大死一番 大活現成

大死一番 大活現成

だいしいちばん だいかつぜんじょう

 

はて?

4月の坐禅会の後の今日のひとこと。

説明いただいたのだけど、よくわからなかった。

 

死ぬほど頑張ってみろ、ってこと?みたいだ。

 

何かを成したいのなら、まず、死ぬほど本気で取り組んでみろ。そしたら、成したと思える境地にたどり着けるかもしれない、ってこと。

と、自分は理解した。

 

趙州、投子に問う。「大死底の人、却って活する時如何」

投子云く、「夜行を許さず。明に投じて須く到るべし」

『碧巌録』第41則

 

趙州の問

死にきった時に初めて、生き返ったかのように自由自在のはたらきが現れるのは何故か」

投子の返答

「夜間に目的地へ行くのではなく、夜が明けてから出発しなさい」

 

わかるような、わからないような。

 

コロナで緊急事態宣言が出された中、今年もゴールデンウィークはやってきた。

2020年とやっていることは変わらない気がするけど、

自分として1年間、何かに死ぬほど頑張って取り組んできただろうか?

なにかやり遂げた感がないままに、1年がたってしまったことを、コロナのせいにしているような気がして、ちょっと、自分に気まずい・・・。

 

連休先取りで、死ぬほど頑張っている友人に会ってきた。

だから、自分の頑張りの足りなさをひしひしと感じているのかもしれない。

医療従事者でなくても、命を守るために働いているひとは、たくさんいる。

私にできるのは、自分自身を守ること。

そして、自分を守れない気持ちになっている人が、自分を許す気持ちになれるように、とことん吐き出してもらう事。

私にできることだったら、なんでもするから。

自分の中に、ため込まないでね。

 

5月。

皐月。

 

4月の新年度のスタートダッシュはきれなかったけど、

皐月からの心機一転。

大死一番、まずは、死ぬほど頑張ってみよう。

人の力になりたいと思いながらも、自分が人に助けられている。

 

できなかった、自分を許すのも大事。

 

命に感謝。

ありがとうね。

今日も、晴天なり。