四法界と不立文字

今日教えていただいた、禅の言葉。

「四法界と不立文字」

 

「四方界」とは、4つの見方。

全宇宙を本体と現象からみて4つに類別した見方、観念。

華厳経の経典による。

理法界 :理としての平等の本体の世界

事法界  :事としての差別・現象界の世界

理事理事無碍 (むげ) 法界 :本体と現象界は一体不二であるとする

自自無碍(むげ)法界 : 現象界の一々の現象をままが絶対であるとする

 

「不立文字」とは、文字や言葉では伝えられない、ということ。

 

坐禅というのは、ものを考えない。

思念、理想、論理、と言ったもの頭の中で考えない。

出し切るというのがポイント。

 

文字である「お教」というのは、考えたこと。

 

「四法界と不立文字」

つまり、孔子の教えである禅の教えというのは、経典のようなもので語りつくせるものではない。

原体験から学ぶことが大事。

経典は、ヒントに過ぎない。

 

経典はヒントにするくらいにして、自分で体験することで学びなさい。

という事らしい。

 

釈迦の悟り体験を、自分自身で追体験してみるのが禅。

 

あまり、そんな風に考えたことはなかった。

ただ、無心に呼吸に集中しようとすればするほど、雑念がたくさん湧いてきて、朝の坐禅をしていると、今日は何を食べようとか、時間をどうやりくりしようとか、今日一日の過ごし方について、ついつい雑念が出てきてしまう。

 

今朝の坐禅中は、鰻が食べたい、、、と何とも原始的雑念が、、、、

 

自分が無になろうとするから、雑念が湧いてくるのかもしれない。

今、自分は釈迦の体験を経験してみようとしているんだ、と、

釈迦になりきってみるといいのかもしれない。

 

まぁ、釈迦になりたいと思って坐禅をしているわけではないのだけど、、、。

 

いずれにしても、自分で経験してみること。

それが大事。

 

ワインの勉強も教本を読み込んで覚えるのもいいけど、

やはり、飲んで体験してみることが大切か!?

一度飲んで、感動したワインのことは、覚えられるから、確かに体験は大事。

 

行動すること。

やってみること。

 

頭で考えているだけでは前に進まない。

やってみよう。

行ってみよう。

読んでみよう。

食べてみよう。

 

私なりの解釈。

Don't think! Feel!

Don't think! Do it!