雑学:花:ブプレニューム

夏になると、生け花のもちが悪くなり、お花屋さんで売られる花の種類も限られてくる。先日、どうせ長持ちしないから、、と比較的価格の安いお花を選択。

これまでも何度も生け花で使ってきたけれど、はたと名前を知らないことに気がついた。初めて、何て名前なんだろうって気になった。

 

お花を買ったお店のお姉さんに聞いてみた。

「ぷぷるるる」

「ぷぷるるる??」

「ぶ・ぷ・るるる」

「ぶぷぷ??」

マスクをしながらの会話は、口元が見えない分だけ聴き取りが難しい。

5回くらい聞き直して、判明。

「ブプレニューム」だそうだ。

 

「3歩、歩いたら忘れちゃいそうだけど、ありがとうございます」

といって、店を後にした。

 

ブプレニュームって、聞きなれないお花なの名前。

帰宅してから、調べてみた。

 

学名:Bupleurum rotundifolium
分類:セリ科 / ブプレウルム(ミシマサイコ)属
和名:突き抜き柴胡(ツキヌキサイコ) 英名:Hare’s ear 
原産地:ヨーロッパ

 

ブプレリウム、ブプレリューム、等と呼ばれるそうだ。f:id:Megureca:20220705180226j:image

 

 

花言葉は、「はじめてのキス」

 

だそうだ。

あら、かわいい。

小さい緑の苞(ほう)の中に、黄色いちっちゃい花みたいなものが付いている。よく見ると、小さな小さな花。


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それのかわいらしさが、「はじめてのキス」なのか。

香りはあまりしない。

でも、緑と黄色がさわやかな感じで、涼し気。

 

お稽古事として生花をやっていた時は、必ず花の名前を覚えたものだけど、花の名前を覚える、ということ自体をわすれていた。

 

ブプレニューム。

あまり水あげのよい花ではないので、日持ちはしないかもしれないけれど、安価に手に入れやすいので、この時期、お薦めと思う。

しばし、ブプレニュームに部屋に涼しさを。