『鳥の巣いろいろ』 by 鈴木まもる

鳥の巣いろいろ
鈴木まもる
偕成社
2006年4月 初版一刷


『世界をひらく60冊の絵本』(中川素子、平凡社新書)の 「第10章  自然の豊かさを味わう」からの紹介本。図書館で借りて読んでみた。

 

表紙には、鳥の巣の絵。たしかに、色々な巣。

 

表紙をめくると、
”鳥は、たまごをうむとき、巣をつくります。
巣のかたち、巣の大きさ、巣の材料、
また、 巣を作る場所、作り方は
鳥のしゅるいによって色々です。
鳥はなぜ、こんなにいろいろな 巣を作るのでしょう”

 

とあって、表紙にあるそれぞれの巣が、どの鳥の巣なのか説明がある。

スズメ、
オオルリ
カワラヒナ、
カンムリオオツリスドリ(南アメリカ
ヤマトゲハシムシクイ(オーストラリア)
ハシナガチビオムシクイ( 南アフリカ
キムネコウヨウジャク(東南アジア)

 

へぇ!!!こんなに、色々なかたちの巣があったんだ!!知らなかった!!

 

著者の鈴木さんは、1952年 東京都生まれ。 東京芸術大学中退。『 黒ねこサンゴロウ』(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣 絵日記』(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。 たくさんの著書があり、鳥の巣研究家としても活躍。 全国で鳥の巣展覧会を開催している。

鳥の巣を研究するって、またマニアックな・・・。

 

本書は、絵本。可愛い、それでいて結構写実的な絵の絵本なのだけれど、図鑑をみているみた。色々な鳥の巣が、誰の巣なのか、なにでできているのか、そして、なぜそんなところに作られているのか、、とお話がつづく。

 

最後のページは、巣の上でヒナを守る白鳥の姿。


”たまごのなかから、たいせつなたいせつな、あかちゃん鳥がうまれてくるからなのです。”と、巣の大切な役割を説明している。

かわいぃぃ。。。。

 

水彩画だろうか。繊細な巣の描かれ方は、感動してしまう。こんな風に描けたら、屋外スケッチが楽しいだろうなぁ、って感じ。鳥の姿も躍動的で、ページをめくるのを飽きさせない。子どもなら、ぜったい、「本物の巣をみたい!」って思うと思う。というか、私はそう思った・・・。

 

ふたがついている巣、
屋根が付いている巣、
ベランダのついている巣、
非常口のついた巣、
にせのいりぐちがついている巣。

 

どの巣も、卵をねらってくる敵から卵やヒナを守るために工夫されている。

 

都会に住んでいると、鳥の姿を見ても、せいぜいカラスかスズメか、ヒヨドリか、、、。かれらの巣って、みたことないけど、、、警戒するべき卵をねらう敵がいないから、巣をつくる必要が無いのだろうか??それとも、巣はどこかべつのところにあるのだろうか???

昔は、たまに、電信柱の上に巣を作っているのを見ることがあったけれど、今の私の生活圏内で、鳥の巣をみることは皆無といっていい。。

 

自然の中で鳥の声がきこえてきたら、今度は巣をさがしてみようかな。
でも、簡単に見つからないように、鳥たちは、隠しているんだろうね。

 

おととし、コウノトリの里でみたコウノトリの巣は、たかーーいたかーーい、とても高い鉄柱の上にあった。鉄柱はもちろん人がコウノトリのために用意したものだけれど、自然界でも高いところに巣をつくるっていうことなんだろう。

megureca.hatenablog.com

 

それにしても、、、スズメでも、巣をつくるんだね。

 

眠るためでなく、卵のためにつくられる巣。そう考えると、巣って不思議だ。おうちじゃなくて、卵とヒナのためのベッドってことか。。。