寝台列車でブハラからさらに西の町、ヒヴァへ!
夜中の零時過ぎ、寝台列車はブハラを出発。
寝台列車は1部屋に左右上下、4つのベッド。私が予約したベッドは下だった。2週間前に同じ電車に乗ったというMが、2階のベッドに柵がないといっていたので、寝相の悪い私としては、びびっていたのだが、下でよかった。私たち三人と同じ部屋になったのはロシア?からきたおじさん?おにいさん?だった。静かな人だったので、平和に同室で過ごした。
出発直前だったろうか、1人ずつにシーツと枕カバーのセットのようなものが配られた。しっかりベッドメーキングして眠りについた。耳栓と目の上にタオルをおいて寝たら、意外とぐっすり、、、振動は結構激しかったけれど、寝てしまえば気がつかない、、、。わりとよく寝た。
窓から砂が入って、砂まみれになるときいていたのだが、2階に寝ていたYが、上部の窓を途中で一度閉めてくれたらしく、砂まみれにというほどにはならなかった。そして、足元を窓側にして頭を廊下側にして寝るのが正解。顔が砂まみれにはならずにすむ。
外の明るさなのか、6:00前に目が覚めた。明け方になると、出発当時の蒸し暑さはやわらぎ、半袖で寝ていたら上着を着たくなるくらい。
ヒヴァ駅に着く30分くらい前に、ウルゲンチという飛行場のある町の駅に停車。ヒヴァまでは後一駅。降りる準備を始める。ごそごそと濡れタオルで顔をふいて、日焼け対策準備。鉄道のおじさんがシーツ類の回収にまわってきた。廊下側には、窓からふき込んだ砂が、あちこちに、、、。おじさんは丁寧に拭き掃除をしていた。なかなかサバイバルな環境ではあったけど、一生懸命快適さを提供しようとしている姿勢に、感謝。
ヒヴァ駅に着くと、まずはトイレを済ませ、ホテルの迎えタクシーで目的のホテルへ向かう。列車のトイレも使ったのだが、なかなかの、、、洋式トイレ。用をたして、ペダルを踏むと、もちろん、、、地面が見える。。。便座におしりつけず、スクワット状態で、揺れる電車のなかで用を足すのは、、、
よい筋トレと割りきろう、、、。
ウズベキスタンの列車の駅は、どこも美しい。
今回の旅、最後の鉄道駅舎かな。
ヒヴァは、イチャンカラの西門を入ってすぐのオリエンタルスターヒヴァホテルへ二泊。この旅初めての連泊予定。
迎えの運転手さんは、丁寧でジェントルマンだった。同じおじさんが明後日の朝も空港まで送ってくれるらしい。嬉しい。
booking.comで予約した際に、アーリーチェックインできればお願いしたい、とメッセージを送っておいたら、無料でアーリーチェックインにしてくれた。8過ぎには、チェックイン。ありがたい。若いフロントのお姉さんが、特別に無料でアーリーチェックインね、と。
ホテルは、メドレセの宿坊だったところを客室にしていて、中庭もあり、部屋のバルコニーからは町並みを見ることができる。なかなか、素敵。
日が高くなると暑くなるだろうと思って、9時前に観光に出掛けた。城壁の上を歩けるという事だったので、城壁入り口の北門に向かったが、本日は閉鎖中とのこと、、、残念。友人2人はホテルに戻って休憩するというので、私は1人でイチャンカラのなかを散策。
ホントに、おもちゃ箱のような世界というか、RPGの世界に入り込んだみたいというか、、、青空と10世紀頃の建物が美しい。暑さは、ブハラよりはずっと優しい感じ?
各施設には、イチャンカラの共通拝観券を購入。150,000スム。2000円弱なので、なかなかのお値段。世界遺産の維持費用に寄付って気持ちで支払った。チケットは、購入してから24時間有効。私は、ガイドブックにならって、
ジュマモスク; 10世紀ごろのモスク、木の柱が見事。
イスラーム・ホジャ・メドレセ; 6000スムで塔(ミナレット)に登るとイチャンカラが一望できる。でも、この日は閉鎖中。
タシュハウリ宮殿; ヒヴァで最も豪華な装飾。
などを拝観。
暑いけれど、ブハラより涼しく感じる。
木陰のカフェで、カプチーノを飲みつつ、お昼前までゴロゴロ、、、。
日陰の外は気持ちいい。1時間以上のんびりして、ホテルに戻った。バスタブ付きなので、お風呂に入って昼寝。極楽、極楽。
イチャンカラも、日の入りは遅いらしい。19:30でもぜんぜん明るい。
この日は、友人2人はお腹を休めるというので、食欲旺盛な私は、1人ご飯。
ようやく覚えたトマトのサラダ、チュチュク、水餃子のトマトスープみたいなもの、脂を控えめにして夜ご飯。瓶ビールとともに。
連泊なので、心置きなく洗濯三昧!
バルコニーにひっそり干すと、あっという間に乾いた。
あー、不思議な世界に迷い込んだみたいで楽しい。
夜はホテルの中庭で、ボーッと過ごしてからおやすみなさい。。。
翌日は、日帰りツアーでアヤズカラへ!