国内旅行 稚内・礼文島 4日目最終日

稚内礼文の旅もとうとう最終日。

 

前日、14:40 香深港(礼文)発のフェリーで16:30過ぎに稚内に戻って、ホテルにチェックインした後にノシャップ岬に夕日を見に行こうかと思っていたけれど、海からの日の出を礼文島でみたし、月夜も拝んだから、ホテルそのままのんびり過ごした。礼文島でのトレッキングの筋肉痛もまだ続いていたし。ノシャップ岬には、水族館やプラネタリウムもあるらしいので、最終日の飛行機までの時間に観光に行こう、ということにした。稚内で泊ったホテルは「天然温泉 天北の湯 ドーミーイン稚内」。ツイン34,200円と、ビジネスホテルとは思えない高さ。でも、10階にある温泉がなかなか良かった。

しかし、ここでも実は失敗が、、、。チェックインしようとしたら、なんと喫煙ルームを予約していた・・・。禁煙にかえてもらえないかと交渉したけれど、「本日は満室で」とのこと。え?こんな時期に満室?にーちゃん、めんどくさいから、嘘ついてないか??と思ったけど、本当だったみたい。なんと、当日は稚内ラソンが開催されていたらしく、たしかに、ランナーっぽい人がたくさんいた。。。お風呂場にテーピングの残骸がたくさん捨てられていたのは、そういうことだったようだ。

 

そして、寝る前の天気予報では、翌日は曇りだったので、11:00のチェックアウトまでホテルでゴロゴロゆっくりしてから出かけよう、と言っていたのだけれど、朝、6:00に目覚めると、なんと快晴!礼文島では、トレッキングアドベンチャーやら、食事やら美しい景色諸々が刺激的すぎて、やや浅い眠りだったのけれど、稚内のホテルでは友人Kも私も泥のように眠ったようで、6:00にはすっきりと目覚めてしまった。

 

「晴れているなら、ノシャップ岬ではなく日本最北端 宗谷岬に行く??」ってことで、急遽、宗谷岬への観光に予定を切り替えた。朝も10階のお風呂に行って、リフレッシュ。宗谷岬は、ハイキングするというより、バス旅を楽しむ感じ。9:39発にのって、約50分海外線を走るバスに乗ることにした。稚内駅前のバス乗り場までは、歩いて5分だけれど、お風呂も入って元気なので、ホテルでゴロゴロしているのももったいない。

ということで、8:00過ぎにホテルをチェックアウトして、スーツケースだけ預けていざ出発。バス案内所にいって、宗谷岬までいくバスを窓口で確認すると、往復だと1割引きになるというので、窓口でチケットを購入し、帰りのバスの時間も確認。

9:39 稚内駅前発 → 10:30 宗谷岬

11:14 宗谷岬発 → 12:05 稚内駅前着

で往復することにした。

 

稚内駅は、今の終点の位置より先に、かつては線路が港までつながっていたらしい。そして、樺太(サハリン)との航路がにぎわっていたころの名残で、フェリーを待つ人たちを高波や強風から守るためにつくられた「稚内港北防波堤ドーム」なるものが残っている。1936年(昭和11年)につくられたもの。いわゆるインスタ映えスポットらしく、カメラを構える人のすがたがチラホラとみられた。


稚内駅には、「最北の駅」との看板も。終着駅である感じが寂しげでもあり、現在の綺麗な駅舎をみると、観光で頑張ろうとしているんだという感じもする。頑張れ、稚内!!応援するよ!


