ロンドンで最初の朝は、友人Kの家で迎えた。
昨日の夜、寝たのがほぼ12時前、ベッドに入ったら即落ちで熟睡。いつものように6:00には目が覚めたけど、しばしベッドの中でうだうだ、、、。
Kは、今日は仕事なので、夕方まで一人でのんびり観光でもするか、、、と。
朝ごはんは、昨日買っておいたと言う、クロワッサンとコーヒー。
なんだ、この巨大なクロワッサンは、、、。
K曰く、パンはフランスの方がずっと美味しいって。確かになぁ、、、。私もそう思う。小麦粉、イーストの香り、食感もフランスの方が美味しいかもね。
昨日、なんだかんだ、羽田でJALカレーの朝ごはん、機内食2回、機内軽食1回、そして、Kの家で、豚の生姜焼きがっつり、、、と、食べ続けていた気がするのだけれど、朝は朝で、ちゃんとお腹はすく。でも、あまりにも大きいクロワッサンだったので、二人で半分こにした。
うん、まぁ、普通に美味しい。
朝、コンタクトを入れようとして、気がついた。。。コンタクトの保存液を持ってくるのを忘れた・・・。昨日は、保存液を入れたコンタクトケースに外したレンズを入れたので、気が付かなかった・・・。幸い、Kもコンタクトの人なので、「これ持っていっていいよ」と、一本恵んでもらった。ありがとう。
こっちでは、Bootsとかでも売っているやつらしいが、平べったい不思議なボトル。使い心地は悪くない。Thanks!
住宅街は、すっかり秋の気配。でも、そんなに寒くはない。ありがたい。
Kの出勤を見送ってから、しばしメールの整理やら、なんやら。気がついたら10:30。腰を上げてお出かけ準備。
ターナーも、ミレーのオフィーリアも見たかったので、テート美術館へ。せっかくなので、テート・モダンと、テート・ブリテンの両方へ、、、。
まず、向かったのは、テートモダン。Tubeで一本で近くの駅まで行けるので、クレジットカードでピッてやって、Tubeで移動。Blackfriars駅で降りて、テムズ川を渡り、てくてく川沿いを歩くこと5分強?大きなテート・モダンの建物に到着。ロンドンは美術館がFreeなのがいい。
建物に入る前に、なんちゃってなゆるい荷物検査があった。カバンの中をチラ見チェック。日本のコンサートの時とかみたい・・・。展示室の入り口にたどり着いたのが12:00前。すると、入り口に無料のガイドツアーが12:00から始まると書いてある。
じっとみていたら、キュレーターとおぼしきおばちゃんが、ジョインするか?と。Free? YES!
14、5人くらいだろうか、一緒にゾロゾロついて回って、説明してもらった。
やっぱり、説明を聞くと面白い!作家がどういう時に描いたとか、なぜこの構図かとか、この作家は何で有名だか知っているか?とか、、、、。そして、来客の多くは、絵ではなく、絵の横の説明をじっくり見ていく、、、のが残念!と、、、。みんな、笑っ・・・!
抽象画は、作家が死んでしまうと、どっちが上だか下だかわからなくなってしまう、、とか。。。
約45分のガイドツアー、満喫した。
ついでに、モダンの建物は、もともとボイラー建屋だったとか。巨大なわけだ。
ガイドの後、一人でざーーっと見て周り、ちょっとお腹が空いたので、カフェでランチ。眺めもいいし、特別感がある。会員専用なんだけど、、、。1ヶ月7.5ポンドで会員になれる。有料展示も、無料で見られるのでお得?会員カードは、家族や友人も使用できるとのことで、Kの知り合いの会員権をかりていたので、会員専用カフェへ。キッシュとサラダ、カフェラテで17.45ポンド。やはり、、、物価が高い。でも、美味しかったし、ゆっくりできたの良いことに。そもそも、今回は、ロンドンのホテル代が浮いたので、こう言うところで使えばいいのだ!
テート・モダンを楽しんだ後は、テート・ブリテンを目指す。ちょっと、離れている。バスで移動しようかとも思ったのだが、ちょうど、30分に一本の船の時間!そうだ、船で行こう!と。歩く距離が一番少なくて済む。
テムズ川の船も、電車と同様にクレジットカードでタップして乗ることができる。ちょっと割高だけど、せっかくだから、ね。
船で、20分くらい。テムズ川の水は綺麗とは言い難いけど、、、。
テート・ブリテンは、なんといってもターナー!こちらも広いので、どこにターナーの作品があるのわからなくて、キョロキョロしていたら、係のおじさんが、なんか探しているのか?と。ターナーを・・・といったら、おじさんが、黙って指差した、、、その先に、デカデカとJMW TURNERと書いてあった。
ターナーの作品コーナーがあって、数は数えなかったけれど、何部屋にもわたって、時代別に飾ってあって、圧巻。いやぁ、、、あの、光の時代の前にも、こう言うのがあったのか、、とか、、。時間があったら、ズーーっと見ていられそうだった。
そして、ミレーのオフィーリアも。夏目漱石の『草枕』で、主人公が描いたオフィーリア。夏目漱石自身が、この作品に心を奪われたのだとか。。
美しかった。。。。初めて、本物を見た。これは、、、ターナーよりも見甲斐があったかも。たった一枚だけれど。
美術館の中は、どこも混んでいないので、好きな作品の前でゆ〜〜〜〜〜っくり堪能することができる。贅沢だぁ、、、。
16:00前、小雨が降り出してきたので一旦帰宅。Kの帰りを待つことにした。
Kが帰宅してから、近所の店に晩御飯を食べに歩いていた。コロナ後、昔ながらの店もずいぶんかわってしまったらしい。特にあてもなく歩いて、タイ料理にしよう、と決めたとたんにベトナム料理屋が目に入り、その店へ。
豚とレモングラスのミートボール、海鮮春巻、ベトナムカレー(マイルド・チキン)をシェアして食べた。
ついでにサイゴンビール。
回りは、フォーを食べてさくっと帰る客でなん回転もしていたけど、私たちはのんびり食事。
ふたりで49ポンド。1人5000円のベトナム料理。やっぱり、日本は外国人から半額の国と思われるわけだ、、、
1日、とょっと雲って、パラパラ雨降って、ロンドンらしい天気の1日を満喫。
また、夜中過ぎまでおしゃべりしてしまった。西側に飛んだときの時差は、比較的楽で、私の体は、すでにロンドン時間に馴染んでいる。
けど、明日に備えて、おやすみなさい。ま、特に予定も決めてないけど。。。
明日は、明日の風が吹く。