岡山県への旅、2日目。
Kのいる岡山へ旅行することが決まって、「どこ行きたいですか」と聞かれて、真っ先にこたえたのが「備中松山城」。とうとう、人生初めての備中松山城へ。現存天守閣12か所訪問達成まで一歩近づく。
旅程は、Kに任せて、
奥津荘→真庭市勝山「のれん」の町、保存地区 → 備中松山城 →岡山市内帰宅
と言う予定。
前日の大満足の夕食、温泉を楽しんで奥津荘でむかえた2日目の朝、朝の温泉を楽しんでから朝ごはん。
朝の温泉は、貸し切り利用ができる窓から川のみえる温泉・川湯。友人Kは、5時ころに「温泉いってきま~す」といって、部屋を出ていった。Kが部屋に戻ってきてから、もそもそと私も起き出して、6時過ぎに温泉へ。今日も、めっちゃいい天気。まさに雲一つない晴天。でも、朝は爽やかな風が吹いていて、気温も20℃台。30℃を切ると涼しく感じるっていうのも、いかがなものか・・・。
お湯の気持ちよさと、川からの風の気持ちよさ。キラキラ光る川面と緑の木々。なんて贅沢な空間でしょう。お風呂を独り占め。夏の温泉はやっぱりシーズンオフなのだろう。平日と言うこともあって、空いていたから、ゆっくり貸切風呂を独り占めした。満足じゃぁ。
朝ごはんは遅めの8:30でお願いしたので、朝ごはんまで時間がある。部屋で「温泉水」を沸かして、持参のドリップコーヒーを淹れた。水で飲んでも美味しいけど、コーヒーを淹れても美味しい。実に良いお水だ。これで米も焚いているのだろうか。岡山県産のお米って、とくに意識して購入したり食べたことはないけれど、昨晩の白米もおいしかったのは、このお水のおかげかもあるかもしれない。なんというか、まろやか。
朝ごはんもすごいボリュームだったのだけれど、美味しくて、ペロッと頂いた。

一泊二食、2人部屋使用で、一人4万円弱。まぁ、贅沢だけれど、その価値がある奥津荘だった。大人女子旅にぴったりだと思う。見かけた他のお客は一組の年配のご夫婦だけ。こういっては何だが、若者が大勢で騒ぐような宿ではないので、大人の時間をゆっくりすごせる。善い宿だった。スタッフの方々もみな親切。

朝ごはんは和食でコーヒーはなかったので、途中、「カワセミカフェ」というところでコーヒーを飲もうと思ったのだけれど、まだOPENしておらず、コーヒーはあきらめて、マスキングテープで作られた「カワセミ」のモニュメントの写真だけパチリ。意外と可愛い!!


中の空洞には、木が植えられていた。育って来たら、ワイヤーとマスキングテープのあいだから、葉が覗くってことなんだろう。数年後に、植物が育ったころに来てみたい。マスキングテープの面影はなくなっていたりするのかも。
そして、マスキングテープのイベントへ立ち寄る。マスキングテープの町?とおもったけれど、行ってみてわかった。「mt」というマーク。普段LOFTで買っているマスキングテープもこれだ。「マスキングテープおし」って、初めて聞いたし、初めてみたけれど、あちこち、マスキングテープだらけ。お土産に「キティ」のマスキングテープを購入。施設からは、奥津湖も望める。


イベントスペースでは、マスキングテープを使って、自由に作品をつくることもできる。子供たちが遊んでいたので、おもわずいいなぁ、、、、と指をくわえてみていたら、大人でも誰でも参加できますよ、ということで、私たちは団扇をつくった。台紙となる紙もマスキングテープもそこにおいてあるものは無料。結構楽しんでしまった。

細部にこだわりたい私だが、限られた道具だったので、このくらいで、、、良いことにする。Kは、大胆に太いテープやカラフルなテープをバシバシ貼って、キャンディーカラーの可愛らしい作品に仕上げていた。本人の常に大胆不敵なイメージとはだいぶ違う・・・・。なんて・・・・。
マスキングテープを楽しんだ後は、「のれん」が有名だという、真庭市勝山へ。古い町並みが保存されている「町並み保存地区」に指定されている。町の並ぶ家々、商店には、勝山の「のれん」がかかっていて、街並みが「のれんの美術館」みたい。ランチを予約していたお店に車を駐車し、そののれんをつくっているというお店まで散歩した。陽ざしが、、、カンカンカンカン、、、溶けそうに暑いけど・・・。40℃を指している温度計・・・・。見なかったことにしよう・・・。暑すぎて、表通りに人影なし・・・。

