現象が一変する 「量子力学的」パラレルワールドの法則
村松大輔
サンマーク出版
2022年10月25日 初版発行
2023 年4月10日 第8刷発行
日本について語り合っている懇話会で、メンバー方が紹介してくださった課題本。、図書館で借りて読んでみようと思ったけれど、 図書館には置いていなかった。新刊というわけでもないのに図書館に無いって?一応、8刷まで増刷しているのに、、、なんでだ?と思いつつ、ちょっと迷って古本で購入。
サンマーク出版だから、ちょっとあやしい スピリチュアル系か?とおもいつつ、、、。
文字だけのシンプルな表紙。帯には、やはり、スピリチュアルな、、、言葉が・・・。
”「周波数帯」が変われば、現れる「人・物・事」が変わる。
どうやって行くか、どう生きるか ・・・・・・
「すぐそこ」にある平行世界と繋がる方法を解き明かす。
最新科学が明かす”見えない世界”の真実!”
”・私たちの体は モワモワの雲のようなもの
・素粒子は物質の最単位。意識や感情も素粒子だった
・ 観測すると確率 1に近づく」 という素粒子の不思議
・私たちの体からは フォトンが放出されている
・パラレルワールドは 周波数帯である
・あなたはどんな世界にも行ける。 決めているのはあなたです
・パラレルワールドは過去も未来も変えてしまう
・意図は物理量。 だから意図が大きい方が現象化しやすい
・幸運な人はなぜ見えないものを観測するのか
・愛はなぜ周波数が高いのか? 波の性質で解明できる
・縁の不思議。なぜ”その人”に出会ったのか
・観測の 仕方によって子供は天才にも鈍才にもなる
・ゼロポイントフィールドはあなたを生かそうとしている etc. ”
そして、表紙の裏の袖には、
”「観測」すると「出現」する!
素粒子の摩訶不思議な性質を日常に生かす方法とは?”
もうこれだけでも十分スピリチュアル!だ。
妖しい!けど、おもしろそう。
目次
プロローグ
第1章 量子力学の不思議
第2章 パラレルワールドは行き来できる
第3章 パラレルワールドで何が変わるのか
第4章 パラレルワールドの深淵
第5章 パラレルワールドを飛び移る方法
エピローグ
感想。
面白い。とんでもないスピリチュアル本!と、いってしまうのは簡単だけれど、いやいやまてよ、そもそも、本書を紹介してくださったのは、御年80代にちかい真面目な紳士。かれが、本書をもって「日本のこころ」を考えたいというのだから、と思うと、素直にふむふむと読めてしまう。
そして、私がこれまでよんだ量子関係の本のなかでは、素粒子について、最も理解しやすかった。
著者の村松さんは、1975年生まれ。東京大学工学部卒業、 一般社団法人 開華GPE代表理事。開華というのは、能力開発塾とのこと。
でてくる様々な人々の人生大逆転体験談は、よくある人生の困難が村松さんの話を信じることで救われた、というもので、、、よくある自己啓発本、ともいえる。あやしい宗教ともいえなくもない?!いやいや、でも、やっぱりちょっと違う。ちゃんと、科学的な説明があるのだ。もちろん、仮説な部分もあるけど。
第一章で、量子力学について、とても分かりやすく説明してくれている。「体がモワモワ」というのは、確かに言われてみればそうで、、、。私たちをどんどん小さく分解していくと、分子、原子、陽子・中性子・素粒子・・・ヒモ・・・ゼロポイントフィールドサムシンググレート、、、と見えない世界になっていく。いや、私たち、見えているよ。でも、、、肉眼ではみえないミクロの世界があるってこと。それは、科学的事実。
『超ひも理論』を読んだ時に、なんじゃかな?とおもったのが、本書だと、おぉそうかそうか、、と思えたのだ。
体を構成している物質としてわかりやすいのはタンパク質だが、それも、アミノ酸(C2H5NO2,,,etc)、分子(C2、H2O)、と分解することができて、分子の先に原子(N、C、O、H・・・)、がある。原子の中は電子と原子核があって、原子核には陽子と中性子があって、さらにそのなかにダウンクオォーク、アップクォークがある。また、電子も原子の中を飛んでいる。
原子の中はスッカスカなのだ。
そんなスッカスカの原子の集まりだけど、その空間はミクロすぎて私たちの目でみえないから空間を意識していないけれど、実は、すっかすっかがあつまったのが私たちの体なのだ。
素粒子は17種類あって、「物質をつくる素粒子」(フェルミ粒子)と「エネルギー的な粒子」がある。原子の中に納まっている電子やダウンクオォーク、アップクォークは、物質をつくる素粒子。一方、エネルギー的な素粒子としてはフォトン(光子)などがある。
ここで「量子力学」とは、この「素粒子」のふるまいを解き明かす学問のこと。素粒子は、粒になったり、波になったりする。
私たちは、明るい時に、光のフォトンを感じて明るいと感じる。つまり、人間は素粒子を感じ取っているということ。で、感情のフォトンのようなモノもあって、それが影響し合うといのだ。。。ちょっと、スピリチュアル?
