国内観光通訳ガイド日記 その6   8日目/10日間ツアー

国内観光通訳ガイド日記 その6   8日目/10日間ツアー

ガイド歴史上最大のトラブルに見舞われた8日目・・・・。

 

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8日目の予定は、

9:00 ホテル出発(広島)

11:30~12:30 壇ノ浦PAにてランチ休憩

13:15~14:15 小倉城

14:35~15:35 旦過市場

16:15 ホテルチェックイン(プレミアホテル門司港

門司港散策

 

こう言っては何だが、桜の季節なら小倉城も最高だけれど、この猛暑の中はどうなんだろう・・・。まぁ、行ってみるしかない。

 

昨日の夜ご飯を軽く済ませたので、やはりお腹が空いて目が覚める。7:00に朝食会場へ行ってみた。狭い・・・・。だいぶ混んでいる・・・・。窓がない・・・・。だいぶ、閉塞感があるけれど、、、、、。メニューは比較的豊富で、味も悪くなかった。

 

「牛肉のしぐれ煮」があって、白飯にのせれば牛丼になる感じ。和食も洋食も割と充実していた。おもわず、お皿いっぱいに色々とおかずをのせてしまった。朝、あまりお米を食べないのだけれど、思わず白米にみそ汁もいただいた。あぁ、なんか久しぶりに普通の和食を食べた気がする。やっぱり、みそ汁って大事。普段、家で日常的に飲むわけではないけれど、外食が続いていると普通のみそ汁が美味しく感じる。酷暑で汗をかいて、塩分不足になっているというのもあるかもしれない。

 

 

部屋に戻って、しばしコーヒーを飲んでゆっくり。今日もバス移動が長時間になるので、スクワットしてみたりして、、、運動不足で身体がムズムズしてくる。毎日、歩数はけっこう1万歩とかいくのだけど、やっぱりジムでの運動をしていないと身体がなまってくる。運動禁断症状だ、、、。

 

さて、出発は9:00の予定。

8:30にフロントに降りていくと、フロントがカオス、、、。大きな白人たちの団体で、あふれかえっていた。それでも、このホテルはスタッフ全員日本人らしく、丁寧に対応。私のゲストたちが降りてくる前に、彼らは出かけて行った。ほっ。

 

チェックアウトは、8:50と伝えておいたが果たして、、、。案の定、ゲストが全員チェックアウトして、荷物をバスに積み終わって、、9:00ちょうど。ドライバーと苦笑い、、、。まぁ、今日は予約している行程はないので、出発が遅れても大怪我はないけれど。

 

リーダーが降りてきたのは、9:10。急ぐ風もなく、謝ることもなく、遅刻しても当たり前のようにバスに乗り込む。ゲストたちもあきらめている様子。私も慣れてきた、、、。繰り返しというのは、恐ろしいものだ。

 

バスは15分遅れでホテルを出発。壇ノ浦PAを目指す。ドライバーは、安全運転タイプで、無理をしない。途中、美東PAでトイレとスモーキング休憩。15分の休憩で11:15出発予定が、11:25。。。リーダー一人のせいで、少しずつ、ビハインドが増えていく。

 

美東PAで売っていた串団子が美味しそうだったので、ヨモギ団子(粒あん入り)を食べた。今回は、金閣寺でいつもの草餅を食べなかったし、、、。甘さに癒やされる。

リーダーがコーヒースタンドのカウンターの前で長く立っているので、どうかしたかと思って、「どうした?」と聞くと、「ホットミルクを持っている」と。笑っ!可愛い趣味で、思わず笑ってしまった。で、好きなの?と聞いたら、日本のミルクは美味い、と。へぇ、、、乳牛の餌の違いかな。

 

ランチ予定の壇ノ浦PAには、12:05に到着。一応、本日の目玉の1つ関門海峡の景色なのだが、あいにくの小雨。でも、今朝バスが出発するときに今日の目玉の一つは壇ノ浦PAからの景色だよ、とリーダーに伝えておいたので、ランチの前にみんなを建物の屋上に連れて行って、景色を見せていた。

 

レストランがあって、しっかり定食も食べられるのだけれど、まだそんなにお腹がすいてなかったので、外のスナックスタンドで「ふぐバーガー」を注文してみた。注文があってから揚げるらしく5分とのこと。550円。

衣は、サクサク、ちゃんとフグの身の味がして、けっこう満足。

 

予定は遅れているが、壇ノ浦PAを出て、小倉城へ向かう。

かろうじて、13:30過ぎに小倉城の駐車場に到着。前回来た時は、「桜祭」最終日で凄い賑わいだったのが、係りの人以外誰もいない、、、に近い閑散ぶり。でも、それはそれで、静かでゆっくりできてよかった。

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城のシャチホコの説明と、銀杏の木の説明をしておいた。



小倉城の中も博物館だけど、5階はカフェになっている。みんな、5階でまったりしていた。リーダーもカフェでコーヒーを飲んでいた。みんなと一緒に私もまったり。もう、急いでも仕方がないし、、、。このあとは、歩いて旦過(タンガ)市場へ。

そして、ゲストもリーダーも、何人もが「旦過」ってどういう意味なんだと聞いてくる。旦過市場のホームページ情報によれば、2説あるらしいけど、どちらもお坊さんがらみ。仏教に関する由来と言われているよ、と話した。みんながあんまりにも聞くので、トルコ語で「タンガ」って、何か意味あるのか?と聞いたら、爆笑している。???なによ、なによ!教えてよ!

