2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

オーストラリアへやってきた 1日目

本当は、2020年に計画していたタスマニア訪問。コロナで国境閉鎖になってしまったのでやむなく中止した。そしてこのたび3年越しに企画を実行。 そしてとうとう、メルボルンを経由しタスマニア島にいくのだ!! カンタス航空にて、羽田からメルボルン。当初は…

『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』 by   下西風澄(しもにしかぜと) (その2)

生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる 下西風澄(しもにしかぜと)文藝春秋2022年12月12日 第1刷発行 昨日の続き。 megureca.hatenablog.com 目次プロローグ序章 心の形而上学とメタファー 第Ⅰ部 西洋編 第1章 心の発明 ホメロス 神々と自然 ソクラテス…

『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』 by   下西風澄 (その1)

生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる 下西風澄(しもにしかぜと)文藝春秋2022年12月12日 第1刷発行 日経新聞、2023年3月21日の書評で紹介されていた本。 記事では、著者の下西さんは、中学生の頃にデカルトを読み「意識や心がなぜ存在しているんだろ…

『星がひとつ ほしいとの祈り』 by 原田マハ

『星がひとつ ほしいとの祈り』 原田マハ実業之日本社 2013年10月15日 初版 第1刷発行 図書館で見つけたから借りてみた。短編集。出版社の実業之日本社は、経済雑誌『実業之日本』の創業会社だ。『「修養」の日本近代 自分磨きの150年をたどる』(大澤絢子 N…

安宅コレクション名品選101 に行ってきた

安宅コレクション名品選101 泉屋博古館東京で開催中の「安宅コレクション名品選101」に行ってきた。大阪市立東洋陶磁美術館のコレクションからの展示。 安宅コレクションは、安宅産業株式会社の会長であった安宅英一(あたかえいいち)さん(1901-1994)が会…

『まぐだら屋のマリア』 by  原田マハ

まぐだら屋のマリア原田マハ幻冬舎文庫平成26年2月10日 初版発行令和3年11月25日 16版発行図書館で目にしたので借りてみた。 平成26年ということは2014年の作品。 タイトルと表紙の絵画から、キリスト教にまつわるお話か、絵画にまつわるお話かとおもいきや…

『14歳からの哲学  考えるための教科書 』 by 池田晶子 (その2)

14歳からの哲学 考えるための教科書 池田晶子 株式会社トランスビュー 2003年3月20日 初版第1刷発行 2006年12月25日 初版第16刷発行 昨日の続き。 megureca.hatenablog.com 目次 Ⅰ 14歳からの哲学[A] 1 考える(1) 2 考える(2) 3 考える (3) 4 言葉…

『14歳からの哲学  考えるための教科書 』 by 池田晶子 (その1)

14歳からの哲学 考えるための教科書 池田晶子 株式会社トランスビュー 2003年3月20日 初版第1刷発行 2006年12月25日 初版第16刷発行 先日読んだ『言葉を生きる』と同時に図書館で借りてみた池田さんの本。 megureca.hatenablog.com 実は『言葉を生きる』(ち…

『コード・ブレイカー(下) 生命科学革命と人類の未来』 by  ウォルター・アイザックソン

コード・ブレイカー(下)生命科学革命と人類の未来ウォルター・アイザックソン西村美佐子、野中香方子 訳文藝春秋2022年11月10日 第一刷発行The Code Breaker: Jennifer Doudna, Gene Editing, and the future of the Human Race(2021) (上)の続き。 me…

『言葉を生きる 考えるってどういうこと』 by  池田晶子 

言葉を生きる 考えるってどういうこと 池田晶子 ちくまQブックス 2022年6月15日 初版 第1刷発行 会食中、知り合いの本の達人と話をしていて、「数年前に急逝した女性哲学者」、、、名前が出てこないと。そして、酔っぱらいながら、忘れたころに彼の口から出…

川端康成

『美しい日本の私』について、知人たちと語りあい、へぇ!って思ったことを覚書。 megureca.hatenablog.com ・ノーベル賞受賞講演は、同時通訳ではなく、あらかじめサイデンステッカーが英訳を作っていた。講演タイトルは、最初は「美しい日本と私」だったの…

『因果推論の科学』 by  ジューディア・パール

因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるかジューディア・パールダナ・マッケンジー松尾豊 監修・解説夏目大 訳文藝春秋2022年9月10日 第1刷発行 2022年11月の日経新聞書評で紹介されていて、興味をもった。どうやら、600ページ近い大作らしい。金額は…

『美しい日本のわたし』 by 川端康成

美しい日本のわたしその序説川端康成ザイデンステッカー 英訳講談社現代新書1969年3月16日 第1刷発行2022年1月24日 第65刷発行 『美しい日本のわたし』は、川端康成のノーベル文学書受賞講演の全文である。 とある勉強会での、テーマ本となったので、読んで…

『#9 ナンバーナイン』 by  原田マハ

#9 ナンバーナイン原田マハ宝島社2009年12月19日 第1刷発行 図書館で見つけたので借りてみた。原田マハさん。不思議なタイトル。 裏の説明には、”東京でインテリアアートの販売員をする OL 深紅。 仕事に挫折し、母親の待つ故郷に帰るべきではないかと悩…

『日本という方法  おもかげ・うつろいの文化』 by  松岡正剛 (その3)

日本という方法おもかげ・うつろいの文化松岡正剛日本放送出版協会2006年9月30日 第一刷発行 目次第1章 日本をどのように見るか第2章 天皇と万葉仮名の語り部第3章 和漢が並んででいる第4章 神仏習合の不思議第5章 ウツとウツツの世界第6章 主と客の数寄の文…

『日本という方法  おもかげ・うつろいの文化』 by  松岡正剛 (その2)