でも、、、たしかに、感情は伝播する・・よね。感情の正体ってなに?フォトンでできているとしたら?だった、私たち、スッカスカのフォトンのあつまりなんだから、、、眼に見えていないだけで・・・。
そして、TVやWiFiの電波がビルのコンクリートやガラスを通り抜けるのと同じように、私たちの体から発生するフォトンは目に見えている壁を通り抜ける。うん、ありえるぞ!!
ラジオやテレビが、周波数があっていないと受信できないように、人間同士も周波数があっていないと誰かの波を受信することはできない。本書の中では、いろいろな周波数の世界があることをパラレルワールドがあると言っている。
そして、人間が自分の周波数を何かに合わせるときにやっているのが、「観察」だったり、「意図」だというのだ。
雑踏の中でも自分の名前は耳に入ってきたり、ちょっと気になることがあるとそれに関する事ばかり目や耳に入ってきたり、、、だれでも経験したことがあるだろう。
そうして、人は、「周波数」をあわせているのだ、と。
そして、「ありがとう」の感謝の気持ちの周波数に合わせていると、自分だけでなく、周りも「感謝周波数」の人や事であふれてくる、と。
なんてスピリチュアル!ではあるけれど、、、いやいや、まてよ。
電子は粒でもあり、波でもあり、状況によって姿を変える。これは、すでに様々な素粒子の実験で証明されている。そして、人間の体も素粒子から成っている。
強く願うとか、強く思うとか、目に見えないフォトンが放出されているとしたら?目に見えないほど小さいから、壁を越え、山を越え、谷を越え、、遠くのあの人まで届いたとしたら??
私たち科学者は、見えること、 証明できることしか信じない傾向があるけれど、量子力学の世界を受け入れると、世の中は「見えないことだらけ」ということであるということが受け入れられるようになる。
そうか、だから、、、私たちは、「波長が合う」っていうのだ。
意識とか、心か、目に見えないからスピリチュアルですましていたものが、素粒子の動き、つまりは量子力学で考えると、ちゃんと科学で証明できるのかもしれない。
そんなワクワクした気持ちになった一冊。
具体的に、亡くなったお父さんを身近に感じることで成功した少年、感謝の気持ちをとりもどしたことで成功した人、、いろいろな「体験談」もでてくるのだけれど、そうか、正しい周波数に自分側が調整されたことで、受信したんだ、と思えてくる。
独りで坐禅を組むより、お寺の本堂でみんなと一緒に坐禅を組んでいるときの方がどっぷり無の境地に近づける気がするのは、みんなが出すそういう周波数に乗っているからかもしれない、とも思える。
騙されたとおもって、読んでみて!
って、思わず言いたくなる一冊。
とんでも本だと吐き捨てるのは簡単だけど、それは、物質主義に陥りすぎているかもしれない。。。
見えるものしか信じないという物質主義は、いろいろな可能性を狭めてしまうかもしれない。
量子力学を理解すると、信ずるものは救われるって、あり、かもね。
2025年が始まったことだし、新しい概念で物事をとらえると、「現象が一変」するかもしれないよ!ってね。
うん、読書は楽しい。
