月の影響: Moon Calendar

Moon Calendar


年が明けてから、カレンダーを買った。以前は多くの会社が年末になると大きなカレンダーを送ってきてくれたものだが、コロナになって以来なのか、大きなカレンダーが送られてくることがなくなった。

もともと、私は部屋にカレンダーをたくさん張っている。自分では意識していなかったのだけれど、遊びに来る友人が、「カレンダーたくさんあるね」というから、きっと普通の家より多いのだろう。まぁ、貰ったものをすてるのもなんだから、張っていたのだけれど・・・。


ところが、2023年は大きなカレンダーはたった一つになってしまった。
やっぱりもの寂しいので買うことにした。多分、無意識にカレンダーが目に入ることで、時間を大切にしたいと思っていたのかもしれない。


楽しみな予定まで、あと何日。
資格試験の予定まで、あと何日。
あと何日で、あれをやり遂げよう。
と、、、常に予定を気にしているのかもしれない。


年が明けて、東急ハンズに行ってみると、まだそこそこカレンダーは残っているけれどそんなに種類はないような気がした。日々の予定を書き込めるような空欄のある大きなものを探そうとしたのだけれど、ふと目に入ったのがお月さんのマークのあるカレンダーだった。
しかも、「price down」のシールが・・・。別に、安売りを待っていたわけではないけれど、ちょっと気になる。


表には、
”Moon Calendar
太陽暦
70% of your body is composed of water.
The ebb and flow of energy resonant with moon gravitation.”

(訳)
体の70%は水で構成されています。
月の引力と共鳴するエネルギーの干満。


月々のページには、毎日、お月さんの大きさがイラストになって書いてある。
予定の書き込みも出来なくはない。
いいかも。たまには、こういうのも。
綺麗な花の写真とか、風景のカレンダーを買おうと思っていたけれど、たまには気分をかえて、お月さんの大きさを毎日目にするカレンダーもいいかも、と買ってみた。


ちなみに、2023年1月の満月は、1月7日。新月は1月22日。

表紙に、それぞれの月の説明がでていた。


満月
最高のエナジーを与えてくれる月。心身の充実度も最高潮に達し、人間関係や恋愛、仕事、制作活動のチャンスです。ただし精神的に落ち込んだりしている時には、月の影響力が悪い方向へ出てしまうので、ハーブバスなどでリラックスすると良いでしょう。


半月
活動意欲や充実感、達成したことに対する満足感が得られます。体内エナジーは比較的高い時期なのですが、マイナスの方向に働くと焦燥感や疎外感などでついわがままになってしまいがち。森や草原など緑の中で気持ちをリフレッシュさせましょう。


新月
満月についで生命エナジーが高まる時。月からの影響力が少ないため、体自身が内側からエネルギーを出します。ストレスなどから解放され、気持ちがプラスに向かっている時は、今までできなかったような新しいことに手をつけるのも良いでしょう。


だそうだ。


別に、スピリチュアルに凝っているわけではないけれど、地球の生き物にとって、月の影響は、やっぱりあると思う。満月だと血が騒ぐ・・・・、とは言わないけれど、やっぱり、満月って好きだ。新月が、新しいことに手をつけるのに良い時期だったとは知らなかった。

まぁ、2023年は、お月さんの大きさを気に留めつつ、自然体であることを大事にやっていこうかな、という気持ちになる。


ちなみに、毎日の日の出/日の入りの時刻も書いてある。おそらく明石の時間だとおもうけど、月の大きさも、日の出の時刻も、あらかじめ宇宙の原理原則として決まっていることかと思うと、、、、そして、その月の引力に様々な影響を受けているとは、なんとも、人間なんて無力だなぁ、、、、と。ま、それもそれ。

それでも、生きているのが人間だ。


しかし、そう考えると、なんでわざわざ太陽暦にかえたんだろう。お月さんの方が、身体のペースにあいそうなもんだけど、、、、。


日本が、西洋にならって太陽暦を取り入れたのは、明治5年(1872)11月9日。

1年を365日とし、それを12月に分け、4年毎に閏年をおくこと、1日を24時間とすること、旧暦の明治5年12月3日を新暦明治6年1月1日とすること、が決められた。そうそう、明治6年は、人によってはそれまでの太陰暦と合わせて、2回お正月をしたらしい。政府が西洋にならって、突然きめた暦の変更。世界の潮流に合わせようというのはわかるけれど、なぜ西洋は太陽暦だったんだろう???


と、、調べてみると、メソポタミア文明や中国では太陰暦(厳密には太陰太陽暦)が行われていたのに対して、エジプト文明では太陽暦が行われていたそうだ。太陽暦は、太陽の周りを1周するのに合わせて、1年とした。エジプトでは紀元前5000年ころから太陽暦をつかっていたらしい。地動説が一般の人々にも認められるようになって、月と地球の関係より、太陽と地球の関係で暦を作った方が、農業の計画をたてるには適当だった、ってことなのかな。


宇宙の動きからすれば、月と地球の関係は、その一部でしかない。そして、人間と月の関係は、またその一部、、、ってことか。


月を意識すると、小さなことが気にならなくなるかも?なんて思う。まぁ、もともと、あまり小さいことを気にするたちではないけれど。

都合の悪いことは、月のせいにする?!?!でも、まぁ、いっか。


2023年は、お月さんと仲良しに暮らしてみようと思う。