能ある鷹は、何隠す? 大人は、何隠す?

「能ある鷹は爪隠す」

 

かっこいい言葉だ。

隠す爪があったら。

 

先日、元上司含めた仲間との4人の会話で、私自身を元上司(A氏)の新規事業構想に売り込むのに、

私:「ほら、私を秘書に採用してみたら?お安くしておきますよ。」

  (もう、ぷー太郎一年なので、そろそろ稼ぐネタを探したい私)

A氏:「お前は、なんでも質問ばっかりだからめんどくせー。秘書はYesマンがいい」

  (20年来の付き合いで、あーいえばこーいうで、いつも議論してきたA氏と私)

私:「いや私だって、秘書させたらすごいですよ。Yesくらい言えますって。

   ほら、能ある鷹は、尻隠すって、、、」

B氏、C氏:「だろっ!」

宴会中の会話。

 

「いやいや、知ってるって、、、爪隠したのよ、、」

 

いや、本気で尻隠す、って思っていたわけでなく、

とっさに出てこなくて、「尻隠す」になっちゃった。

でも、意外とありそうじゃない?

「能ある鷹は尻隠す」

意味が全然通じないけど。

 

頭隠して尻隠さず。

尻もやっぱり出ちゃいけないけど、でちゃうってところが爪と共通じゃないだろか。

 

広辞苑によると、

 

能ある鷹は爪隠す

才能や実力のある者は、軽々しくそれを見せつけるようなことはしないというたとえ。

 

頭隠して尻隠さず

悪事や欠点などの一部を隠して、全部を隠したつもりでいること。

 

ということはだ、

「尻」が、悪事や欠点などだとすると、

「能ある鷹は尻隠す」とは、

才能や実力のあるものは、悪事や欠点などのすべてを隠す。

 

ということか?!

 

仮に、「能ある鷹は、尻隠す」というのは、

才能や実力がある人は、悪事や欠点を見せつけるようなことをせず、かくすことができる、という事だとすると、だんまり、通せる。余計なことは言わない。

大人の対応をする、ってことか?

 

おぉ。

新しい言葉の完成。

 ちょっと、いやらしい感じ。

あんまり、使いたくないね。

やっぱり、能ある鷹は爪隠す、がいい。

 

隠すような爪はないけど・・・。

 

人は、なぜ動物を使う比喩をつかうのだろう。

そうえいば、「頭隠して尻隠さず」、と言われて、私は「ひよこ」を頭に描くのだが、言葉の中には「ひよこ」とは一言も出てきてない。

なにかの辞書に、絵が付いていたのだろうか?

 

さて、一般的には、「頭隠して尻隠さず」と言われて何を頭に描くだろうか?

 人間の子供?

ひよこ?

いずれにしても、幼い生き物のような気がする。。。

 

大人は、「頭隠して尻隠さず」なんてしちゃいけないのだ。

 

大人になるというのは、尻も爪も隠すということかもしれない。。。。

大切なことは話すけど、余計なことは話さない。

人の話をよく聴こう。。。