パリ2日目にして、急遽、スーツケースを新調した。
実は、行きの飛行機で、スーツケースの車輪が二個割れた。
すかすかの中身だったので、無理やり引きずりつつホテルへ。そうしている間に、車輪のゴムはすっきりなくなり、芯のような硬いプラスチックだけの車輪に。。
使えなくはない。けど、壊れるのも時間の問題と思われる。
えーーい!更新だ!!
という事で、Samsoniteから、Samsoniteへ、、、更新。
壊れたスーツケースは、かれこれ30年間以上使った年代物。思えば、20歳で初めての海外1人旅でパリに来たときも、これだった。
その後、旅行も出張も、海外赴任中の日本との往復。のべ何㎞の旅を共にしてきたことか。フランス、アメリカ、ブラジル、ペルーと言う、世界一周の出張も、ヨーロッパ乗り換えでコペンハーゲンに行ったときは、ロストになったことも。
ブリュッセルからヒースロー乗り換えのはずが、大雪でヒースロー発に間に合わす、行方不明になったり、、、。
でも、結局、ずっと一緒だった。
車輪が壊れたのは、これで2回目。取っ手がちぎれたことも。。。海外赴任中だったので、毎回、日本から現地に戻るたびに大量の食糧を、買い込んでいて、重量制限ギリギリで使い倒していたから、、、。
よく、がんばってくれました。
思いきって、パリで置き去りにします。
ホテルのおじちゃんに聞いたら、いらないならおいてけば、捨てとくよ、と。
あぁ、相棒よ、サラバじゃ。
しかし、いざ、スーツケースを買うといっても、どこで?いくらの??
と、思いつつ、開店早々に、ラファイエットとプランタンをチェック。どちらも、様々なブランドのスーツケースが揃っている。ものによってはサマーセール中。安くていいか、とも思ったのだが、やはりSamsoniteなら30年使えるかも、、、と思い、お店のおばちゃんに、Samsoniteはバーゲンにならないの?ときいてみると、やらないわねぇ、どこの店でも、との答え。
夕方、戻ってくるかも、と言いつつ、プランタンをあとにした。
そして、昨日覗いてみたけど、既に閉店になっていたパリ在住の知り合いに教えてもらったお店へ。ルーブル美術館近くの鞄屋さんにトライ。
知人、曰く、よいものがおいてあるし、安く買える、と。
お店は、RIVESという、Rivoli通りのお店屋さん。お土産屋さんが並んでいるなかに、ききんとしたたたずまいのお店。
店のおじちゃんに、実は来るときの飛行機でスーツケースが、壊れちゃって、、、と、説明すると、プランタンで目を付けていたSamsoniteと、同じもの1割以上安くしてくれると!!
いいね!
と言いつつ、お昼にはオルセー美術館を予約していたので、あとで来るね!!と言って、いったん店をあとにした。
オルセー美術館を3時間近く堪能したあと、近場で山盛りシーザーサラダ、チキンのせと白ワインでランチをしてから、おじちゃんの店に戻った。
店にいくと、おじちゃんがいない。
おばちゃんに、朝、ムッシューと話したんだけど、と言うと、あ、スーツケースか?
と言うので、そうそう!!
と言ったら、いいよ、割引するよ!と。
おじちゃん、ありがとう!と、思いつつ、おばちゃんに、どの色がいいかなぁ、と、世間話。
してたら、他の買い物客が。。。
おばちゃんが、他のお客さんの会計をしている間に、どれにしようかなぁ、と見比べていたら、朝のおじちゃんが戻ってきた!!
そして、やっぱり買うのか?と、ニコニコ。
買います!どっちの色がいい??と私。
結局、空港で間違えられにくく、目立つ、ゴールドカラーに。
おじちゃんが、朝、いくらにするって言ったっけ?
と言うので、言われていた通り、399を350€って伝えた。
なんだ、覚えてなかったのか、と思って、
私はもっと安くてもいいのよ、と言ったら、おじちゃん、340€にしちゃるーー!って。
太っ腹!!
お店のおばちゃんも、マジか!!って。
結局、1割以上安くしてもらっちゃった。
おじちゃん、ありがとう!
よい買い物しました。
RIVES
156, rue de Rivoli
おじちゃんの名前はSedaさん、と言うらしい。
フランス旅行でスーツケースを新調する際には。ぜひ!