国内旅行: 紅葉の京都へ 一日目(行き)

友人に誘われて、京都まで1泊2日の旅に出た。

 

京都は、去年の夏以来かな。

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正確に言えば、9月に丹後半島にいっているけれど、京都駅付近へいくのは、昨年の夏以来。

インバウンドですごいことになっている、、、、と、関西の人にきいていたので、ちょっどきどきしつつ。

 

日曜の朝の新幹線で京都へ。1か月ほど前、友人Sが、JR東海EXの新幹線とホテルパックを教えてくれたので、彼女が予約した新幹線とホテルを、私も予約しようと思ったら、数分違いで同じホテルは満室に・・・。え?!まさか、そこまでの激混み?!と思ったけれど、新幹線もホテルも、それぞれ別にとったら同じ電車、同じホテルが予約できた。割安になっているホテルの部屋は数が限定されちゃうってことだったみたい。

 

私は、品川から新幹線に。友人Sの隣の席へ予約変更しておいたので、新横浜から無事に合流。新幹線はそこそこ混んでいたけれど、満席ってほとではなかった。2時間ちょっとで、無事に京都着。わーーい。女子旅で京都なんて、、、、いったい何年振りか、思い出せない。もしかすると、はじめてかもしれない?ほとんど、一人旅だし、新幹線でお友達と隣同士っていうのも久しぶり。なんかワクワク。京都ではもう一人の友人と合流予定だし、。といいつつ私は途中から本を読んでいたけど・・・。ABCの3人席で、通路側には他のお客さんもいたし、ずっとおしゃべりしていたら申し訳ないかな、、と思って・・。でも、心の中は、ワクワク。

 

晴天のなか東京を出発したは、 約1時間半で名古屋に到着。名古屋のあたりはちょっとどんより。そしてさらに西へ。。。10:20過ぎ、京都についたころには、またお天気は良くなっていた。

 

京都駅から、地下鉄で烏丸御池駅まで移動し、大阪の実家に帰省中の友人Cとホテルで合流。ホテルは、 ホテルユニゾ京都烏丸御池。駅から歩いて10分もかからないくらい。烏丸御池駅から東に大通りをすすみ、ちょっとだけ北へはいったところで、わりとわかりやすい。なんたって、ホテルの看板のとなりに、「すき屋」の看板が・・・。ホテルに朝食はついていないけれど、すき屋でどうぞ、ってことらしい。



ホテルで、友人Cと合流して、大きな荷物を預けて、3人で、いざ、紅葉へ!!

 

12月3日、日曜日。紅葉の名所は、どこも多くの観光客が予測されていたので、バスと叡山電車で、一乗寺駅へ向かう。友人Sが、見ごろのところをしっかりチェックしてくれた。駅から最初の目的地、圓光寺臨済宗南禅寺派)へ。

って、そこへ向かう前に、駅をおりてそうそうに、おいしそうな和菓子屋さんで「栗蒸し羊羹」を購入・・・。

 

圓光寺へ行くと、なんと「予約必要」と書いてある。そして、門に立っていたおじさん(係りの人)から、「予約ないと、この時期この辺りはどこも入れないよ」と・・・。ちょっと、上から目線の言いように、おいおい、、、と感じつつ、「ちょっとまってて」といわれて、入り口わきで、まっていると、3分も待たずに中にいれてくれた。入場料1000円。この辺りは、12月3日(日)までは、予約必須としている寺社が多いらしい。私たちが訪問したときは、いうほど人がいっぱい!!ではなく、そこそこ、の混みぐあい。紅葉もまだ見ごろで、最初からテンションあがった。

口をあけて、「わ~~きれい~~~~」しか、でてこない・・・・。さすが、ネット情報がリアルタイムに近いだけのことはあり、友人Sが調べてくれたとおり、まだまだ見ごろ。



池泉回遊式庭園をみわたせる建屋の中には、襖絵、床の間の掛け軸などもさりげなく美しい。そして、金糸の刺繍で描いたと思われる「土牛図」までかざってあった。

「土牛図」は、牧童の禅の悟りの過程をえがいたもの。教科書の中でしかみたことがなかったけれど、こんなところで出会えるとは。わたしは、逃げた牛をまだ呆然としているくらいのところかもしれない・・・。

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圓光寺のあとは、歩いて近くの詩仙堂へ。詩仙堂もすごく混雑しているということはなく、美しい紅葉を愉しめた。結構威勢の良い鹿威しの音が、響くお庭はコンパクトにお散歩しても楽しい。お地蔵さんもかわいい。

 

そろそろ、お昼時だけれど、この先の観光先はまだ決めていない。せっかく一乗寺駅まできているので、このあたりのお寺を、もう少し見てみることに。友人Sのガイドに甘えて、金福寺をめざす。慈覚大師が開基という芭蕉・蕪村ゆかりのお寺。そこまで歩く途中に、親鸞聖人のたちより所、という親鸞聖人御聖水」に遭遇。保育園の横に立つお寺のもみじが、とってもきれいだった。やっぱり、もみじって、、、、素晴らしい。枝ぶりと、葉っぱの小ささが可愛いんだろう。もみじの紅葉、最高!!



