『しま Island』  by マルク・ヤンセン

しま Island
マルク・ヤンセン さく
福音館書店
世界の傑作絵本シリーズ・オランダの絵本
2022年5月20日 発行

 

『世界をひらく60冊の絵本』(中川素子、平凡社新書)の 「第四章 家族の会いに包まれる」からの紹介本。図書館で借りて読んでみた。

 

マルク・ヤンセンは、オランダ出身のイラストレーター。1997年より子供向けの絵本やイラストの仕事をはじめる。これまでに手がけた作品は、延べ450冊以上に及ぶ。2016年からはオリジナル作品も手がける。日本では今夏の『しま』がはじめての翻訳作品となる。

 

大きな縦型の絵本。なんて美しい絵でしょう!!

 

表紙を開くと、
”大荒れの海で船が大破。
男と女の子と犬がたどり着いたのは「しま」。
でも、そこは、
カメの甲羅の上だったので・・・・。

15カ国以上で話題を呼ぶ、
オランダ発の字のない絵本。
ページをめくった人の数だけ
ものがたりが生まれることでしょう。” と。


もちろん、中表紙にも美しい海の絵。

 

感想。
すてきーーー!!!
すてきーーーー!
好きだーーーーーー!
こういうの、大好き!

 

文字のない絵本。
でも、描かれた海の世界は美しく、大破する船の絵は怖ろしく、カメの甲羅は開放感に満ち溢れ、海と空とが、、、、息をのむほどに美しい。。。

 

ほんと、なんですか?!

この絵本!びっくりしたぁぁ。

 

水彩だろうか、絵の色合いも、ボヤかしかた、滲みかた、はっきりした線と、境界線のない色の変化と、、、、。カメの表情と、周りの魚たちの表情と、、、。

これは、思わず、いま、このページに、何匹の魚がいるんだろう、、、ってかぞえたくなっちゃったり、カメの甲羅の上で遠くを指さす男の人は、何を指さしているのか、、、。

カメだって、他の大きな魚に襲われそうになったり、氷山の海に紛れ込んだり、、、色とりどりの鳥が頭上を飛び交ったり、、、、時には、鳥たちもカメの甲羅で一休み。

 

そして、魚たちに伝えてもらったんだ。
ここに流されてきた人たちがいるから、助けに来て!って、大きな船に。

 

そして、巨大な客船の上から吊るされたはしごで救出される男の人とだっこされたワンちゃん。
あれ、女の子がせっかくはしごの上から、、、、海へダイブ!!
女の子は、水の中の海に、ありがとうを伝えに行ったのね。

 

いやぁぁぁ、かわいい。
素敵。
癒される。

これはこれは、、、好きだなぁ。
おもわず、にんまりしちゃう。

絵本は、こうでなきゃ!!
なんてね。
素敵な絵本でした。

 

思わず、じっくり、何度も見返しちゃう。

子どもと一緒に見たら、もっとたくさんの発見があるかもしれない。

本当に、ページをめくった人の数だけ、物語ができると思う。

宝物にしたくなる絵本でした。

 

ちょっと、、、、大きいのよねぇ、、、蔵書にするには。

でも、蔵書にしてもいいくらい素敵だった。

 

絵本、好きだ。