夏になると、生け花のもちが悪くなり、お花屋さんで売られる花の種類も限られてくる。先日、どうせ長持ちしないから、、と比較的価格の安いお花を選択。
これまでも何度も生け花で使ってきたけれど、はたと名前を知らないことに気がついた。初めて、何て名前なんだろうって気になった。
お花を買ったお店のお姉さんに聞いてみた。
「ぷぷるるる」
「ぷぷるるる??」
「ぶ・ぷ・るるる」
「ぶぷぷ??」
マスクをしながらの会話は、口元が見えない分だけ聴き取りが難しい。
5回くらい聞き直して、判明。
「ブプレニューム」だそうだ。
「3歩、歩いたら忘れちゃいそうだけど、ありがとうございます」
といって、店を後にした。
ブプレニュームって、聞きなれないお花なの名前。
帰宅してから、調べてみた。
学名:Bupleurum rotundifolium
分類:セリ科 / ブプレウルム(ミシマサイコ)属
和名:突き抜き柴胡(ツキヌキサイコ) 英名:Hare’s ear
原産地:ヨーロッパ
ブプレリウム、ブプレリューム、等と呼ばれるそうだ。
花言葉は、「はじめてのキス」
だそうだ。
あら、かわいい。
小さい緑の苞(ほう)の中に、黄色いちっちゃい花みたいなものが付いている。よく見ると、小さな小さな花。
それのかわいらしさが、「はじめてのキス」なのか。
香りはあまりしない。
でも、緑と黄色がさわやかな感じで、涼し気。
お稽古事として生花をやっていた時は、必ず花の名前を覚えたものだけど、花の名前を覚える、ということ自体をわすれていた。
ブプレニューム。
あまり水あげのよい花ではないので、日持ちはしないかもしれないけれど、安価に手に入れやすいので、この時期、お薦めと思う。
しばし、ブプレニュームに部屋に涼しさを。