と、リーダーがスマホで画像を見せてくれた。

笑っ!!!そりゃ笑うわ!!

赤いパンティ、、、しかも、Tバックたね。

タンガマーケットと連呼して笑うわけだ。で、みんなどんなタンガが売っているか楽しみにしているんだ、と言って笑っていた。

そして、小倉城を後にして徒歩でそのままその旦過市場まで歩いた。みんなそれぞれ買い物などを楽しんだ様子。1時間後に市場の入り口で集合と言う約束だったけれど、いつものように途中でリーダーから時間延長の連絡。もう、いいよ。好きにしてくれ。私は、喫茶店でコーヒーを飲みながら本を読んで時間をつぶしていた。少年のママは、大量の下着を買っていた、、、。約束の時間になっても全然みんな帰ってこない。結局、私も今晩のおかずにヤンニョムチキンを夕方の半額セール200円で購入してみた。ついでに、門司港のホテル付近にはコンビニがないので、ビールも一缶。。。へへへ。

今日は、ホテルでゆっくりしよーっと。

結局ホテルに向かったのは16:30すぎ。ホテルに到着が遅れる旨を連絡した。

 

ホテルまでの道中は、また、リーダーがトルコ音楽をかけまくる。なかには子供用ソング?みたいのもあって、みんな大きな声で歌っていた。なんか、子供ソングって、どこの国も似ているのか、知らない曲だけど鼻歌交じりに私も一緒に歌えた。

 

で、17:00すぎ、ホテルに到着。今回のツアーで1番豪華なホテル。到着前に電話を入れたので、ホテルの車寄せまで、スタッフ2名が各部屋のカードキーをもって迎えに来てくれる丁寧さ。ありがとうございます!今日はくつろぐぞぉ!

と思ったのも、つかの間、、、大事件勃発!

 

1人の女性客のスーツケースがない、、、。広島のホテルはフロントが狭く、カオスにつぐカオスだった。リーダーがトラブルメーカーだといっていた女性客のスーツケースがない。(トラブルメーカーはリーダー君だよ・・・ということもあるが)。なぜ忘れたとか、どこに置いたとか、なんだかんだ言っても始まらない。速攻で広島のホテルへ電話。荷物の確認より何より、今日の宅急便に乗せてもらって、明日の福岡のホテルに送ってもらえないか?と聞くと、明日、明後日の福岡着はもう無理だと、、、。明後日の早朝には福岡便で帰国の途につくんですけど?!?!

いったん電話を切って、今日の宿泊ホテル、プレミアホテル門司港のベテランお姉さんにどうするのがよいか聞いてみた。新幹線なら、今から往復しても今夜中に戻ってこれる、と。

速攻、私は新幹線で広島に戻ることを決めて、リーダーに彼女のスーツケースの特徴を確認してくれと伝える。こんなことが起きているのに、リーダーは姿が見えず、自分の部屋に行ってしまった。。。。おいっ! リーダーには、電話で「とにかく広島に取りに行ってくる」と伝え、広島のホテルへ彼女の荷物が残っているかを確認する前に、とにかく門司港駅から電車に飛び乗った。ホテルのお姉さんが、「小倉駅は混んでいるから、門司港駅で新幹線も含めて窓口で買った方がいいですよ」とアドバイスしてもらったで、その通り、みどりの窓口で切符をかった。

小倉駅に着いてから広島のホテルに電話しなおし、リーダーから聞いた彼女のスーの特徴、「(42)と言う番号か書かれたシールが貼ってある」と言うことを伝えると、そのようなスーツケースは見当たらないと言う。まじか!!!誰か、持っていったか?!?!いやいや、日本でそんなこと起こるわけがない。冷静に、もう一度、ホテルに残っている所有者不明のスーツケースがあるかと聞くと、一つある、と。望みはつながった!!

