屋久島、鹿児島への旅も最終日。
賑やかな天文館のそばのホテルは、なんだか、夜通し賑やかな音が聞こえてくるような感じだった。
同行のIさんと、それぞれシングルルームをとったので、朝御飯は各自すませてから、9:15にチェックアウトし、市内観光にでかけることに。
私は、ホテルから歩いて50歩くらいのローソンで、サンドイッチとゆで卵で朝御飯。ホテルのアメニティと一緒に、ドリップコーヒーの個包装パックも置いてあったので、それで、朝のコーヒーを自分で入れる。前日に屋久島のコーヒー屋さん「シーサーシーサー」で教えてもらった淹れ方を真似して入れてみた。ホテルブランドの普通のコーヒーだと思うけれど、心なしか美味しく感じる!
チェックアウトして、大きな荷物だけホテルに預けて、いざ観光!取り立てて、ここにいく!!というのは決めていなかったけれど、せっかくなので、市内観光の名所、仙厳園(せんがんえん)へ行くことに。島津家の別邸で、桜島の目の前、鹿児島市のやや北の錦江湾沿いにある。天文館にある大きな観光案内所に行くと、観光客用の周回バスを案内された。周回バスは一方向に巡回しているので、城山もいくなら、先に城山に行くことを勧められた。せっかくなので、紹介されたバスの1日乗車券600円で、城山経由、仙厳園へいくことに。
城山は、言わずと知れた西南戦争激戦地、西郷隆盛が自決したところ。バスの車内は、観光のアナウンスが日本語と英語で流れる。加えて、運転手さんも、「右手に西郷隆盛の銅像が見えます」とか、「写真スポットです」とかいろいろとお話してくれて、楽しい。車内は結構混んでいて、バス停ごとにそこそこの人が下りたり、乗ったり。西郷洞窟は、城山にのぼる麓のあたり、西郷隆盛らが最後の5日間を籠ってすごしたと言われる洞窟。あぁ、、、ここに歴史があったのだ・・・。
城山展望台バス停で、バスを降りて展望台から桜島を見渡す。晴天ではないけれど、日差しがあって、暖かいというより、歩いているとちょっと、汗ばむくらい。桜が咲いていた。
城山は、固有の植物が500種類以上あって、国指定天然記念物もあると言いう。バス停から展望台まで歩く間も、豊かな植生を感じられる。屋久島とはちょっと違うけれど、やはり、これだけの自然が市内にあるというのは、ゆたかな場所だなぁ、と思う。
城山の次は、周回バスに乗って仙厳園へ。仙厳園と尚古集成館の入園がセットで大人一人1000円。周回バスの1日パスを見せると、絵葉書を粗品としてもらえる。
とっても広い仙厳園、御殿も合わせてみると90分かかるそうだけれど、私たちは御殿はスキップ。ちなみに、御殿もみるならプラス600円。錦江湾には桜島、振り返れば自然の山。そこに広々と広がる御殿と庭園。こりゃ、どれだけ薩摩藩が裕福だったのか、、、。
観光客もそれなりに多く、にぎわっていた。中には、着物をきて写真撮影にきている若い女性も。中には、お土産屋さんや食事処もあるので、数時間ゆっくりすることもできるかもしれない。薩摩切子のお店は、数十万円の作品もガラスケースに収めらえていて、ちょっとしたギャラリーみたい。美しい。
隣の尚古集成館は、なんと、本館が休館中で、小さな資料館のようなモノしか空いていなくて、ちょっと覗いて、おしまいにした。
再び、バスで天文館へもどる。遅めのランチは、鹿児島黒豚しゃぶしゃぶを目指す!行こうと思った「あぢもり」は、予約しようとしても電話もつながらず、、、直接お店に行ってみたけれど、やはり、満席でだめだった。そして、同じ天文館地域の「華蓮」というしゃぶしゃぶやさんへ。
牛も豚もあるけれど、ここはやはり、黒豚のしゃぶしゃぶ。肩ロース80g、バラ80gにお野菜、前菜、ご飯、みそ汁、デザートが付いて、3100円/人のコースを注文。ついでに、ビールも。
ポン酢もごまだれも美味しかった。満足!!
ゆっくり食事をとっている間に、天気予報の通りに小雨がパラパラ、、、。ホテルで荷物をピックアップして、早めに空港へ。空港までのバスの中は、うとうと、、、気持ちよく寝てしまった。
屋久島~鹿児島の4泊5日の旅。満喫しました。
最初の3日間は、4人で朝から晩まで屋久島を満喫。2人は先に帰京し、4日目には二人で屋久島をのんびり。最終日も二人で鹿児島をのんびり。相棒のIさんは、読む本が無くなった!といって、鹿児島に戻ってきた4日目の夜に、本屋さんを最初に探していた。一緒に旅しながら、のんびり本を読める相手っていうのも、ありがたい。
詰込みの旅は充実するけれど、やっぱり、のんびりの旅がいい。
屋久島は、自然は素晴らしい。出会った人の多くは、移住組。そして、みんな自分のぺスで生きている。だから、お店は休憩時間が多いし、あるいは店の都合でしめちゃう。何が困ったって、食べ物の確保。レストランは気ままだし、コンビニはない。島にはAコープのスーパーがあるだけ。運よく、食べ物にありつけると美味しいものはある。タカヒラベースのけんちゃんの話によれば、「屋久島食」のような地元食はないそうだ。
それに比べると、やはり鹿児島市内は食も豊か。あ、でも、昼間でも「休憩中」と看板をだして、しめているお店が多い。人で不足なのか、がつがつ働く気が無いのか、、。
5日間、贅沢に休んだ。
そして、今日からは4月ではないか。新入生、新社会人の季節だ。
また、心新たに頑張ろう!