ロシアという国なのか、プーチンという人間なのか

2022年2月24日 ロシアのウクライナへの軍事侵攻が現実のものになってしまった。。。

 

トンガで海底火山が噴火しても、マダガスカルがサイクロンで被害にあっても、、日本は日本の朝がやってくるし、私のお腹はすくのだけれど、今回の衝撃はちょっと種類が違う。。。

のんびり読書日記を書いている場合ではない、、、という気持ちになってしまった。

動じないけどね。

私には私の生活がある。

今日やるべきことは、ちゃんとやるけどね。

 

このどうにも理解できないプーチン氏の選択の背景を、少し復習。

そうでもしないと、心がざわついてしまう。

 

報道によれば、ウクライナ各地の軍事施設が空爆で破壊されたりしているという。

ウクライナとロシアの関係については、佐藤優さん、ジョージ・フリードマンの著書などでも、たびたび目にしたけれど、やはり、プーチン氏はウクライナは自分たちの庇護のもとにあるべきと、ウクライナの人を洗脳しようとしているように思う。

 

ウクライナ関係の記載のある覚書。

megureca.hatenablog.com

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プーチン氏曰く、今回の攻撃は、「ウクライナ政権によるジェノサイド(集団虐殺)から人々を保護するためだ」と。

どういうジェノサイド???報道だけではよくわからない。ウクライナという国が様々な人が住む国であるのは事実だけれど、ジェノサイド???

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの外交関係断絶を表明しているとのこと。報道で見る限り、プーチン氏より、悪党には見えない、、、。

 

プーチン氏は、この先、どういう結果を期待しているのか?

ウクライナNATOに加盟しないことを脅迫してYesと言わせたとして、その先に何が待っていると思っているのか?

50年、100年先のことは、考えていないとしか思えない。。。

 

プーチン氏だって、一人ですべてを決めているわけではなく、こうなるに至った参謀がいるはず。ロシアという国、どういう外交を、どうきめているのか?

 

そこで、でてくるのが、ロシア対外情報庁

佐藤さんの『裏読み国際関係論』から覚書。

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ロシアの連邦の諜報機関、略称SVR

1991年、ソビエト連邦崩壊時に、KGBソ連国家保安委員会)が解体され、そのうちの海外を担当していた第一総局が独立、ロシア対外情報庁となった。

本部はモスクワ南部のヤセネヴォ。原罪のSVR長官は、セルゲイ・ナルイシキン。国内を担当していた第二総局はロシア連邦防諜庁となり、現在はロシア連邦保安庁FSB).

 

KGBの組織で、ロシアの超エリート組織プーチン氏はSVRの全身であるKGB第一総局長出身で、現在もこの組織に強い愛着を覚えている。外交にかんしてもプーチン氏はSVRからの情報を重視しているという。

 

で、セルゲイ・ナルイシキンとは?

1954年、旧ソビエト連邦レニングラード(現・サンクトペテルブルク)生まれ。ロシア対外情報庁長官。

2007年、ロシア連邦副首相、2008年メドベージェフ政権で大統領府長官、2011年、ロシア連邦下院議長、そして2016年からSVR長官。

とにかく、プーチン氏の信頼が厚い。日ロ間のインテリジェンス協力のキーパーソンでもある。米国は、以前から、ナルイシキン氏に対して入国禁止の制裁をかけている。

 

プーチン氏は、1952年生まれ。戦後生まれの二人。ソ連エートスがあるのだろう。

 

ロシアは大きな国土を持ち、天然資源を豊富に持つけれど、人が住むには寒すぎる土地がほとんど。南へ、南へ、常に流通の道を確保しておきたい。北方領土もロシアにしてみれば、南の土地だ。西は、黒海を通じて地中海への道を確保しておきたい。そのためにウクライナは自分たちで自由に操りたいのだ。

 

でも、大虐殺時代の第二次世界大戦終戦1945年から70年以上、1991年の東西冷戦終結から30年。そりゃ、時代も変わる。。。

 

一体、これからどうなるのか。

なぜ、市民がいきなり自宅をすてて、海外へ逃げなくてはいけないのか。

 

昨晩の夜のニュースを見ながら、普通に夜ご飯を食べている自分の平和ボケぶりに、ちょっと罪悪感をいだきつつ、、、それでも私の朝はやってくる。

 

自分の力でどうにもならないことは心配しても仕方がない。

でも、それが、人間がもたらす理不尽な惨事だと、、、やはり、心のモヤモヤが否めない。

 

どうか、、、、早く、、、、軍事攻撃が終わりますように。

 

でも、どういうことが、ロシアのウクライナからの撤退につながるのか、よくわからない。これだけ、外交努力を続けてきた結果が一方的軍事侵攻なのだから。

 

コロナでみんな大変なのは、まだ続いていると思うのだけれど、なんで、こんなことになってしまうのか。

 

やはり、解せない。

ロシアという国がいけないのか?

プーチンという一人の人間がいけないのか?

 

犯罪には、自己正当化できる言い訳があるという。

プーチンにとっては、今回の侵攻は正当化できるという信念があるのだろう。

 

誰かの正義は、誰かの悪。

 

とにかく、早く解決してほしい。

せっかく、コロナから回復しようとしている世界なのだから。

このような状況の中、エネルギー関係の市場の動きが激しい。

軍事産業も、活性化するのだろう。

 

誰かの犠牲のもとにある平和なんていらない。

 

はやく、解決しますように。

と、ただ祈るばかり。

 

それでも、朝はやってくる。

自分のやるべきことを、ちゃんとやろう。