仕事にしばられない生き方 by ヤマザキマリ

やっぱり、ヤマザキマリさん、好き。

 

「国境のない生き方」を本のタイトルを見て読んで、初めてヤマザキマリさんテルマエロマエの原作者が一致した。それからヤマザキマリさんの生き方に激しく共感し、ヤマザキマリさんの本を読むようになった。

かつ、2020年、コロナのせいで家族の待つイタリアに帰れなくなって今は日本にいるというヤマザキさん。 

私のアンテナが”ヤマザキマリ”に反応するようになり、メディアでもヤマザキマリさんをよく見かけるようになった。普段あまりテレビを見ないので、ヤマザキマルさんとテルマエロマエの作者とそしてあのお姿とは全く一致していなかったのだが、今回様々な場所での無料のウェビナーあるいは有料のウェビナーでヤマザキマリさんがファシリテーターをしている講演なども聞いてみた。

先日の六本木アートカレッジ2021は、5時間に渡るセッションだったが、中でもマリさんご自身が登場するコーナーは、素晴らしく面白かった。

 

「仕事にしばられない生き方」、これも図書館でヤマザキマリで検索して出てきたものを借りただけではあるのだけれども、本自体が2018年10月8日初版第1刷発行なのでまあ比較的新しい方と言えると思う。

表紙に書かれている「良い波が来たら乗ってみる。仕事の好き嫌いは後の話」というこのフレーズだけでも、ものすごく激しく同意。

 

30年間サラリーマンをやってきても、仕事に縛られているつもりは全くなかったけれども、30年経った頃、、、いや25年ぐらい経った頃から、もうちょっと自由になりたいなと思うようになって、一昨年サラリーマンを辞めてただの無職になった。

生きるために、もちろん稼がなくてはいけないということもあるのだけれども、とりあえず何かで縛られているということが苦手な私としては、波が来たら乗ってみた。仕事の好き嫌いは後の話という考え方にも、激しく同意してしまうのだ。

 

無職になってもう半年以上経つけれども、今のところ悲壮感はない。もちろん蓄えがそこそこあるというのが大きな心の支えになっているのはひとつだけれども、コロナで外出もしなくなって会食も少なくなって支出がないということは収入もそんなに無くてもなんとかなるということがわかったし、何かに縛られて決められた時間に何かをするとか、誰かに生活のリズムを決められるよりは私自身が自分で考えて自分で選んだ生活のリズムの方がよっぽど楽しい。

「仕事にしばられない生き方」まさにそれを実現させたい。

 

肉体労働のススメという一節もよかった。

私も実はちょっとそう思っている。

やっぱり体を使って、汗かいて達成した仕事の方が、サラリーマン生活でも楽しかったりした。

勤続年数が長くなってそれなりに組織の中のポジションも上に上がってしまったりすると、どうも管理業務ばかりになって正直言えば面白いと思えなくなってきていた。だからやめたのかもしれない。

私にとっては去年がいい波が来た。乗ってみた。

仕事を辞めちまえ!という波が来た。

そして今こうやって好きなだけ本を読む時間があって、ブツブツと自分の頭の中を整理していること。

まあ人生こんなに楽しいことはない。

私が本を読む理由は、いかに人生を楽しく生きるかのヒント、ヒントじゃないな、ネタを探しているのかもしれない。

今回の本は、お風呂のよさも再認識した。

私もお風呂大好き。

ローマ人もお風呂大好き。

大きいことを成し遂げる人は、お風呂でリフレッシュしてエネルギーを蓄えるのだ!

 

別に、大きいことをしようと思っているわけではないけど、

No Anger, No Jealousy and No Complaint

の、世の中を実現したい。

まずは、自分の人生を

怒るな、妬むな、愚痴るな、

にしたい。

会社辞めてから、この3毒はほとんどないな。

いい選択をした!

 

今日も、ヤマザキさんの本でパワーをもらった。

ヤマザキさん、ありがとうございます。