街並みを独り占めしているかのような通りだった。
のれんのお店は、草木染、通常の染料染めをしていて、綿、シルク、様々な製品が飾られていた。受注製作を請け負っているらしく、どれも一点もので、個人でも発注できる。見ていると、ついつい、自宅に一枚ほしくなる感じ。


「のれん」って、こんなに素敵だったっけ??
お店の女性が色々と説明してくれるので、染め物美術館に来たみたいに楽しめた。
私は、草木染のシルクのストールとコースターを購入した。染め物の専門家なのでカラーコーディネートも得意なのか、私にいくつかのストールを試着させて、「あなたは、どれも似合うけれど、これが絶対おしゃれ!」と言われて、ついつい、普段はあまり買うこともない「からし色」というか「黄色」のストールを購入。そういえば、10年くらい前、有料のファッションカラーコーディネートの人にも、「からし色」を含む「オータムカラー」が似合うと言われた。その時も「黄色」というか「からし色」のブラウスを薦められて、着てみたら結構似合って、今でも着ている・・・・。物持ちいいな、私。。。
そして、のれん屋さんの後は、ランチへ。ランチは、お食事処「西蔵」という酒造メーカーのレストランへ。
ここは、Kが予約しておいてくれた。昔は酒蔵だったという2階のレストランは、立派な松の梁を眺めながら食事ができる贅沢空間。

酒蔵メーカーなので、当然お酒も飲める。けど、Kはドライバーなので、もちろん飲まない。せっかくここに来たのだから飲んでくれとKに薦められ、私は0.5合だけ日本酒「美作」をいただいた。

定食4種類のランチメニュー。私は、いろいろ盛り合わせというランチをお願い。
酒飲みにはたまらん!という味付け。おいしかったぁ。前日から食べすぎなので、「ごはん」を抜きにしてもらった。そのぶん、米の汁(日本酒)飲んでいるし・・・。定食のおかずは、立派なつまみに。

写真のおかずのお皿に右下にのっているピンクの物体、「なんだろう?これ?おいしい」と言いながら、Kと食べていたのだけれど、かつては「味覚審査員」としての仕事をしていた私にも何だかわからない。でも、食べたことある味・・・・なんだこれ?
お店の人に聞いてみたら、梅酢でつけたラッキョウ、だそうだ。なるほど、鳥取にもほど近いしね。ラッキョウの千切り。美味しかった。普通の甘酢漬けのラッキョウも、千切りにしたらおしゃれなつまみになりそう。今度、真似してみよう。
そして、ランチの後は、本日の目玉「備中松山城」へ。



