責任者はだれだか、決めておこう・・・

失敗の共有。

誰かがちゃんとやってくれるだろう、、、は、危険。

誰かと一緒に何かを計画をするときは、責任者を決めておきましょう・・・。

 

高齢の母を連れて姉と3人で温泉に行った。行こうと言い出したのは姉。私ももちろん賛成。最近では、私が1番旅慣れているので、私がホテルの予約をすることにした。
近場がいいよね、ということでとりあえず場所は伊豆箱根に決定。
私が個人的に海の見える露天風呂に入りたいなあと思ったので、熱海の海岸沿いのホテルを姉に提案してみた。
一人当たり一泊2万円くらいで、海が見える絶景露天風呂があるというホテルを提案してみた。姉は、一泊15000円ぐらいでいいんじゃない、と言うけれども、めったに3人で温泉なんて行かないし、せっかく行くんだからそのぐらいちょっと贅沢していいんじゃない?と。

そもそも、今回は自宅介護中の父がしばし施設にいくので、その間の母の骨休め。

父の10日間の施設料金を考えれば、3人でこの値段なら、やっすいもんじゃ!!


ということで結局一人2万円ぐらいのホテルを予約することにした。ネットで検索するとホテル運営のサイトから予約すると色々な特典が付いてくるということで、 お得な金額で予約できた。

私、姉、母と、それぞれ五月雨に同じ東海道線にのり、車内で待ち合わせることにした。


3/2、水曜日の午前、私が最初に乗車。
熱海行は、10両編成で混んでいたので、、グリーン車(1000円)にのった。姉、母も乗り込み、無事にグリーン車で悠々と熱海へ。

水曜のお昼、熱海駅。とりあえず、何の計画もせずに熱海まで来たので、まずはランチ。駅ビルで普通にランチをたべた。しばらく来ないあいだに、熱海駅には綺麗な駅ビルができていた。ランチ後、特に何をすると決めていなかったのだけれど、思いのほかお天気も良かったので、来宮にある熱海梅園まで行くことに。翌日の木曜は、MOAにいって、開館40周年記念名品展で、尾形光琳紅白梅図屏風をみよう!と。即席だけど、旅の計画、ばっちり!

 

ちょうど3/6まで梅まつり中。バスが増便されているという事だったので、バスで梅園まで。10分程度。15分毎くらいに、バスは発車していた。

姉が、「熱海の宿泊客は、割引になるらしいよ」というので、入り口で、「クーポンなどお持ちの方」という窓口に行って、ホテルの予約受付メールを見せると、「何人ですか?」ときかれ、「3人です」というと、ピンクの紙っ切れに、「3」と書いた紙をくれて、「これをあちらの窓口で渡してください」と。
なんとも、アナログで、いい加減、、、、だが、ありがたくそのピンクの紙で、300→100円/人の割引料金で入場

 

「昔家族でよくきたよねぇ」という母。私と姉は「記憶にない・・・」たしかに、伊豆箱根は毎年のように家族で旅行していたけれど、この梅園は記憶になかった。あるいは、何十年もかけて、変わってしまったのかもしれないけれど。父が定年退職してからは、両親二人でよく旅行していたので、その時の記憶と母の中ではごちゃまぜになっているかもしれない。なんせ、究極の方向オンチの母なので。


梅園の中に、「梅園入場券を提示すると、MOA美術館が1600→1300円の割引に」という看板をみつけ、やったぁ!。梅園も、MOAもお得に入れるじゃない、と上機嫌。
ちょうどよい咲き具合の梅園を堪能し、途中、草団子もたべて旅気分。

梅、なかなか綺麗だった。

やっぱり、花はいい。

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熱海梅園

でも、けっこうな大音量でキンキンとした琴の音楽はいらなかったな。。。静かに何もかけなければいいのに、、、と思った。


ま、結構満足して、ホテルへ向かった。

 

12階、海が目の前に広がる部屋。ツインルームのトリプル使用だけれど、エキストラベットも割とちゃんとしていて、悠々とくつろげる。
熱海ビーチの散歩。お宮の松は歩いてすぐ。お宮の松には、お宮を足で蹴飛ばす貫一の像に、「暴力を助長するものではありません」という文字。笑った。こんなの、どう見てもDVだよね。。。

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お宮の松@熱海



で、なぜ、お宮は貫一にけとばされてるんだ???
金色夜叉』(尾崎紅葉)のストーリーは、母も姉も私も、おぼろげ。貫一が金持ちの女にはしったんじゃないか?とか、お宮が玉の輿にはしったんだろう、、とか。。。
どうも、どちらも間違っているらしい。。。お宮が両親の言いつけに従って、よそへお嫁に行ってしまうので、貫一が嘆いた、、、ということのよう、、だけど、なんで貫一はお宮を蹴飛ばしてるの?!?

