言葉というのは、人類のすごい発明である。
ということに、いまさらながら、本当にそうだと思う。
そして、文字というのは、もっとすごいのではないだろうか?
漢字や、ひらがなの発明がすごい、ということだけでなく、
手書きの文字って、、、楽しい。
私の思う、文字のすごいところ
1 時間あたりにインプットできる情報の量がすごい
2 フォント・手書き文字は、言葉以上のことを表せる
だから、こうしてパソコンをたたいて(あるいは音声入力で)ブログを書く以外にも、手書きの日記やメモは、やめられない。
なんで、こんなところに思考が飛んだかというんと、「象形文字」という単語が目に入ってきたから。
松岡正剛さん監修の「情報の歴史」が、新しく2021年版として発行された。
編集工学研究所SHOPへ発注した。
税込み ¥7480。
私にとっては、久しぶりの高額図書!!
まだ、手元に届いていない。
はやく、ページをめくりたい!!
そのワクワク感を、抑えきれず、、、。
”言葉と文字”、というタイトルが頭に浮かんだので、覚書。
象形文字の時代から、現代まで。
象形文字の時代のことを、2021年を生きる私たちが、情報としてインプットすることができる。
それは、語り継ぐのとも違い、文字として情報を残せる技術を人間が作り出したから。
もちろん、印刷の技術も貢献している。
むかしは、写経じゃないけど、書籍というのは、複製するためには、人がせっせと写し書きしていたのだから、、、。
音を複製するにも、いまでは録音&再生、という技術もあるけど。
情報をインプットできる速度は、文字にされたものを見る方が、音として聞き取るより、はるかに速いだろう。
だから、速読とか、フォトリーディングとかが可能なわけで。
機械として再生速度を上げる技術はあるけど、それを理解可能な情報として聴き取る能力には限界がある。
一般的な機器で再生速度をあげれば、音域も上がってしまう。
口頭で何かを伝えるときには、その声のトーンも聞き手にとっては重要な情報となるのだから、録音されたものを2倍速で聞くと、内容とトーンが合わない違和感を感じたことはだれもがあるのではないか?
倍速にすると、シリアスな会話が、コメディになってしまう。。。
速度は、断然、文字!なのだ。
一方で、文字にされたものは、内容と見た目があわないことがあるか、、、というと、
ある!のが、また、面白い。
それは、手書きの時代にもあっただろうし、コンピューターの時代になってフォントの発明も寄与している。
ジョブズがMacを作る前は、フォントを使い分けるなんて、考えられなかった。
アップル創設が1976年だけど、私がはじめて「iMac」を買ったのが1992年くらい??
それまでのNEC MARK II とは変わって、コンピューター文字が自分を表現できるものに変わった気がした。
ちなみに、私にとっての初代PCは、5インチのフロッピーディスクを使っていた。今の子たちには何のことだかわからないかも??
フォントの話に戻ろう。
日本人であれば、明朝体は、おそらく、「固い・正式文書」といったイメージ。
それが、ポップ体やComics体をつかうと、「くだけた・口語調文書」とったイメージならないだろうか。
ビジネス文書で、謝罪文を書くのに、ポップ体を使う人はあまりいないだろう。
こいつ、ふざけてんのか!と、いらぬ誤解を招く。
手書きでも、時々、書いている人と文字の違和感があることを経験したいことはないだろうか?
ごっつい50代のおっちゃんが、めちゃくちゃ小さく丸っこい、かわいらしい文字を書くのを見ると、「おぉぉ、この人、繊細なのか??」と思ってしまう。
あるいは、試験などでの手書きの論文。
内容がたいしたことがなくても?!、丁寧な読みやすい字で書かれていると、目に入った瞬間に、読もうという気になる。
字が汚く、そろっていないと、、、、、残念なことに、内容を吟味するまえに、何らかの負のバイアスが入ってしまう・・・。
字がきれいに越したことはないのである。
文字にするというのは、内容を情報として伝えるだけでなく、実は、感情や熱心さも伝えられるのかもしれない。
先日、ビストロの黒板に手書きで書かれたメニューに、ふと違和感を感じた。
そう、あるメニューだけ、明らかに書いた人が違うのである。
文字って、情報以上の何かを伝えられる、すごい文化だ。
本をいっぱい読むことも好きだけど、自分で書くことも大切にしよう。
私にとっての、毎日の手書きの日課は、読書のマインドマップかも。
正剛さんの「情報の歴史」は、一枚のマインドマップには収まるまい。
毎日、少しずつ、楽しんじゃおう。
あぁ、はやく、届かないかな。
未読の本が、目の前に何冊もたまっているけど、、、、。
ちなみに、今回の記事で、初めて写真を張り付けてみた。
ほほう、こうするとできるんだ・・・。学習した!
文字ならぬ、写真の情報も、すごい・・・・。