日本という方法おもかげ・うつろいの文化松岡正剛日本放送出版協会2006年9月30日 第一刷発行 目次第1章 日本をどのように見るか第2章 天皇と万葉仮名の語り部第3章 和漢が並んででいる第4章 神仏習合の不思議第5章 ウツとウツツの世界第6章 主と客の数寄の文…

『日本という方法  おもかげ・うつろいの文化』 by  松岡正剛 (その1)

日本という方法おもかげ・うつろいの文化松岡正剛日本放送出版協会2006年9月30日 第一刷発行 知人が「日本」の一つの見方として面白いと言っていた本。図書館で借りて読んでみた。 表紙の裏には、”アワセとキソイで、「日本的編集方法」を探るあまたある「日…

『飼育』 by 大江健三郎

『飼育』大江健三郎自選短編大江健三郎岩波文庫2014年8月19日第1刷発行 2023年3月3日、ノーベル文学賞を受賞者である大江健三郎さんが、老衰のため亡くなった。大江さんの本は、若いころに読もうと思って手にしたものの、どうにも重くて、暗くて、、、読み進…

禅の心: 住職に叱られたのは・・・。

住職に叱られた・・・・。 全生庵での春季坐禅会に出席してきた。 境内の桜の木はすでに葉がでているものの、少し残る花が、風に吹かれて花びらを散らしていた。風の強い今日この頃。坐禅中も、外の風の音、扉の隙間を抜ける風の音が響いていた。雑念に取り…

『サロメ』 by オスカー・ワイルド

サロメオスカー・ワイルド平野啓一郎 訳光文社古典新訳文庫2012年4月20日 初版第一刷発行 先日、本家本元 こちらのオスカー・ワイルド 作 『サロメ』を知らずして、原田マハさんの『サロメ』を読んだので、改めてオスカーの『サロメ』を読み直してみることに…

『暴走する能力主義 教育と現代社会の病理』 by 中村高康

暴走する能力主義 教育と現代社会の病理 中村高康ちくま新書 2018年6月10日 第1刷発行 佐藤優さんの『国家と資本主義支配の構造』で、能力主義=「メリトクラシー」が激化する中で、社会がどうなってきたのかという問題提議として紹介されていた本。気になっ…

『コード・ブレイカー(上) 生命科学革命と人類の未来』 by  ウォルター・アイザックソン

コード・ブレイカー(上)生命科学革命と人類の未来ウォルター・アイザックソン西村美佐子、野中香方子 訳文藝春秋2022年11月10日 第1刷発行The Code Breaker: Jennifer Doudna, Gene Editing, and the future of the Human Race(2021) 2023年1月21日 日経…

『百歳の哲学者が語る人生のこと』 by  エドガール・モラン

百歳の哲学者が語る人生のことエドガール・モラン澤田直 訳河出書房新社2022年6月10日 初版印刷2022年6月30日 初版発行 エドガール・モランの『祖国地球』がすごく興味深かったので、彼の最近の本を読んでみようと思って、図書館で探して借りてみた。 megure…

『運動の神話(上)』 by  ダニエル ・E・ リーバーマン

運動の神話(上)ダニエル ・E・ リーバーマン中里京子訳早川書房2022年9月20日 初版印刷2022年9月25日 初版発行Exercised: Why Something We Never Evolved to Do Is Healthy and Rewarding. (2020) 図書館で、うっかり巻順予約をわすれて、(下)から先に…

『韃靼の馬』 by 辻原登

韃靼の馬辻原登日本経済新聞社出版 2011年7月6日 第一刷 2023年3月1日から、日本経済新聞朝刊の新しい連載小説、辻原登「陥穽(かんせい) 陸奥宗光(むつむねみつ)の青春」が、始まった。新聞の紹介によれば、 ”主人公は欧米列強との不平等条約改正に尽力…

『持たざる国への道 高橋是清暗殺後の日本』 by  松元崇 (その2)

持たざる国への道 高橋是清暗殺後の日本松元崇財団法人大蔵財務協会平成22年7月29日 印刷平成22年8月10日 発行 目次第一部 持たざる国への道 第一章 先の戦争は何だったのか 第二章 国際社会からの離脱 二度に渡った上海事変 第三章 中国戦線の実態 第四章 …

『持たざる国への道 高橋是清暗殺後の日本』 by  松元崇  (その1)

持たざる国への道 高橋是清暗殺後の日本松元崇財団法人大蔵財務協会平成22年7月29日 印刷平成22年8月10日 発行 松元さんの著書を読みたくて、図書館で借りた。 著者の松元さんは、1952年生まれ。本書の出版当時の肩書は、内閣府大臣官房長。実は、とある勉強…

アメリカ 7日目: 帰国

一週間のアメリカ出張が終わり、帰国の途へ。 megureca.hatenablog.com 朝から、シトシトと冷たい雨。 毎晩、轟音を響かせていたエアコンともお別れ。 このエアコンは、チェックインした当日は相当にうるさくて、思わずOFFにして寝たほどだった。部屋によっ…

アメリカ 6日目: 仕事の最終日 やはり海外旅の友は・・・

昨日の続き。 megureca.hatenablog.com ようやく、一週間の仕事の最終日。金曜日。 今朝も、起きたらマイナス気温。 晴れているけれど、空気はキーーンとしている。 Uber使い5日目にもなると、だんだん呼ぶタイミングがうまくなる。ホテルロビーに全員がそろ…

アメリカ 5日目:雪がちらついた

昨日の続き。 megureca.hatenablog.com 本日は、朝起きてベランダの扉を開けると、ひゃ~~~~っと冷たい空気。気温がマイナス1℃と出ている。いやぁ、寒いわ。 仕事場に向かってUberで移動している間、雪がチラホラと降っていた。ドライバー曰く、3月って…