昨日の朝、布団のなかで、思いついてしまった。今日と明日は、何も予定が決まっていない。来週までにやらなきゃいけないことは、たまっているけど、２日くらい遊んでもいいのでは？？ これは、どこか遠くへ遊びに行くチャンスではないのか？！
と、20代のころから気になっていて、歴史の勉強中にも気になっていて、、、現存12天守閣の中でも、国宝天守閣で、唯一私がまだ行ったことのない城。犬山城！気になる！犬山城が、私を呼んでいる！と、いう気になった。
先日、友人とランチをしていたときに、友人が今度熊本に行くという話をしていて、熊本城は地震のあとから完全復旧してるのかね？という話題になり、どうやら、復活！しているらしい、と。お城いいねぇ、といいながら、私は、犬山城行きたいんだよね、とはなしていた。
といいつつ、犬山城、どこだっけ？？、と。
岐阜？！
いやいや、名古屋から木曽川を渡らない、愛知県だ、と友人に教えてもらった。
そして、朝、布団のなかで、名古屋なら日帰りで行けるんじゃない？と、思いついた。
新幹線で名古屋へ、名古屋から私鉄乗り換えで四日市ならば、サラリーマン時代に数えきれないほど日帰り出張もしている。それに比べれば、犬山城なら、、、。
経路検索で調べてみたら、名古屋から名鉄で30分くらいで犬山駅。よし、行くべし！！
ってことで、いきなり犬山城。一応、ホテルを検索したら、当日限定で、割引価格の部屋があったのでツインのシングルユース素泊まり8400円を予約。新幹線はEXカードで予約。指定席、片道10,310円。うん、これは正しいお金の使い方だ！
バタバタと荷造りして、朝御飯を食べてから、品川駅へ。そして、品川駅8:28発ののぞみで名古屋まで。意外と混んでいた。たまには富士山でも見ながら行くか、と思って窓際の席を予約。品川に到着した電車に乗り込むと、私の席の通路側にはおじさんが。ま、１人で悠々というわけにはいなかいか、残念、何て思いながら乗っていたら、新横浜で、「すみません、そこ私の予約です」と言われてしまった。え？！
いつもなら、座席表から自分で席を選ぶのに、朝、いそいでいたらから窓側で適当に取って、勝手に富士山側と思い込んでいたら、イカンイカン、海側だった。。
「すみませーん、あっちでした、、、」と、すごすごと、おなじ列の反対側の窓側に移動した。。。
久しぶりの新幹線、ま、そういうこともあるさね。
名古屋まで、約1時間半。午前中の東海道新幹線の下りは、海側の席は太陽燦々、、、窓からの景色を楽しむより日差し避けのスクリーンを下げてしまった。のんびり見ようと思っていた富士山も見えないので、読みかけだった新書本が一冊、読み終わった。。。まぁ、それはそれで時間の有効活用。
名古屋からは、名鉄乗り換え。犬山駅までの往復と犬山城入場券、城下町での割引クーポンがついて、1380円という、お得チケットがあるとのこと。410円お得！って、チラシには書いてあった。電車は、当日と翌日、二日間有効。へへへ、お得！と思って購入したけど、なんと、支払いは現金のみだった。旅にでるのも思いつきだったので、お財布の中の現金は、一万円くらい。ま、他をカードで払えばいいよね、と、チケットゲット。
ホームに入ってきたのは、ローカルな電車で、普通の生活列車。駅員さんに、「これは犬山駅に行きますか？」って聞いたら、え？当たり前でしょ、って顔で「はい、行きますよ」って。ほれほれ、乗りなされ！って感じに促されて、電車に乗る。観光客らしき人はいない。どうやら、夏休み期間でも犬山城は人で凄い、と言うことは無さそう。
時々、停まらない駅があるから各駅停車ではない電車らしい。車内放送によれば、どうやらこの電車が犬山駅につくのは10:46とのこと。住宅街のような町を走る電車は、窓からの景色が絶景！ということもなく、、、しばし、読書タイム。本を複数持ってきて良かった。。。
犬山駅につくと、なんとまぁ、かわいらしい駅。名鉄の駅としては大きいみたいだけど。。
改札をでるとすぐに外って感じ。コンコースに、「ここから犬山城が見えます」の文字。覗いてみたら、たしかに、見えた！山の上のお城！
おぉ！かっこいい。
だがしかし、お城への視界の中に電線がいっぱい、、、。なんの。これから近づくのだからいいのだ。
駅前ホテルを予約したので、一旦ホテルによって、バックパックのなかの観光にはいらない荷物をホテルに預けた。ボロのエコバッグにつっこんで、本とか着替えとか。。。フロントのおばちゃんに、ここから犬山城までは、、、と聞いたら、地図をくれて色々教えてくれた。身軽になって、いざ出陣！
