国内観光通訳ガイド その7 9日目/10日間
昨日の続き。
JR九州ステーションホテル小倉、10階の部屋で迎えた朝、良い天気!新幹線が見える部屋だった。
今日の予定は、
9:30 ホテル出発
11:00~12:30 太宰府天満宮
13:00~14:00 博多はねや総本家にてランチ
14:30~15:30 櫛田神社
16:00 ホテルチェックイン
博多のホテルは、クインテッサホテル福岡天神comic & books。
前回泊まったのと同じホテルで、ホテルの目の前にはバスがつけられないところ。スーツケースを持ってちょっと歩かなければならないけれど、まぁ、小倉駅を越えるよりは安全。
JR九州ステーションホテル小倉の朝ご飯は期待できそうなので、7:00過ぎに早速行ってみた。さすがはJR系ホテルのレストラン。食べ物も充実しているし、マネジメントもしっかりしている。こう言っては何だが、客層もあきらかにアパホテルとは違う。ビジネスマンらしき人もいる。入り口から座席まで、案内されて座席ナンバーのかいたプレートを渡される。食事が終わったら、そのプレートを受付に返却してくださいとのこと。明太子も、山盛りにおいてあるのではなく、小分けになって並んでいた。
ここには、ゆで卵はなかった。でも、実演でやいてくれるオムレツがあったので、オムレツにしておいた。
ついでに、カレーも食べておいた。
コーヒーのおかわりに席を立った時、昨日転んだピンクおばちゃんの姿が目に入った。
あぁ、よかった!!元気に朝ごはんを食べている。よかった、よかった、、、。ほっ。私と目が合うと、「I am Okay!」と大きな声で言ってくれた。よかった。
ホテル9:30出発、という予定だけれど、また、小倉駅を横断しなくてはいけない。ということで、リーダーがフロント前に9:15集合、としていた。そして、リーダーと、今朝はエレベーターで1階までいって、エスカレーターを使わずにバスの駐車場までいくことを確認。どうやら、リーダーも昨晩のうちに導線を確認したみたい。さすが、プロだ。地上階から行っても、5分くらいだった。まぁ、よく考えれば、車いすの人もいるわけで、バリアフリーの導線がないわけがない。
バスのドライバーが、出発より10分も早くみんなが駐車場に現れたので、驚いていた。
そして、予定より早く9:20には小倉駅を出発。
太宰府天満宮までのバスの中で、リーダーは大宰府天満宮の話をしていたのだが、スガワラの名前を度々登場。後から聞いたら、やっぱり、かなり詳しく太宰府天満宮のこと、菅原道真のことも知っていた。ほんと、博識!
太宰府天満宮は晴天!みんなで本殿までいってから自由行動とした。私はリーダーのトルコ国旗の旗をもって先導したのだけれど、暑くて、片手に旗、片手に日傘で歩いた。
駐車場にバスが数台とまっていて、ゲキ混みではないけれど、なかなかの人出だった。
自由時間が私にも1時間くらいあったので、九州国立博物館まで足を延ばそうかと思ったけど、、、残念なことに月曜日で休館日だった、、、無念。
あと2か月で赤ちゃんが生まれるというリーダーの奥さんに「安産祈願」のお守りをプレゼントしようと思ってゲット。桐の箱に入った薄いピンク色のお守り。かわいい。私には不要だから、忘れずにわたさなきゃ。
梅が枝餅をバラで二個買って、一個は自分用、一個はドライバーにプレゼントにした。しかし、今朝、がっつり朝ご飯をたべたので、まだ梅が枝餅の気分じゃない。カバンにしまって、午後のおやつにすることにした。
今朝、バスに乗り込んだ時、リーダーがいつものバックパックの他に、大きなColemanのカバンをひとつ持っていたので、何か買うつもりなの?と聞いたら、太宰府天満宮の前のお花やさんに骨董が売っているので、そこでなにやら買うつもりだと言っていた。
そして、自由時間の後にバスに戻ってきたリーダーは、巨大なカバンを重そうに抱えている。買ったんだ!何買ったの?!