近いうちに、読んで真相を解明しておこうと思う。

 

ホテルで、温泉、フレンチフルコースを堪能し、満足。翌日の木曜は、MOAだ!

朝も、ゆっくりチェックアウトで、12:00までOKだった。朝食を8:30に食べたので、もどってから部屋でゆっくりしていたけれど、11:00頃に、そろそろ出かけようか、という事に。

私が、先にフロントへ降りて会計を済ませた。
ワイン代含めて、3人で60,980円。なんて、お得だったのでしょう。満足。

もう一度来たいかと言われると、やっぱり温泉は浴衣で夜ごはんのほうがくつろげるので、部屋着NG&スリッパNGのフレンチディナーのホテルは、1回でいいかな。。。

温泉は良かったので、相対的には星4つくらい。

 

そして、フロントロビーに「MOA入場券、フロントで1600→1300円で販売中」のポスターを発見。降りてきた姉に、「みてみて、ホテルで入場券買えるって、買っていく?」と聞くと。
「あ、、、」といって、口を開けたまま固まる姉。
そこには、「木曜日定休」と太字で書かれていた・・・・・。
「今日、木曜日だよね・・・」
「うん、そうだね・・・・・」

 

無念・・・。

MOAを断念し、ホテルの近くに熱海山口美術館というのがあるらしいことが分かったので、歩いて10分くらいのところまで行ってみた。熱海山口美術館は、入り口に岡本太郎のカッパの造形物があり、いかにも怪しげ、、、、。入る勇気は無かった。。。。なんだか、どこかの宗教団体のような雰囲気で、人が入っている様子もないし、、、、。勇気をもって、、、入るのをやめた。
初島とか、箱根ポーラ美術館とか、他に行くところも考えたのだが、なんだか、ドットつかれてしまったので、とりあえず、熱海駅に向かおう、、、と。
結局、熱海の駅までのすごい上り坂を散歩がてら歩き、「まだおしゃべり足りない。帰りたくない」という母を説き伏せ?!とりあえず、帰途に就くことにした。

帰りも、グリーン車でゆったり。大船駅で降りる母に付き合って、姉と私も下車。3人で大船駅のルミネで遅めのランチをして解散した。

 

で、今回の旅のスポンサーってだれ?
姉と母「え、Megじゃないの?」
私「え、娘孝行に親がだすんじゃないの?」
と、毎度毎度の会話が交わされ、ここまですべてを支払ってきた私は母から少しだけ現金を貰った。

 

さて、教訓。
今回の旅は、私も姉も、プラン詳細を自分の責任で練らなかった。
姉は、私がちゃんと調べるだろうと思い、私は、姉がちゃんと調べるだろうと思った。

ま、毎度毎度の、どこか抜けている我が家の旅だったのでした。

ま、その分、思いがけず早く帰宅し、他の用事もすませることが出来たので、良いことにしよう。

それにしても、すっかり、梅園&紅白梅図屏風でひなまつりを梅で盛り上げようと思ったのに、、、、。
3/3、帰宅してから、あわてて出すのを忘れていたお雛さんを飾ってみた。 

 

2022年のひな祭りは、そんな風にして過ぎていったのでした。

 

追加情報:

熱海梅園 (本日まで)

2022年 第78回熱海梅園梅まつり

●ホテルミクラス

熱海温泉 ホテル ミクラス《公式》|絶景 露天風呂付のリゾートホテル

 

ホテルミクラスは、8割がた女性客。若い女子グループ、大人女子一人旅、時々カップル、ファミリー、、、、って感じ。食事、お風呂は満足。部屋の天井が低いので(アパホテルとかビジネスホテル並み)、高級感はあまりない。食事がフレンチなのでお風呂上がりのまったり食事というわけにはいかないので、温泉&おしゃれ、を楽しみたい人向け。食事前に温泉に入って、またきっちり洋服をきるのは、ちょっと面倒だった。