天気は晴れ！暑い、、、。日傘とサングラス必須。
ホテルから10分もしないで城下町通りに。城下町は、両脇にお店が立ち並び、かなり観光地らしい感じ。若い観光客が多い。わんさわんさ、ということもなく、閑散ということもなく、程よく旅気分が、盛り上がる。
そして、犬山城のふもとに到着。山の上の城なので、山登りを覚悟していたのだけど、実はゆるゆると城下町にくるまでにも登っていたようで、ふもとの針綱神社から犬山城の入り口はあっという間だった。
入り口で、名鉄名古屋駅で購入したセットの「犬山城入場引換券」をだすと、入場券に変えてくれた。
入り口を入ると、おぉ！犬山城！
日本最古の天守閣。
とうとう、やって来ました！
コンパクトながら、堂々たるたたずまい。天守閣の創建時代は諸説あるらしいが、天正13年(1585年)から18年頃に作られたらしい。築城は、織田信長の叔父である織田信康。城主は色々変わっている。秀吉が、犬山城を戦いの拠点にしたこともあった。
そんな、犬山城。秀吉も立ち入った犬山城に入ってきた！天守閣には、靴を脱いで入る。一階の入り口でビニール袋を渡されて、「靴は持って登ってください」と。中は、凄い急な階段。手摺をつかまらないと、怖くて登れない。松本城より急な気がする。階段というより、梯子に近いか？でも、小さい子供も登っていたから、、、ま、急な階段。一番上の四階まで上がると、ぐるっと廻縁がめぐってる。もちろん木製で、ちょっと外側に低く傾いてるし、木の柵も低いし、高所恐怖症なら歩けないかも、、、。しかし、木曽川からの風が気持ちいい！！絶景かな！！！
ぐるりと、時計回りに一周。係のおじさんが交通整理をしていて、のんびり座り込んだりする場所はなかった。けど、景色を堪能！
いやー、城って、気持ちいい！！！
久しぶりの天守閣。天気もよくて、景色もいい。城の内部は、少し博物館風に展示物があった。でも、基本は城そのものが、凄い。床や天井、梁も立派！
犬山城は、別名「白帝城」とも呼ばれるらしく、荻生徂徠の詩からとったらしい。
なるほどねぇ。
鬼瓦の展示物や、石垣もなかなか見ごたえあった。
城のすぐ横には、樹齢650年と言う大きな杉の老木が。すでに枯れてしまっているらしいが、大事にされていた。城の守り神ってことかな。
城をゆっくり堪能してから、木曽川沿いの遊歩道を歩いて見た。人気があまりなく、のんびり。犬山橋から振り返ると、犬山城が山の上に。おー、戦場がよくみえたんだろうなぁ。。
犬山遊園駅まで木曽川遊歩道を歩き、住宅街をとおって、犬山城方面歩いてへ戻ることに。
途中、国宝茶室があるという日本庭園によってみた。これも、電車とセットで割引クーポンがついていたので、1200円が、840円に。600円でお抹茶もつくと言うので、お抹茶もいただくことに。有楽苑は、如庵という国宝茶室がある日本庭園。如庵は、織田信長の弟、織田有楽斎が大茶匠で、1618年頃に建てた茶室とのこと。さすがに、そこは見学するだけで、お茶をいただくのは他の場所。庭は竹や草木がいっぱいで、足元には苔。犬山城が見えるスポットも。なかなか贅沢空間。
茶屋で、お抹茶をいただいた。葛饅頭と。気が付けは、もう13:30。お腹がすいていたし、とても美味しくいただいた。係の方が、掛け軸やお花の説明もしてくださり、他にお客さんもいなかったので、しばし歓談してしまった。萩の花がとてもかわいくて、このお花のない季節にも、庭の花をさりげなく飾る美しさ。やっぱり茶室って素敵。お姉さんに、お庭のどこ咲いているのかを聞いて、花を確認。可憐というのは、こういう花のためにある言葉ではないのか。。。
白く可憐な花が、美しかった。
有楽苑をあとにして、本格的にお腹がすいてきた。よし、ランチだ！と思ったけど、いまいち、食事処がない、、、。しょうがない？！暑さしのぎにお店をぶらぶら。
ホテルのチェックインは15:00。まだ、ホテルに戻るにはちょっと早い。城下町で割引クーポン100円引きでクラフトビールいただき、時間潰し。。
そうこうしていると、雨がポツポツ。天気予報では雷雨のマークだったのだ。えーい、ホテルにもどっちゃえ！
15:00にホテルにもどり、まずは大浴場で汗を流してスッキリ！
と、その頃には雷と土砂降りの雨。あたらなくて良かった！！
部屋でゆっくり。
さて、ランチ抜きになってしまったので、夜ご飯は早めにしっかり食べるぞ！と。
続きは、また、明日。。。
