『It’s Mine!』  by Leo Lionni レオ・レオニ

It’s Mine!
Leo Lionni
Alfred A.Knopf New York
1985

(ぼくのだ!わたしのよ!)

 

レオ・レオニの絵本を求めて、図書館で借りて読んでみた。英語版。

 

表紙は、3匹の frogs カエル。

お話の主人公は、虹の池の真ん中にある島に住む、3匹の喧嘩好きなカエルたち。
シダや草木に覆われた島にすむ3匹は、
Milton ミルトン、 Rupert ルパート、Lydia リディア。
何時も、朝から晩まで口喧嘩ばかりしている。

池の水は、ぼくのもの!みんな、出ていけ、というミルトン。
島は、ぼくのもの!みんな、出ていけ、というルパート。
ちょうちょを追いかけながら、空気はわたしのもの!というリディア。

 

ある日、大きな toad ひきがえる が、やってきて、
”島のあっちがわにすんでいるんだけどさ、
毎日毎日、僕のだ、僕のだ、私のだって、
君たちがずっと bickering 口論しているから、のんびりしてられないよ。
ぼくみたいに、ゆっくり、のんびりしていられないのかなぁ。。。。”
といって、ゆっくりと茂みの中に消えていった。

 

ひきがえるが去っていくと、ミルトンはすぐに大きなミミズを追いかける。みんなが追いかける。

「ミミズは、みんなのだろ!!」
ミルトンは、
「ちがうよ、僕のだもん!」

 

突然、空が暗くなったかと思うと、雷と大雨になりました。
雨はどんどん降って、池の水はどんどん増えます。
カエルたちが休む小石も水に沈んでしまいそうです。
カエルたちは、怖くなって、小さな小石にしがみつきます。
でも、とうとう、小石はみんな水に沈んでしまいました。

 

カエルたちがしがみつける岩がひとつだけありました。
みんなで、身体を寄せ合って、震えながら雨が止むのを祈ります。

少しずつ雨が弱まり、池の水も収まりつつあります。
ようやく、雨がやみました。

 

But Look!
みてみて!

なんと、みんなを助けてくれた岩は、岩なんかじゃありませんでした。

 

You saved us!
きみが、助けてくれたんだね!!

岩は、あのひきがえるでした!

 

次の日の朝、池の水は、すっかりキレイに戻りました。
太陽の光が、きらきらと川底の銀色の小魚を追いかけます。
カエルたちは、楽し気に池に飛び込んで、みんなで一緒に泳ぎました。

とんでいるちょうちょの群れを、一緒に追いかけました。

そして、みんなで一緒に、草木の上で休むと、これまでになく幸せな気持ちになりました。

“Isn’t it peaceful,” said Milton.

“And isn’t it beautiful,” said Rupert.

“And do you know what else?” said Lydia.

“No, what?” the other asked.

“It’s ours!” she said.

 

THE END.

 

レオ・レオニの絵がまた可愛い。これは、切り絵かな?
シンプルだけど、表情も微妙にちがっていて、かわいい。
への字だった口は、さいごにはみんな、ニコニコ。

 

toadのごつごつ感も、いい感じに出ている。

これくらいの英語の絵本は、英語学習初心者にちょうどいいかもしれない。

 

One day a large toad appeared before them.
直訳すると、「ある日、大きなひきがえるが、彼らの前に現れた」

 

これを、日英で訳しなおそうとすると、「前に」を「in fromt of」とかにしてしまいがちだけど、「before」でいいんだよね。

 

前に、英語ネイティブの日本人の友人が、「英語の本読めばいい」と言ってくれた。結構、英語の本も買って読んでいる。長い英語の本は、途中で挫折しがちだけれど、絵本ならさすがに挫折せずに読める。かわいいし、楽しいし、英語の絵本もよいね。 

 

かつ、レオ・レオニ、やっぱりいいなぁ・・・・。

 

ついでに、カエルとヒキガエルは、frog と toadだけれど、

日本人が混同しがちな他の英単語。

水ガメと陸がめは、turtle と tortoise

カラスとワタリガラス(大型)は、crow と reven。

 

日本で亀と言えばウミガメや水に住む亀だから、なんでもtuttleになっちゃう。

なじみがないと、言葉は定着しない。

 

日本語がそのまま日本語で有名な単語と言えば、

芸者:geisha

寿司:sushi

うま味:umami

禅:zen

津波tsunami

などなど、、、たくさんあるのだけれど、

 

言霊 も、 Kotodama なのだ。

 

日本には、「言霊」の文化がある。

それは、すごいことなのだ。

 

と、最近、「三内丸山遺跡」を訪れて、縄文時代の文化に触れてきて思った。文字はなくとも、言葉はあったに違いない。。。と、そんな話はまたの機会に。。。

 

絵本は楽しい。

英語の学習にも、楽しい。