新国立劇場バレエ団
不思議の国のアリス
@新国立劇場 オペラパレス
2025年6月12日に始まった、2024/2025シーズン バレエ&ダンス、新国立劇場バレエ団の「不思議の国のアリス」を観てきた。

入り口の手前から、不思議の国のアリスモード全開!


感想。
たのしかったぁ!!
昼公演で、高校生(男女)の社会学習?の制服団体がいて、開演前のうるささはどうなることかと思ったけれど、始まれば、ちゃんとお行儀よく?!あるいは、寝ていたのかもしれないけれど、、、他の観客の支障になるようなことはなく、、、ホッとしながら鑑賞。
3幕物。物語は、御存じルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をもとにしている。作品解説によれば、言葉を使わないバレエによって、いかにアリスやアリスを取り巻くキャラたちを観客たちが楽しめるかが課題の作品づくりだったとのこと。うさぎ、ハートの女王、トランプたち、イモムシ、チェシャ猫、、、、。本のお話ではアリスは7歳の設定だけれど、恋愛物語と絡めるために15歳の設定にしたのだとか。
いやはや、ほんとにみどころたくさん。アリスが出された液体を飲んで、部屋よりちいさくなっちゃったり、大きくなっちゃたり、プロジェクションマッピングとカーテンと、色々駆使されていて、観客は本当にアリスと一緒に不思議の国へ迷い込んだかのように楽しめる。
え、今のは魔法?!って思うようなネタも満載。
全体にコミカルな動きが多いものの、クラシックバレエの基礎ができていないと、到底そんな回転やジャンプ、ステップは、無理無理!!という高度な技。私が観たのは、アリス:高田茜、ハートの女王:柴山沙帆だったのだけれど、二人とも、圧巻だった。3幕、ほとんどアダージオが無くて、コミカルにアレグロを踊り続けているかのようなアリスは、1舞台で数キロ痩せちゃいそうなくらい、エネルギッシュ。ハートの女王は、真っ赤な衣装で、プンプン起こっている姿が楽しい。そして、ハートの女王が、『眠れる森の美女』のローズ・アダージオをパロディで踊るのが笑えるほど楽しい。ローズ・アダージオは、本来は、オーロラ姫が4人の王子様から愛の告白をうけるシーンで、美しいアダージオのシーン。それが、「私のいうこと、聞きなさいよ!」ばりに、トランプたちを翻弄するハートの女王。いうこと聞かなきゃ、首切っちゃうよ!という仕草がおかしい。
無料で配られるパンフレットにも、あらすじがかかれているので、観る前に読んでおくと、より理解できると思う。
衣装も、ユニークなトランプ、バラバラのチェシャ猫、などなど、、、本当に、楽しかった。トランプのカードたちで出てくる女性バレリーナのチュチュは、ハートやスペードなど、トランプのマーク形になっていて、股のぞきポーズ(天橋立で展望台でやるやつ)をすると、そのマークが何なのかがよく見えるのだ。キャラの中には、「木」っていうのもいて、ただ、円錐の緑の中に入っている。。きっとあれだって、、、一応、中に入っているのはバレリーナだろう。クロッケーの試合で使われるマレットになっているフラミンゴ、ボールになっているハリネズミ。ハリネズミは子供も踊っていたみたい。全身にちゃんとハリがふりふりついている。そのまま小さく丸まって、コロコロ前転したり。そういえば、アリスも、側転していた場面があったような・・・。なかなかアクロバティックな踊りも。
舞台装置も、年々進化するなぁ、という感じ。ミュージカルにしても、オペラにしても、プロジェクションマッピングの駆使で、本当に不思議の世界に連れて行ってくれる。
今回は、贅沢してS席 ¥18,150 で観てきた。途中の休憩も、25分、20分。ゆったりと見れる。13:00開演で、終わったのが16:00。3時間、大いに楽しめました。
途中のおやつ用に、新宿駅で菓子パンを一つ買っていったので、途中の休憩で、コーヒーを飲みつつ、おやつも楽しんだ。アンパンならぬ、りんごパン。
舞台の最後は、現実の世界に戻って目覚めるアリス。また、衣装が変わっていて、それもシンプルで良かった。恋人のジャックは、Tシャツにジーパン姿。うさぎも、ただの報道カメラマンのようなおじさんに。お尻をポリポリ各ポーズが、あ、うさぎさん?!
何回繰り返したかわからないくらいのカーテンコール。そして、スタンディングオベーション。ほんと、最後はほぼ全員のスタンディングオベーションだった。前の人が立つものだから、舞台がみえなくなって、私もスタンディング。。。うん、でも、ほんと、それくらい楽しかった。
やっぱり、バレエは楽しい。観るたびに、もうちょっと、バレエレッスンを真面目に受けようかと思いつつ、、、夢は夢でいいのだ、、とおもったり。
しかし、帰宅すると、ちょうどバレエ用品屋さんのセールちらしがポストに入っていた。なにかレッスングッズを新調しようかな・・・・・。私も、かれこれ、大人バレエ暦16年。。。
舞台は、楽しい。
ついでに、そのうち、『不思議の国のアリス』も読み直してみよう・・・って、思った。