オーストラリアの旅での便利情報を、覚書。
1.キャッシュは一度も使わなかった。
タスマニアのホテル、自然公園、小さなショップ、ワインショップ、、、キッチンカーであっても、クレジットカードの使用が可能。
2.GWのオーストラリア(メルボルン・タスマニア)は、寒い。雨もよく降る。街中はダウンコートの人もいるくらい。使い捨てカイロも活躍できるくらい。
3.メルボルン空港~市内
SkyBusが便利。片道22ドル。往復35ドル。真っ赤なボディの2階建てバス。ノンストップで市内までいくので、迷うこともない。市内の降車場もサザンクロス駅、ひとつ。
4.郵便局
土日は、お休み。切手を買おうと思ったけれど、買いそびれてしまった。ホテル、町のインフォメーションセンター、コンビニ、いたるところで切手はあるか?と聞いてみたけれど、どこも扱っておらず、かつ、どこで売っているかわからない、、、、ということだった。街中にポストは見かけるのだけれど、、、。今どき、郵便の手紙を出す人なんていないんだね。
5.チップ事情
基本、チップはない。だけど、メルボルンで行ったちょっとこじゃれたレストランは、クレジットカード支払時に、画面に”チップ「YES」「NO」”という文字がでてきて、選択に迫られた。店のお兄さんがじっと見ているもんで、見栄をはって10ドルもチップを入力してしまった。支払が、250ドルくらいだったので、ま、、そんなもんか。
6.水事情
ホテルにcomplimentaryの水がおいていなかったので、おそらく、水道水も飲めると思われる。実際、買っていた水が足りなくなったときは、水道水を沸かしてコーヒーを入れたけれど、味も問題なく、お腹もくだらなかった。
7.停電対策?!
タスマニアの自然公園のなかのホテルで、停電発生・・・・。役立ったのは、ヤマガールの友人が持っていたヘッドライト。やはり、飛行機のなかで消灯時の読書にも使えるような、小さなライトがあると便利だと思った。
8.トイレ事情
メルボルン市内は、あちこちに公衆トイレがあるし、デパートにもトイレがあるので、あまり困らない。
タスマニアの自然公園は、基本的に拠点となるビジターセンターにしかトイレはない。3時間のトレッキングコースにも途中トイレはないので、トイレが近い人は要注意。
9.WiFi、電話事情
自然公園の中は、電波は届きにくい。また、ホテルの部屋のなかには、いわゆる内線電話のような有線の電話はない。おそらく、インフラとして最小限にしているのだろう。Coles Bayのロッジで停電になったときは、友人がオーストラリアのe-SIMをいれていたので、それでホテルのフロントに電話した。しかし、停電が長くなれば、当然、携帯電話のバッテリーも切れてしまうので、いかに電気に頼って生活しているか、、、。なけれでばないで、その不便さをたのしむしかない。
ちなみに、私はWiFiを1日1.1GB で借りていったのだけれど、1時間程度のyoutubeの動画をダウンロードすると、600MBくらい。ホテルにWiFiがあれば、ダウンロードできるものは、ホテルのWiFiを使うと、一日1.1GBもいらないかもしれない。ただ、GoogleMapをつなぎっぱなしにすると、結構、データをくう。
10.食事
基本的に、美味しい。今回は、自炊もおおかったのだけれど、スーパーで買った560gで22ドル(2000円くらい)のオージービーフも、とても美味しかった。
日本から、醤油・和からし・わさび・塩・味噌を持参。現地で購入した調味料は、胡椒とオリーブオイル。それだけあれば、なんでもいける。初日に購入した、パンの大袋が停電になったときには、非常食に。。。
それでも、やはり日本から持って行ってよかったのは、1人前ドリップコーヒー、小さいインスタントラーメン、フリーズドライのみそ汁。やはり、あると癒される。そして、ビスコとかっぱえびせん。
11.もう一度泊ってもいいなぁ、と思うホテル。
・「Freycinet Lodge」@ タスマニア Coles Bay
シングルベッド2つの1部屋と、メインルームにキングサイズのベッドがひとつ。バスタブはなくてシャワーのみ。トイレはひとつ。1泊、504ドル(47,000円)。朝食付き。3人でとまったので、そんなに高くはない。
海が目の前。メイン建物には、レストランもあって、ロッジのキッチンで料理したくなければレストランでの食事も可能。私たちはロッジのキッチンで料理をしたので、夜はロッジにこもっていた。ま、何より、停電になってしまったので、、、、どうしようもなかったのだけど。