稚内駅前の道路案内標識には、ロシア語の文字もあり、最近までロシアとの交易で栄えていたのだということを実感する。


ただ、すでに営業していなさそうな飲食店などの姿も目に入り、ちょっと、寂しい感じもある。

 

駅舎のつづきでもある「キタカラ」と呼ばれる開発ビルに戻って、バスの時間をまつ。お土産屋さんやカフェもあり、私は北海道牛乳を飲んだ。うん、味が濃くて美味しい。

 

50分のバス旅、座れないと辛いね、ということでちょっと早めにバス停に並んでみたけれど、他には数名しかいなかった。結局、観光客と思われる数人を乗せてバスは出発。海外線を走るバスは、路線バスだけれどなかなか楽しい。山側には風力発電の風車が見えたり、海側は延々とつづく水平線。あぁ、北海道だ。途中、浅瀬が続く海岸線があり、波の影響を受けていない海面は、まるでウユニ湖のように天然の鏡になって空を映していた。美しい。

乗車したときには、「宗谷岬」は終点ではないのでご注意ください、との車内放送があり、バス停「宗谷岬」についたときには、「観光のお客様はこちらでお降りください」と車内放送。親切だね。

 

宗谷岬に到着!到着する数分前から曇り空になり、濃霧のような感じ。宗谷岬についたときには、ちょっと曇りだったけれど、「最北」についた!という感動は十分。かぜが冷たく、あぁ、宗谷岬だ!と実感。気温は22℃。

鹿がお出迎えしてくれた。

稚内市内でも、え?!ここに鹿?!という感じでバスの中から見かけたけれど、鹿がいるのが普通な風景?のようだ。トイレ、お土産屋さん、いたるところに「最北端のトイレ」「最北端のお土産屋」の文字、、、、。笑える。でも、事実ではある。

 

宗谷岬公園には、戦没者の慰霊塔なども並ぶ。しばし、散策。せっかくなので、最北端でトイレもいっておいた。

やっぱり、来てみてよかった宗谷岬。東京や沖縄までの距離が示された標識もあり、地球は繋がっている、、、を実感。

 

予定通り、11:14のバスで稚内駅に戻った。

 

バスの中でランチができそうな場所を検索して、スープカレー屋さんが美味しそう!ということで、お腹はすっかりスープカレーモードになっていたのだが、行ってみるとなんと定休日、、、、。残念。友人Kが即座に「だったらラーメン」を検索し、「青い鳥」というラーメン屋さんへ。行ってみると、かなりの有名店らしく、有名人のサイン色紙などが貼ってあった。私たちが店に入ったときは他1組の客だったのが、あっという間に満席。入れてよかった!

Kは塩わかめラーメン、私は醤油チャーシューラーメンを注文。うん、北海道ラーメンだ。美味しかった!

そして、とうとう、帰途へ。

13:35発の空港行バスに乗り、稚内空港へ。稚内空港は、ほんとに小さい空港で、ANAのお土産屋さんはあるけれど、ほんとに、、、、なんにもない。。。。お土産は、もうかっていたし、そのまま荷物検査をして搭乗待合室へ。あっという間の旅だった。。。

 

帰りの飛行機も満席。よく見れば、周りはマラソンに参加してきたんだろうという風貌の人がたくさん。そうか、飛行機もホテルも、満員だったのはこのランナーたちがいたからなんだ、、、と、納得。

 

礼文島稚内の旅、満喫した。

トレッキング、お花、海、アザラシ、海岸線の絶景、ウニ丼、温泉、宗谷岬。今回は、飛行機とフェリーとバスのみを交通手段として使った。それでも、十分楽しめる。

 

ホント、次は6月に、世界で礼文島にしか咲かない高山植物「レブンアツモリソウ」が咲くときに来てみたいな、って思った。

大満足の4日間でした。

 

やっぱり、旅はいい。。

礼文島での10時間のトレッキングは体力消耗したし、筋肉痛にもなったけど、心のエネルギーが充填された感じ。稚内も、礼文島利尻島も、観光協会が出している案内パンフレットがよくできている。観光でも頑張ってほしいなって思う。外国人観光客も、多少は見かけたけれど、日本人も含めて混雑しているという感じはほとんどしない。まぁ、ちょうど夏休みシーズンが終わったところだったからかな。

 

自然があって、温泉があって、日本はまだまだ素敵なところがたくさんある。

やっぱり、旅をしよう。

そして、美味しいものを食べよう。

それは正しいお金の使い方!