緒 訳新潮社2022年11月25日 発行*THE LANGUAGE GAME How Improvision Created Language and Change the World (2022) 最初は、何かの広告…

『広き迷路』 by  三浦綾子

広き迷路三浦綾子公益財団法人三浦綾子記念文化財団令和3年10月30日初版発行 図書館の新刊の棚で見つけた。紙が白くて字も大きい。読みやすそうと思って借りてみた。三浦綾子記念文庫の手から手へ 三浦綾子記念文学館復刊シリーズ、というものの一冊だった。…

『私の半分はどこから来たのか 』 by 大野和基

私の半分はどこから来たのか AID (非配偶者間人工授精)で生まれた子の苦悩大野和基朝日新聞社出版2022年11月30日 第1刷発行 2023年1月7日、日経新聞朝刊、書評欄に出ていた一冊。 不妊治療の一つとして AID(非配偶者間人工授精) が選択肢になっている一…

『楽園のカンヴァス』 by  原田マハ

楽園のカンヴァス原田マハ新潮文庫平成26年7月1日発行令和2年5月20日17刷*この物語は史実に基づいたフィクションです作品は2012年1月新潮社より刊行されました 原田マハ、1962年東京都小平市生まれ。関西学院大学文学部日本文学科及び早稲田大学第二文学部美…

「大学入学はゴールではなく、スタート」

「大学入学はゴールではなく、スタート」 佐藤優さんの『16歳のデモクラシー』を読んでいて、受験生に今こそ伝えたい、、、と思った。 megureca.hatenablog.com 「大学入学はゴールではなく、スタート」 大学受験に限らず、大人の資格試験において大事なこと…

『16歳のデモクラシー  受験勉強で身につけるリベラルアーツ』 by  佐藤優

16歳のデモクラシー受験勉強で身につけるリベラルアーツ佐藤優晶文社2020年1月25日 初版 図書館の棚で見つけた。2020年の本だけれども、多分読んだことがないと思ったので借りてみた。ソフトカバーの単行本。内容は佐藤さんが埼玉県立川口北高校の2年生たち…

『ボイジャーに伝えて』 by  駒沢敏器

ボイジャーに伝えて駒沢敏器風鯨社2022年7月22日 初版第一刷発行 本の編集に関する仕事をしている本のプロが、「これは今まで読んだ小説の中で一番よかった。」とおっしゃっていたので読んでみた。彼曰く、内容もそうだけれど、書き出し、構成がよい、と。図…

『高校生のための法学入門 法学とはどんな学問なのか』 by  内田貴

高校生のための法学入門 法学とはどんな学問なのか内田貴信山社 民法レクチャーシリーズ2022年6月25日 第1版第1刷発行 著者の内田さんは、1954年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。現在、東京大学名誉教授・早稲田大学特命教授・弁護士。2007年から法務省参…

『マーケティングインタビュー 100の法則』by 日本能率協会マネジメントセンター

マーケティングインタビュー 100の法則定性調査のテクニックをつかみ消費者理解の解像度を上げるアウラマーケティングラボ代表 石井栄造ライター 佐藤智日本能率協会マネジメントセンター2022年9月30日 初版第1刷発行 全く別の本を探していたのだが、 図書館…

『貝と羊の中国人』 by  加藤徹

貝と羊の中国人加藤徹新潮新書2006年6月20日 2022年12月の勉強会で、中国がテーマとなり、『中国の論理 歴史から解き明かす』(岡本隆司 中公新書)が課題本だった。勉強会も『中国の理論』も、中国の二面性を理解するという意味で興味深かったのだが、その…

『リズムの生物学』 by  柳澤 桂子

リズムの生物学柳澤 桂子講談社学術文庫 2022年3月8日 第1刷発行*本書は、1994年10月に中公新書より刊行された『いのちとリズム 無限の繰り返しの中で』を改題したものです。 益田ミリさんの『痛い靴のはき方』で、柳澤さんの話が出てきた。 megureca.haten…

『いちばん大切な食べ物の話』 by  小泉武夫 井出留美

ちくまQブックス いちばん大切な食べ物の話小泉武夫井出留美筑摩書房2022年11月15日 初版第1刷発行 図書館の新刊の棚にあったので借りてみた。 著者の小泉武夫さんは、東京農業大学名誉教授。専門は食文化論。発酵学、醸造学、発酵の第一任者として発酵技術…

『歴史総合パートナーズ⑯ 北方領土の何が問題?』 by  黒岩幸子

歴史総合パートナーズ⑯ 北方領土の何が問題?黒岩幸子清水書院2022年8月22日 初版第1刷発行 図書館の新刊の棚にあったのだが、どうやら学校の副読本のような感じで使われているものみたい。薄くてすぐに読めそうだったので借りてみた。シリーズになっている…