 

えーい、とにかく広島に向かってしまえ、と、17:52 小倉駅発のぞみ号に飛び乗る。

新幹線の中でリーダーから、明日の出発の時間を早められるかとゲストたちが言っている、と、のんきなメッセージ、、、。こっちは、それどころじゃないわい!と思いつつ、新幹線の中からドライバーに電話して、確認。早めても、大丈夫だと言うので、9:30を8:30に変更してもらう。ドライバーが、それより荷物どうした?と聞いてくれたので、「今、広島に向かってます」と告げると、「まじかーーー?!?!」の大声。はい、まじです。。。

 

新幹線は、広島駅に18:45到着。新幹線口からタクシーに飛び乗る。ホテル名を告げて、お客さんの忘れ物をピックアップしに来たので、ホテル前でそのまま待ってもらって、広島駅に引き返してもらうことを交渉。タクシーのドライバーは、「えーそりゃエライコッチャ!時間は大丈夫なのか?」と心配してくれた。ホテル到着前にも「あと5分でホテルに着くので、スーツケースを出しておいてください」と電話。ドライバーは、めっちゃ急いでくれたのか、すごい裏道みたいな道をガンガン飛ばしてくれた。

Googleマップによると車で11分の距離のホテルに19:03着。スーツケースあった!トルコ航空のタグに彼女の名前も確認!写真を撮ってリーダーに送ると、間違いない、彼女のスーツケースと確認できた。

ホテルのお兄さんに「よかったです!気をつけて!がんばってください!」と言われ、ありがとう!!日本人、優しい!!

 

タクシーにスーツケースを積んで、広島駅へ。で、その時気がついた。ずいぶんおばさんっぽい声のおっちゃんやなぁと思っていたら、おばちゃんドライバーだった、、、。激しい運転、ありがとう。それにしても、何が入っているのか?と思う位、二人がかりで持ち上げても思いスーツケースだった。

帰りも新幹線口につけてもらい、19:20に駅着。19:24発ののぞみに乗れれば、20:40に門司港駅まで戻れる。それを逃すと1時間ほど後になる。エスカレーターで新幹線口へ直行。私がホームに上がったときにはすでに新幹線が入ってきていた。自由席は1,2号車。発車のベルが鳴る中、4号車に飛び乗って、ふぅ、、、、、。2号車まで移動して、自由席へ。座れた。ふぅ・・・・。

 

荷物もゲットできたし、あとは、彼女が今晩困らないうちホテルにとどけられれば、、、と安心したら、急にお腹が空いてきた。旦過市場でかったチキンがあるじゃないか!あぁ、こんな緊急食になるとは・・・・。

 

新幹線と在来線を乗り継いで、無事に20:45に門司港駅にもどった。ホテルまではあるいて5分。21:00前に、戻れた~!前回、東京から大阪への荷物別送が遅れた時より、ちょっとはやかったんじゃない?!MEGU急便、早いじゃん!と、自分で自分を褒める。

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門司港駅に着く前、ホテルの方が心配して電話してきてくださった。「もうすぐ、門司港駅です」というと、「あ~~よかったぁ」と、ホテルの方も言ってくれた。


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この距離を、4時間かからずに往復した。

 

ホテルのフロントに帰り着くと、フロントの全員が「お帰りなさい!!!お疲れ様!!荷物ありましたか!!!!」と。荷物忘れがわかった時、さすがに結構動転していたのだが、新幹線で広島に向かうと決めた瞬間には、しっかり自分のスーツケースはホテルフロントに預け、中から新幹線の中で読むための本も取り出していったので、慌てている割に、図太い、、、と思われていたかもしれない。

 

フロントからスーツケースの持ち主の部屋に電話をしてみたけれどでない。ちょうど、他のゲスト母娘がロビーのソファーに座っていて、私を見つけたようで、「お疲れ様、彼女に電話してみようか?」と言いに来てくれた。連絡をお願いしたところ、スーツケースの主は外出中なので、フロントに預けておいてくれとのこと、そして、「Thank you」と伝えておいてくれとの伝言をくれた。ふぅぅ・・・・。

ミッション完了・・・。

 

21:00前には、自分の部屋に入ることができた。協力してくださった皆さん、ありがとうございました。

で、戻ったよ、荷物はフロントに預けたよ、とメッセージを送ってもうんともすんとも言ってこないリーダー・・・。ま、何も期待しない。

 

ゆっくりお風呂に入って、一息ついていたら、ドライバーから電話がかかってきた。「どうなったか、心配で、、」と。心配してくれていたので、こちらから連絡しようかとも思ったのだけれど、休んでいたら申し訳ないなぁ、とおもって、連絡していなかったので、ドライバーの方からかけてきてくれたのだ。無事に荷物も運び終えた旨を伝えると、ねぎらいの言葉をたくさんくれた。九州弁で、ちょっとわからない言葉もあったけれど、心からねぎらってくれている感じがひしひしと・・・。

 

ま、こういうこともあるよね。

明日は、みなさん、自分で荷物を確認してね、って伝えて出発しようと思う。。。。

ふぅ。。。。

 

門司港散策は、まったくできなかったけど、ライトアップの門司港駅は、美しかった。

 

寝る前に、事後報告になりましたが、と旅行会社の担当者(ちょうどトルコに出張中)に連絡をしておいた。

このツアーが終わったら、今回のリーダーは「出禁」にした方がいいですよ、と伝えることにしよう・・・・。