車で5分くらいのところに、タスマニアの東側の海が見渡せる海岸まで散歩コースがある。
12.タスマニアお薦めワインとワイナリー
やはり、冷涼地で、ピノノワール、シャルドネ、リースリングが美味しい。泡は、瓶内二次発酵、いわゆるシャンパーニュと同じ伝統製法のものしかみなかった。価格は決して安いわけではないけれど、1万円以内で、このクオリティーなら、もっと日本でも売れると思う。けれど、いかんせん生産量もすくないし、ロジスティックで価格がふくれあがりそう。私の期待は、泡だったので、期待通り。結局、5本を持ち帰った。
想定外に美味しくって、思わず購入したのは、ピノノワールのロゼ。どこのワイナリーのものも、ピノロゼが美味しかった。場所によっては、カベルネやシラーを混ぜているところもあったけれど、圧倒的に美味しいのはピノノワール100%のロゼ。美味しいというか、私の好み。
もう一度行きたいワイナリーを3つだけ。
・VELO WINE @Tamar Valley
ローンセストンで頼んでいた半日ワインツアーで、最初に連れて行ってもらったワイナリー。町の中心から、車で20分くらい。Blanc de Noirsが45ドル。ロゼも美味しかった。シャルドネの泡も普通に美味しい。ほんとに、冷涼地のエレガントさに魅了された。どれも酸がすばらしいので、すぐ飲むのはもったいない感じ。
・Pooley @Richmond (Southern)
ローンセストンからのワインツアーの途中、出会ったワイン好きおじさんが薦めてくれたワイナリー。おじさんもテイスティングに来ていたお客さんだったのだけれど、これからどこに行くんだと聞かれて、予定を伝えたところ、ぜひ、行ってみるといい、と薦めてくれた。
ここは、泡もおいしかったけど、リースリングも美味しかった。シングルヴィンヤードのリースリングも2種類あって、まったくことなる製法。そして、ここではリースリングの甘口も。泡、リースリング、お薦め。
・Milton @ East coast
Devonportの酒屋さんで、ロゼをかってみたら美味しかったので、ワイナリーによってみた。ロゼだけでなく、ピノノワールの赤、泡、どれも美味しかった。ピノノワールの骨格をしっかり活かした、エレガントでいてグラマラスな感じ。赤は、ブルゴーニュのグランクリュのような重厚感はないけれど、新世界としては、グラマラス。
あとは、おまけ情報。
・飛行機の変更(JALからカンタス)
当初は JAL を取っていたけれども、予約していた便がキャンセルになり、やむなく同じワンワールドのカンタス航空をJALに薦められて、カンタス航空の羽田~メルボルンに変更。
変更の際の注意。
JALのWeb予約発券済み航空券をキャンセルするには、通常のWeb上からは不可。
ステップ1:JAL「国際線航空券払い戻し専用受付フォーム」をWebで検索
ステップ2:手数料について「了承します」にチェックを入れて次へ
JAL都合でキャンセルなのに、恐ろしく分かりにくい。
しかも、フライト変更の連絡がきてから、「承諾しない」と返信しているのに、JALからはさっぱり連絡がなく、こちらから電話をしてようやく教えてもらったキャンセルのしかた。その電話も繋がりにくいったら、、、、。
正直言って、今回のJALの対応は不満だらけ。フライトの差し迫ったお客様から連絡しているとのことだったけれど、別のフライトを確定させることもできず、ほんとに、イラっとした。改善してほしい。
・日本の税関申告。
コロナ以降、帰国時にVisit Japan Webにワクチン接種証明をダウンロードしたりするようになっていたけれど、税関申告も、Visit Japan Webで、電子申告可能。ただし、私のように免税以上の買物をして、税金申告するならば、電子申告しても結局は係りの人が納税通知書を作成するので、あまり意味がない。かえって、係りの人がなれていないのか、時間がかかってしょうがない・・・ので、「税金申告あり」なら、従来の黄色い紙に書いて、「電子申告」ではない窓口に行った方がいいみたい。
ようやく、コロナ関係の面倒くさい帰国手続きがなくなったので、これから海外に行く人はどんどん増えるだろう。パスポートとクレジットカード、あとは自分の身は自分で守る覚悟さえあれば、どこでも行ける。とはいえ、事前情報はあるにこしたことはない。リスク管理として、海外に行く前には現地の諸々は調べてから行こう。
やっぱり、旅は楽しい。