人生には、思考停止したほうが良い場面もある。
と、前置きをしたうえで、やはり、自分で考える力は、自分で生きる力になると思う。
ものを考えるうえで、土台となるのは自分のアンテナが反応する「知的好奇心」そして、「論理的思考」と「直観力」が重ね合わせられて、ベースすなわち土台となる。
さらに、地頭力をつけるには、「抽象化思考=シンプルに」「全体思考=フレームワークを活用してMECEに」「仮説思考=結論(Why)や主目的を軸に」考える癖が必要ということ。
いっときはやった(今もかもしれない)ロジカルシンキングは、論理的思考の部分だけであり、それだけできても問題発掘能力がなければ、世の中のおおきな課題解決はできない。
さて、大事な3つの思考法を意識する。
1) 結論(Why=ココロ)を考える
氷山理論のさかさまで、水面に出ているのはWhat=形のあるもの。そして、形はころころと変化しやすい。上司の指示がころころ変わるのは、形が変わっているということ。その根本にあるwhy=ココロは、なぜそれをやるのかという大目標があり、そこは基本的には不変なもの。
例えば、上司が何かの仕事の指示をしてきたときに、そのwhatそのものの基にある、whyを理解しようとすれば、表面の指示がころころ変わっても、それはwhatがかわっているだけで、whyが変わっているわけではないという事が理解できる。
2)全体を考える
二人の対話を想定する。自分座標軸で話す。相手座標軸で話す。自分でも相手でもない絶対座標軸(第三者的立場)で話す。
ここで、全体を考えるためには、絶対座標軸が必要ということ。上から俯瞰するものの見方。
フレームワークを使うと、全体をとらえやすい。ビジネスフレームワークは色々とあるけれど、色々使ってみればいい。その時に応じて既存のフレームワークがはまることもあるし、はまらないこともある。色々と使っていくうちに、なんとなくそれぞれにあう枠が、思い浮かぶようになると思う。
個人的には、時間軸の全体感も大事にしたい。
今日の自分のためだけでなく、将来の自分のために時間を使うのも、自分の人生という全体を考えているから楽しい。
3)シンプルに考える。
難しいことを難しく言う人はまだしも、簡単なことを難しく言う人がいるのは日本だけでなく世界共通のようである。重要なのは、難しいことを簡単に、簡単なことも簡単に。シンプルが一番。
世の中は、複雑系である。だがしかし、シンプルに考えることも大事。
今の私にとって、弱いのはどこだろうか?全部か?
時々、本来の大目標を見失い、近視眼的になってしまう。
MECEに考えるというのは、実のところ全体を考える上での基本の基本で、でも時々忘れているので、”いま”から、気を付けようと思う。
本来の大目標はなにか?
私自身が気持ちよく幸せと思える時間を死ぬまで楽しむ。
そのために必要なのは?
健康であること。
そして、知的好奇心を満たせる毎日であること。
言葉をつかいこなすのは、難しい。
でも、シンプルに考えると、言葉は、何かを伝えるための手段なのである。
そして、言葉は、思いがけない誤解も生む、ツールなのである。
特に、メールなどの書かれた文字だけでの言葉の伝達は、ときとして発した時のこころを離れて、独り歩きしてしまう。
「いま、すぐ始める地頭力」は、もう一度、私に考えなさい、と言ってくれている気がした。
でもって、時として、難しく考えすぎず、思考停止してもいいことにしよう。
思考停止して、一晩寝ると、前の晩の悲惨な認識が、まぁ気にするな的な前向きな認識にかわあることは、よくあることだ。
時には、頭の思考を解き放とう。
難しい本ではなく、笑いの本も大切だ。
思考をゼロにして、ひたすら体を動かす時間も無になれる時間。
今日は、筋トレだ!