福岡への旅 1日目: 国宝「金印」@福岡市博物館

福岡への旅 1日目

 

2022年に一度計画し、コロナ感染拡大のために断念した福岡への旅を、この3月、一年ぶりに決行。きっかけは、福岡県にある「株式会社 小林酒造本店」での日本酒造り「しぼり」のタイミングを見せていただく、という話だった。私の人生の大先輩・Tさんが、小林酒造社長と長年の友人、ということで、その恩恵にあずかっての訪問。
2023年は、福岡で2月にドカ雪があったりもして、結果的には今年の新酒がほぼしぼり終わったタイミングになってしまったのだけれど、訪問することが叶った。東京から5人の御一行様でいってきた。

 

訪問することを決めたのが2月中旬だったので、飛行機はもう早割りが販売されておらず、羽田~福岡の往復だけで7万円を超える、、、、。宿泊は、小林酒造の社長に紹介いただいた福岡の奥座敷二日市温泉の宿だったので、飛行機+宿泊パックも使えない。
まぁ、1年我慢したんだから、、とおもっていたところへ、同行する友人のひとりが会社を休んででも2泊3日はしたい、というので、1泊は福岡市内に宿泊する案が浮上。であれば、、ということで、JAL国内ツアーのパックで、飛行機往復+ホテル1泊を予約。これが、飛行機だけをとるより安くなるのが不思議。

 

日程を決めて、ホテルを選んでいる間に、JALのHP上では「全国旅行支援」は売り切れになってしまい、つかえず。。。諦めて、飛行機往復+中洲川端のホテル一泊を、56,300円で4人分、予約。一人は、どうしても休めないということで、2泊目から合流することに。泊まったのは、「デュークスホテル中洲」。安めのパックで選んだホテルだったけれど、夜の宴会場にも近いし、ホテルの中もわりときれいで披露目の部屋。なかなか、よいホテルだった。朝ごはんもちゃんとしていた。結構、お薦めかも。

https://www.dukes-hotel.com/nakasu/index.php

 

私がみんなのツアコン役となって、全ての予約を手配。参加するメンバーには、飛行機チケットを事前にメールで送付して、登場ゲート前で待ち合わせとした。私は少し早めに空港について、ラウンジでコーヒーを飲んでいたら、飛行機出発30分前になって友人のひとり・Mから、「チケットってどうするの?」とLINEが。
えぇぇぇ!!! 
そこから、慌ててチケットを再送したりして、無事にMもチェックインできたとLINEメッセージ。
まさか、他のメンバーもチェックイン前のカウンターで待っていないよね、、と心配になってゲート前に行くと、友人Iさんは、既にベンチに座っていて、無事に合流。
さて、もう一人の友人Tさんの姿がない。まだ、搭乗開始には10分あるし、、、とおもったけれど、一応心配なので、電話をしてみると「ゲート前の寿司やカウンターでちょっと一杯やってます」と。えぇぇぇ!!さすが、朝の11:00前にちょっと一杯やっているのが、小林社長と長年の友人であるTさんなのだけれど。。。

電話をしながら、キョロキョロと見回すと、まさに、目の前の立ち食い寿司のカウンターにTさんの姿が。しっかり、つまみと、ビールを楽しんでいらっしゃった。。。

そして、無事に、全員搭乗開始と同時に集合。11:05羽田発の飛行機で、一路福岡へ。

 

飛行機はほぼ定刻通り、13:05に福岡空港へ到着。お昼ご飯を食べていなかったので、そのまま空港でお昼ご飯に。
生ビールのおつまみセットに、ゴマさば、馬刺し、アジフライ、、、とでお昼ご飯。Iさんは、「お酒は夜まで我慢する」といって、定食を食べていた。

そして、昼からいい気分になってホテルへタクシーで移動。大型タクシーに乗ったのでちょっと高かったけれど、2700円で空港から中洲までいける。やはり、福岡空港は便利だ。普通サイズのタクシーなら2000円程度のはず。4人で割れば一人500円だ。


キャリーケースをホテルに預けてから観光しようと思っていたのだけれど、ゆっくりランチをしていたおかげで、ホテルについたらもう15:00。チェックインできてしまった・・・。