金福寺も、コンパクトながら綺麗なお寺だった。紅葉だけでなく、背の高いドウダンツツジも美しいお庭で、ほっこり。茶室もなんだか風流でいい。もちろん、見るだけで中に入れる茶室ではないのだけれど・・・。こんな美しい紅葉をみながら、お茶をのんだらおいしいだろうなぁ、、、。

 

圓光寺詩仙堂親鸞聖人御聖水、金福寺と、紅葉を満喫!

 

時刻は14時近く。さすがにお腹もすいていたので、友人Sがしらべてくれた近くの「おだし」のお店を目指してみたけれど、満席。さて、どうしたものか。。。目の前には、「天下一品」の総本店が!って、まさか、総本店だからって、なにも天下一にいかなくても、、、って、しばしまよったあげく、目の前のガラムマサラというインドカレー屋さんへ。お客さんがだれもいなくて、営業中なのか?ってかんじだったけれど、ドアをあけると「15:00までですけどいいですか?」って。昼から宴会をするわけでもないし、あと1時間弱はあるから、「ガラムマサラ」さんでカレーをいただくことに。

 

店内は香ばしいスパイスの香りにあふれ、木をふんだんに使ったインテリアもナチュラルで、いい感じ。それぞれカレーをたのんで、ちょっとだけビールでランチ。なかなか、いいじゃない!



お昼をたべなら、これからの観光を検討。清水寺とかいくと、混雑で大変なことになると思われたので、「永観堂」をめざすことに。

 

美味しくランチを戴いた後、路線バスで移動。京都市内のバスは、大人230円の定額。バスは、、、やはり混んでいる。途中から乗ってくる人も結構たくさん。あとでのったタクシーの運転手さんの話によれば、12月に入って、少しは観光客の数はおちついたらしい。でも、けっこうな賑わい。やっぱり、京都、だね。

 

永観堂浄土宗西山禅林寺派総本山)は、さすがにすごい人。規模の大きさもあるのだろう。チケットを購入するところには、ロープが張られて規制している。自国は16:00まえだったので、さすがに行列にはなっていなかったけれど、中へ入るとやはりそれなりの大勢の観光客。また、一乗寺駅付近のお寺とは規模が違う。ど~~~~んと、大きい、広い。そして、紅葉だらけ!やっぱり「すご~~~い」と口をあけてあんぐり。ちょうど、お堂では長谷川等伯の特別開示をしていたので、紅葉もいいけど、襖絵の数々もすばらしかった。広い境内は、ゆっくり見ようと思えば2時間以上は楽しめると思う。

 

17:00にはいったん入場をしめて、17:30からはライトアップによる見学入場が始まるとのこと。せっかくだから、ライトアップの紅葉もみたい。けど、おなじところで待つのも寒いので、これまた友人Sが調べてくれた「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」というところへ行ってみることに。のんびり歩いて、20分くらい?そんなに観光客も多くないし、よさげな予感。

 

金戒光明寺についてみると、想像以上に大きな門、お堂にびっくり。こんなところがあったんだ、、、って。金戒光明寺は、法然上人開山の浄土宗のお寺。くろ谷と呼ばれる土地にあることから、「くろ谷」とも呼ばれている。法然上人は、比叡山の修行を終えてこの地で念仏をされた時、紫雲が山にたなびき、光明があたりを照らしたことから、念仏道場を開いたという。門から階段を上っていくと、本堂がドーンと。高台にあるお寺からは、京都市内が見渡せる。遠くに京都タワーが光っていた。なぜかピンクのライトアップで・・。

 

お寺のライトアップは17:30から。17:15に入場開始するまで、しばし夕暮れ沈む京都の町をながめつつ、外のベンチで休憩。中も、堂々たる建物というか、見ごたえのあるお寺だった。ライトアップももちろん、美しい。満喫。



たぶん、一人旅だったら、もういいかってなってしまいそうなところ、友人たちと一緒だったので、たくさんの名所をたくさん楽しめて、とても充実した一日に。やっぱり、女子旅もいいなぁ。

 

金戒光明寺のあとは、タクシーでホテルへ。ホテルで一休みしてから、友人Sが予約してくれた京おばんさいのお店で夕食。そこに、友人Sの元同僚男性(京都在住)が加わり、夜な夜な食べて飲んで、、、。その男性の行きつけという「沖縄料理」のお店で二次会。「はるみちゃん」というそのお店は常連さんでにぎわい、お店のお客さんはみんな知り合い、って感じのとても楽しいお店だった。男性に呼び出されてやってきた若者は、ミュージシャンで、馬頭琴、ギター、マンドリンを演奏してくれた。沖縄音楽のみならず、ジャズ、ポップス、色々弾いてうたって。めっちゃ楽しい夜。

 

ここが京都であることも忘れそうなくらい楽しんで、深夜タクシーでホテルにもどった。楽しすぎる一日を過ごし、大満足。

みんな、ありがとう!!!

 

そして、翌日は早起きして清水寺に挑戦?!することに。

おやすみなさい。

頭の中に沖縄の歌がエコーしつつ、眠りについた。