0.5合では、ほろ酔いにもならない、、、、かと思ったけれど、結構気持ちよくなってドライブ中、うっかりウトウトしそうに・・・・。Kに運転してもらい、お酒まで飲んで居眠りはさすがにできない。なんだか、どうでもいいような話をずっとしていた、、、ような気がする・・・・けど、Kは、そんな私の話につき合ってきいてくれていた。
備中松山城へいくと、「のれん」屋さんや、ランチをいただいたお店の人に言うと、「暑いよぉぉ…今日じゃなくても、、、」とかいろいろ言われたのだが、私には今日しかチャンスがないのだ!!
Kには、「がっかりしないでくださいね」「ぷち登山ですよ」と、色々いわれたのだけれど、なんせ現存天守閣12城のうちの一つ、なんとしてもこのチャンスに行きたい!と思ったので、岡山に来てから、備中松山城へ行くと言えば、他の場所でも「暑いですよぉ」「登山ですよぉ」と言われ続けたけれど、初志貫徹。
備中松山城は、国指定重要文化財。最初は鎌倉時代につくられたという。その後城主はたくさん変わるが、天空の城塞は今も残っている。まさに、悠久の時を超えた天守閣なのだ。秋になれば、雲海に浮かぶ山城となる。なので、近くには雲海に浮かぶ備中松山城を見るためのスポットもある。が、今は、夏・・・・。雲海は期待できない。
1時間もかからずに付近に到着。暑い、、暑いのは覚悟していた、、、。しかし、ふもとの高梁市は、なんと、前日には日本最高気温を記録、、、、。ほんとに暑かった。高梁市は盆地なのだ。そして、その街を見下ろす標高430メートルに、備中松山城はある。現存天守閣のうち、唯一の山城。つまりはお堀がないお城。代わりに山が敵の侵入の防壁になる。途中までは車でアクセスできる。Kが前回に来た時は途中の駐車場から、乗り合いバスに乗り換えて城登山口まで行ったとのことだったけれど、今回はシーズンオフなのか、暑すぎていく人なんていないのか、、、、登山口の入り口まで車で行くことができた。ただ、Kが以前はバスに乗り換えたという駐車場には案内のおじさんがいて、一旦車を停止させられる。そして、上の駐車場に連絡をしたうえで「上っていいですよ」と言われた。車を進めるとわかったのだが、道が狭いので、ほぼ対向車とすれ違える場所がないのだ。しかも、くねくね道。どうやら、のぼり、くだり、一台ずつしか一般車は通さないらしい。乗り合いバスの場合は、1台しかないので、必然的に常に1台しか行き来しない。
そして、上の駐車場に到着。十数台停めればいっぱいになるであろう小さな駐車場。上にも係りの人がいて、「いらっしゃい!」と迎えてくれた。「お水を多めに持っていってください」と言われて、500mlのマイボトルの他に、600mlのペットボトル水を一本買い足してから城を目指した。登山口には竹や木でできた「杖」が置いてある。Kは、マイ登山ステッキを持参していたので、私は貸し出しの杖を手にして登山開始。登山といっても、もちろん道は整備されてはいる。木陰の中の登山道だけれど、暑い。。。そして、結構な勾配。ゆっくり、ゆっくり、登った。途中降りてくる人とすれ違い、「暑いけど、もう少しですよ」と励まされつつ、上をめざす。
たった700メートル。一歩ずつ、歩を進める。
そして、ゴール直前には、城主からのお言葉が、、、「大儀であった」と。

最初に見えたのは、立派な石垣!おぉぉぉ!!すごぉぉぉ!!思わず、声をあげてしまう。石垣好きとしてはたまらん!立派!!



美しい・・・・。

まさに、天空の城じゃないか!!!
もちろん、入場料を払って、中へ入る。
入り口では、猫城主「さんじゅうろう」が、暑さにばてながらお迎えしてくれた。

御年、12歳、人間なら還暦だそうだ。
切符売りのおじさんが「はいったら、城主さんじゅうろうがお迎えしてくれますよ」といいつつ「あ、居た。あ、寝た。」
そりゃ、猫だって暑いわ・・・・。
天守閣は2階建て。こじんまりとしているけれど、きりっとしている。天守閣から周りを見渡すと、山城であることを実感。こんなところまで、だれが攻めてくるもんか、と言う気がする。

暑い中、私につき合って登山させたKには申し訳なかったが、私は大大満足!!
来てよかったぁ!!!
城からは、高梁市も見下ろせた。立派な盆地。そりゃ暑かろう…と言う感じがした。
帰りも、足元に気をつけつつ、駐車場まで降りて行った。天守閣でゆっくりしたのもあって、1時間半のプチ登山の旅だった。1L分の水はほぼ飲みほした。戻ってきてすぐに自動販売機で水購入。あぁ、命の水だぁ。
くだりもおじさんに道を確認してもらい、「はいどうぞ」と言われてから降りた。お世話になりました!ありがとうございます!!
レンタカーは、17:00に返す予定だったのだけれど、思いのほかマスキングテープやのれんやさんで楽しんでしまい、登山もゆっくり楽しんだので、やや遅れての岡山戻りとなったけれど、途中で連絡を入れて、結果的には追加料金もなく、車を返却。
大満足の岡山ドライブ旅行でした。熱中症対策をしつついったけれど、さすがに遊び倒して疲れているので、夜は道の駅で買ったトマトにきゅうり、デパ地下でかった焼き鳥とビールで軽ーくすませて早く寝た。

あぁ、楽しい。
幸せだ。。。
明日は、東京と大阪から別の友人が合流して、プチ同窓会の予定。
ベッドに入ったら、秒で寝た・・・・。