飛行機の中でも仕事をしていたTさんが、ちょっと一本電話するから、ということで、ちょっとだけホテルで休憩してから、観光へ。

 

ホテルから「金印」をもとめて、福岡市博物館までタクシーにて移動。一応、Tさんは御年70歳超えだし、腰を痛めてらっしゃるのであまりたくさん歩かせるわけにはいかない。移動は、タクシーを使った。

 

福岡市博物館は、意外と大きく立派な建物だった。



そして、入場料は何と大人200円と破格に安い。一体どのぐらいのものが見れるのかと思ったけれど、なかなか充実している展示物。

 

入場して最初に登場するのは、国宝「金印」「漢委奴國王」という金印は、江戸時代に農民のじんべいさんがみつけたって、勉強した。

megureca.hatenablog.com


福岡市博物館のHPによれば、

”金印は江戸時代、博多湾に浮かぶ志賀島(しかのしま)で農作業中に偶然発見されました。その後、筑前藩主である黒田家に代々伝わり、1978年に福岡市に寄贈されました。
 金印に刻まれた「漢委奴国王」の五つ文字からは、漢の皇帝が委奴国王に与えた印であることが分かります。そして中国の歴史書後漢書』には、建武中元二(57)年に、光武帝倭奴国王に「印綬」を与えたことが書かれており、この「印」が志賀島で見つかった金印と考えられるのです。”
と。

まぁ、大きなガラスケースの中に、鎮座してました。
感想。
「ちっこ~~~~い!!!」
である。

教科書にも大きさは書かれているけれど、、、知ってはいたけれど、、、ほんとに小さい。
土を掘っていて偶然見つけたっていうけど、本当に、小さい。2.5cmもないくらいなのだ。そして、取っ手には蛇が。

博物館には、様々な角度からの拡大写真があって、興味深い。蛇のアップ写真は、「 つぶらな瞳のへび」と、、、。

 

展示物は他にも色々あって、福岡の歴史を知ることができる。ちなみに現在の福岡市に関しては、節水の概念が行き届いていて、水のこだわりがある街ということだった。何でも、 昭和53年にあった大渇水の経験から、水を大切にする文化が根付き、今では 市民の間で節水マインドが浸透しているのだそうだ。かつ、福岡市の水道水は美味しいよ、って。たしかに、ホテルでは水道水を普通にのんだけど、別に、普通に飲めた。


福岡市について勉強したあとは、初日の宴会場へ。小林酒造のお酒卸先であり、博多・中洲で人気の和食居酒屋「博多石焼 大阪屋」の座敷を18:00に予約しておいた。小林社長も合流。加えて、友人Mが、福岡にいる友人と会う時間があれば、というので、その宴会場に参加してもらうことに。
結局、6人での宴会。小林社長が、自社の吟醸酒「萬代」をご馳走してくださり、呼子の烏賊、カワハギ、ゴマさば、などなど、九州の海の幸と日本酒を堪能。美味しかった。このお店は、お刺身にしたお魚は、お魚全体を食べられるように、ゲソや骨を更にお料理してくれる。塩焼き、から揚げ。大きなさばは、骨の唐揚げも美味しかった。最後は、明太子おにぎりでしめた。

 

 

翌日、私たちは電車で移動して太宰府天満宮を観光してから二日市温泉へ移動するつもりでいたのだが、なんと、小林社長が車でホテルまで迎えに来て下さる、、というので、翌日は9:30にピックアップしていただく約束をして、社長と別れた。結構、いい感じに酔っていらしたが、果たして明日の運転は大丈夫なのか?!?!Tさんより、二つ年上とおっしゃっていたから、75、6??お元気だ。

 

社長と別れた後、更にもう一軒、「カチューシャ」という名前のBarでちょっとだけお酒をいただき、中洲の夜を堪能してホテルへ帰った。それにしても、Tさんは、美味しいお店を探すのの天才だ。全国のうまい店を紹介する本を作っていた方なので、安心してついていける。

 

お天気に恵まれ、お魚、お酒、金印、と充実の一日目が終わった。

あぁ、来てよかった。 

 

福岡、安くて、旨い!!

いい街だ!!

ほろ酔い、といより、だいぶ酔っ払いで眠りについた。

おやすみなさい・・・・。

 

明日は、太宰府天満宮の予定。