AI時代を生き抜く3
プラグラミング的思考が身につくシリーズ
デジタルリテラシーの基本
土屋誠司
創元社
2020年9月20日 第1版第1刷発行
シリーズ5も2も良かったので、つづいてシリーズ3も読んでみた。
表紙の裏には、
”現代の生活に欠かせない「ネット」や 「SNS」 とうまく付き合っていくためのスキルやコツについて学びます。”と。
目次
1 デジタルリテラシーって何?
2 世の中を変えたインターネット
3 うその情報と本当の情報
4 検索にひそむ危険性
5 個人情報とプライバシー
6 いじめと匿名性
7 知っておきたい 著作権
8 目に見えないコンピューターウイルス
9 ネットではできないこと
10 想像力を身につけよう
リテラシーって、今では一般用語のようになっているけれど、もともと英語で「Literacy リテラシー」というのは、 読み書きの能力のこと。生まれてすぐにもっている能力ではなく、日々生きていくなかで身につけていく、生きるのに必要な能力、ということ。
デジタルリテラシーとは、「 デジタル技術に関する物事や知識情報を正しく理解し、 自分の言葉で説明したり、判断したり、 応用したり、 活用できる能力」のこと。
うん、私にはないわ。。。。だから、こうして子供向けの本で勉強中・・・。
インターネットによって、アメリカに行かなくても自由の女神を見たかのような経験ができるようになった。でも、インターネットのなかには嘘の情報もまぎれている可能性をわすれてはいけない。
また、google、yahoo!といった検索エンジンででてくる結果は、必ずしも最適な答えであるとはいえず、第三者が意図的に検索結果の上位にくるように捜査することも可能だということ。著者は、「インターネットの検索結果、つまり人の意見や考え方だけを参考にして行動するのではなく、しっかりと自分の目で実物をみたり、確認したりすることも重要です。」って。
いいこと言うなぁ。。。ほんと、この著者すごいと思う。
他の人が美味しいといった食べ物も、自分がたべたら美味しくないかもしれないよって。
インターネットの「匿名性」の影に隠れて、自分が傷つくことなく相手の悪口を言ったり、いじめができてしまうという危険があることを理解すること。
大事なのは、想像力だ、と。誰かの立場にたって考えてみる想像力、現実に起こりえる可能性への創造力。そういう想像力を身に着けるためには、まずは正しい知識をたくさん身に着けておく必要があります、って。
「その都度インターネットで調べる」ではなく、自分の頭の中に知識がはいっているほうがやっぱり便利。常識と思っていることも、国、文化、性別、年齢によって、考え方は違うかもしれない。知識が足りないと、「想像」することができない。だから、毎日、世の中を興味を持ってみて、たくさんことを経験して、自分で考えて、知識をみにつける、それが大事。
AI時代を生き抜くにも、やはり、経験に基づく知識が大事なのだ。
いいこと言うなぁ。。。
本当に、そう思う。
経験にまさる学習はない。経験したことなら頭に残る。机の上で、コンピューターの前で覚えようとしたことは、すぐ忘れちゃうけど、自分の身体で覚えたことはわすれない・・。
デジタルリテラシーも、経験することで知識として身につく。だから、色々経験してみよう。プログラミングをしないにしても、アプリを色々つかってみるというのも一つの経験のように思う。
そういえば、以前、経験とおもって「ポケモン」アプリをインストールしていたことがあったけど、1か月で飽きたな、、、。使ってみるという経験としてはよかったけれど、なにも生み出さない、なにも創造されない、、、そこに時間を使うのがもったいない、、、って感じだ。まぁ、あれをつかって、人とのコミュニケーションになるからいい、っていう人もいるのだろう。私には、不用だっただけのこと。
何かを理解するには、経験するのが一番。だから、ダメダメと禁止するのではなく、ある程度の安全が確保された枠の中から経験していくのがいいのだろう。ネットの世界は、その枠を容易にこえてしまうのがリスク。SNSやYou tubeに子供の写真や情報をあげるのも、リスクを理解してのうえでないと、あとで後悔することになるかもしれない。
匿名性、拡張性、はデジタル特有かもしれない。信頼性、恣意性は、どんなメディアにも潜むリスクだけどね。
どんなことも、自分の頭で考えることが大事。
そのための創造性は、経験することで育まれる。
自分で考えて、自分で決めよう!