『ある老狩人の手記 ヒグマとの戦い』 by  西村武重

ある老狩人の手記 ヒグマとの戦い西村武重ヤマケイライブラリー(山と渓谷社)2021年7月5日 初版第1刷発行2022年9月30日 初版第6刷発行 *本書は、山渓新書9『ヒグマとの戦い』1971年4月20日初版第一刷を底本として再編集したものです。 図書館の新着本の…

『歴史新書 なぜ地形と地理がわかると幕末史がこんなに面白くなるのか』  監修:大石学

歴史新書 なぜ地形と地理がわかると幕末史がこんなに面白くなるのか大石学 監修株式会社洋泉社2017年10月19日 初版発行 図書館の「本日返却された本」の棚で見つけた。『夜明け前』を読んで、幕末~明治維新って、まだまだよく理解できていないなぁ、と思って…

旅日記: 道東 タンチョウヅルへ会いに行く旅 3日目最終日 丹頂鶴の眠る川 雪裡川(セッツリ川)

道東 タンチョウヅルへ会いに行く旅 3日目最終日 丹頂鶴の眠る川 雪裡川(セッツリ川) megureca.hatenablog.com 釧路への旅、最終日。丹頂鶴が眠る川、雪裡川の音羽橋(オトワハシ)へ。音羽橋は、川の中で眠る丹頂鶴を、遠くに日の出とともに観察できる絶…

旅日記:道東 タンチョウヅルへ会いに行く旅 2日目 阿寒湖・摩周湖

道東 タンチョウヅルへ会いに行く旅 2日目 阿寒湖・摩周湖 megureca.hatenablog.com 「あかん遊休の里 鶴雅」で向かえた2日目は、また快晴!なんていい天気なんでしょう。とっても気持ちいいお風呂だったので、もちろん朝風呂へ。 あかん遊休の里鶴雅のお風…

旅日記:道東 タンチョウヅルへ会いに行く旅 1日目

道東 タンチョウヅルへ会いに行く旅 1日目 2022年の夏、原田マハさんの『さいはての彼女』を読んで、丹頂鶴が見たくなった。 megureca.hatenablog.com その中にあった、「冬空のクレーン」という短編で、一人の女性が、冬の釧路で丹頂鶴を世話する青年に出会…

『夜明け前 第二部 (下)』 by  島崎藤村

夜明け前 第二部 (下)島崎藤村新潮文庫昭和30年3月15日 発行平成24年6月20日 64刷改版 第二部(上)に続いて、(下)。 megureca.hatenablog.com 裏の説明には、”新政府は半蔵が夢見ていたものではなかった。戸長を免職され、神に仕えたいと飛騨の神社の宮…

月の影響: Moon Calendar

Moon Calendar年が明けてから、カレンダーを買った。以前は多くの会社が年末になると大きなカレンダーを送ってきてくれたものだが、コロナになって以来なのか、大きなカレンダーが送られてくることがなくなった。もともと、私は部屋にカレンダーをたくさん張…

『夜明け前 第二部 (上)』  島崎藤村

夜明け前 第二部 (上) 島崎藤村新潮文庫昭和30年2月5日 発行平成24年6月20日 65刷改版 第一部を読んだので、せっかくなので第二部も読んでみることにした。図書館で借りた。 megureca.hatenablog.com megureca.hatenablog.com 裏の説明には、”鳥羽伏見の戦…

『脳は若返る』 by  茂木健一郎

脳は若返る茂木健一郎リベラル新書2022年11月24日 初版発行 茂木さんがご自身のYouTubeで、「新刊でましたぁぁ」と、宣伝していた。図書館で借りようかと思ったら、すでに予約がすごい数。新書だし場所も取らないから、本屋さんで買ってみた。 表紙には、茂…

『フォレスト・ダーク』 by  ニコール・クラウス

フォレスト・ダークニコール・クラウス広瀬恭子 訳白水社EXLIBRIS2022年9月5日 発行(FOREST DARK (2017)) 日経新聞、2022年10月15日付の書評のなかで紹介されていた本。 記事には、”私は子供の頃、家にいると、もう一人の自分が外から帰ってくるような気…

『さばの缶づめ、宇宙へいく』 by 小坂康之  林公代

さばの缶づめ、宇宙へいく小坂康之林公代鯖街道を宇宙へつなげた高校生たちイースト・プレス2022年1月16日 初版第一刷発行 図書館の棚で見かけて気になったけれど、既に10冊借りていて借りられなかった。そして、すっかり忘れていたのだが、先日、日経新聞20…