蓼科の空 いつもと違う時間

コロナの緊急事態宣言があけて、ようやく、首都圏脱出!

最初の旅は、信州、蓼科へ。

 

大勢との時間を過ごして、一人の時間の大切さを知る。。。。

そんな、2泊3日の旅だった。

 

西から、東から、総勢10名。

コロナで、なかなか会えなかったメンバーと、久しぶりの再会は、中間地点?の蓼科で。

別荘の所有者と、その仲間3人含め、総勢14名。こんな大勢、久しぶりだ。

 

静かな蓼科の空気を満喫、、、というよりは、にぎやかな宴会続き。コロナになってからこんなに大勢と会ったのは初めて?!だったせいか、人に飲まれような気がする。

 

でも、美味しい空気と、満天の星空を満喫。

やはり、高地は空気が綺麗だ。

森もいい。

小川のせせらぎもいい。

朝、別荘周辺を散歩したら、霜柱がたっていた。

道端の草木はうっすらと、白く、霜が降りていて、寒そうだった。

それでも、そんな寒さの中でも、小さな花が咲いている。

植物の生命力はすごい。

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初日、東京組は、中央線 特急あずさで茅野駅へ。

茅野駅は、標高790m。

到着した日は、残念ながら曇り空。

10月も下旬に近いという季節柄とお天気のせいで、なかなかの冷え込み。

でも、冷たい空気でも、おいしい。

 

茅野駅からは、知人の車で、蓼科の別荘地帯へ。

標高1200mを越えて、さらに空気は冷たくなっている。

高度の影響だけでも、首都圏よりは10℃近く低いだろう。

 

初日の夜は、雨模様で星は見なかった。

でも、翌日の朝、カーテンをあけると、快晴!!

周辺をゆるりと散歩。

現地の人に案内していただき、舗道されていない小道を少しいくと、「トリカブト」が咲いていた。。。。

こんなところに、トリカブトが美しく咲いているとは。。。

キノコもあちこちに。

でも、どうにもおいしそうには見えなかったりして、、、。

ちょっと、毒々しかったりして。

私、「あ、百日紅さるすべり)だ!」

知人、「ちゃうやろ、さるのこしかけや!」

と、花とキノコの名前をまちがえたりしつつ、、、6000歩くらいの散歩を楽しんだ。

 

と、美しい景色を堪能しつつ、2泊3日の別荘ライフを楽しんだ。

 

星が綺麗だった。

でも、めっちゃ寒かった。

明石から送った美味しお魚で、お鍋宴会をたのしみつつ、そろそろ星が綺麗に見えるかも!ということで、宴会の途中で、1階のバルコニーからちょっと様子見に。

ちょっと様子見のつもりが、あ、見える見える!と、ついつい歩をすすめ、、、

気が付いたら、空を見上げたまま、数分間。

外気、ほぼ0℃。

さむかったぁぁぁ、、、、。

でも、綺麗だった。

 

カシオペア座から、北極星を見つけるって、小学校の時やったなぁ。

しかし、星がたくさん見えすぎて、どれが北極星か、よくわからないままだった・・・。

みんな、「あるある!」とか言っていたので、

「あーーほんとだぁ」なんて言ったけど、、、ほんとは、どれが北極星だか私は定かではなかった・・・。

でも、綺麗だったから、それでいい。

 

現地の人曰く、

「今日は月明かりが明るすぎて、星をみるには明るすぎるくらいだ」と。

周囲は、街灯ゼロ。

なのに、地面に自分の影が見える。

月明かりでできる自分の影。

都内では、絶対に見えない影。

星も、月明かりの影も、一瞬、全ての思考を奪っていく。

ただ、没頭できるほどの美しいものに出あえる幸せ。

 

久しぶりの旅行で大勢で楽しかった。

一方で、静かな時間が恋しくなった。

次から次へのおもてなし。

演奏家による、音楽会。

料理人による、美味しい食事。

炭起こし職人と料理人による、美味しいバーベキュー。

どれもこれも、、、素晴らしく、、、、

心もお腹も、いっぱい。

 

正直、いっぱいになりすぎて、早く、一人になりたくなった。

一人旅と知人との旅は、まるで違うものだ。

知人と言っても、数人なのか、今回のように10人を超える旅なのか。

それも、だいぶ違う。

 

孤独は一人にあるのではなく、人と人との間にある。

 

孤独というのは独居のことではない。独居は孤独の一つの条件に過ぎず、しかもその外的な条件である。むしろひとは孤独を逃れるために独居しさえするのである。隠遁者というのはしばしばかような人である。”

megureca.hatenablog.com

そんな言葉が思い出された。

 

楽しかった知人との時間が終わり、自宅に帰宅して、ほっとする。

さみしいような、ほっとしたような。

 

いつもと違う時間を過ごして、いつもの時間のありがたさに気が付く。

毎日、普通の毎日を、大事にしよう。

 

旅に行くといつも思う。

非日常は、日常を大切にするためにあるものなのかもしれない。

 

2021年10月も、残り1週間。

カレンダーが残り1枚になる前に、2021年を振り返っておこう。

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蓼科の空