ゲストもみんな、興味津々。リーダーがカバンからごそごそと出してきたのは、なんと、巨大なツボ?!傘立て?!円柱の焼き物。薩摩焼だと言っていた。なんとも、オリエンタルというか、クラシカルというか、柄の感じが確かに骨董っぽい。そして、その他にも普通サイズの花瓶と思われる薩摩焼。口のところが金箔になっていて、白い本体に椿のような花の絵が描かれている。とてもシック。これなら、私も欲しいかもと思うくらい。まぁ、我が家には似合わないけど、、、。
と、リーダーの買物をみんなで見ていたので、出発遅れたか?とおもったけれど、みんなのバスへの戻りが早かったので、予定通り12:00には、太宰府天満宮の駐車場を出発した。そこで、「安全祈願」お守りをリーダーにプレゼントすると、みんなの前で「MEGUMIからのプレゼントだ!」といって、箱をあけて紹介していた。おぉぉ!というどよめき。みんなもリーダーの赤ちゃん誕生を楽しみにしているよって感じだった。
そして、お昼ごはん会場へ。
このランチ会場は、ゲストたちの食事はわりと評判がいい。でも、ガイドたちへの食事は、ちょっとひどい。。。ので期待していなかった。
ゲストたちは、豚肉NGで用意してもらっていたのだけれど、リーダーの豚肉&鶏肉NGを伝えるのを忘れていたので、その場で交換してもらった。今回は、私たちにはおかずセットが用意されていた。前回ののびきったしょっぱい冷やしラーメンよりはいいけど、給食でもこんなにひどくないよなぁ、、、、、と思う。
ハンバーグのように見えるのは、何肉だかわからない味がして、下にはしょっぱいだけののびきったスパゲッティが・・・。これ、いったいいくらで提供されているのだろうか??リーダーのおかずは、フライのパートが魚のフライに変更され、ハンバーグもどきがサトイモの煮っころがしに変更されていた。
食事をしながら、リーダーがトルコのことを色々教えてくれた。もともと、さまざまな地域があって、さまざまな民族がいるので、トルコを旅するといくつもの国を旅しているようなものだ、ということ。食事も文化も違うのだと。リーダーは比較的西の出身で、文化的にはヨーロッパに近く、アルコールについても寛容だそうだ。リーダーもソーヴィニヨンブランをいつも買って帰るっていっていたし。そして、食事で何より大事なのはクリーンであること、って。それは、暗にねずみ出没事件を指摘しているか?!でも、そりゃそうだ。で、彼の家は、家に入るのに靴を脱ぐそうだ。トルコ絨毯が弾いてあるので、汚さないように靴は脱ぐのだという。そして、彼の書斎の写真を見せてくれた。びっくり!え?!どこぞのお城ですか?!?!
そりゃ、骨董品が似合うわけだ…。本当に、お城みたいな高い天井に、絨毯だけでなく美しいカーテン。書斎机。本棚は、高級図書館か?!という感じの美しさ。
写真つながりで色々な食事の写真、奥さんの写真も見せてくれた。まぁ、美しい奥さん‼トルコエアーの客室乗務員だもんね、そりゃ、美人さんだわ。生まれてくるbabyが楽しみだわ。
食事では、お米をよく食べる文化であること、魚をよく食べること、などを話しながら、日本の手巻き寿司のように、「ブドウの葉」をつかった巻きもの料理があることなど、教えてくれた。ブドウの葉は塩漬けのようにしてあって、それを広げてくるくると何かを巻くのだそうだ。普通のスーパーマーケットなどで、マリネされたブドウの葉瓶詰が買えるらしい。ピーマンに、お米をつめてオーブンで焼いたものも見た目に可愛いし、おいしそうだった。
トルコの歴史や文化、もうちょっと勉強したくなった。
と、二人で話し込んでいるとゲストたちが、もう早くいこうよぉ、って感じでやってきた。みんな、はやくホテルにチェックインして天神で買い物したいんだね。
私とリーダーが席をたつと、隣に座っていたおじさんが、「すみません、後学のためにおしえてください」と、私に話しかけてきた。私たちが英語ではなしていたので、インバウンドのことを訊きたかった様子。どんな行程で、何人くらいで、どうやって移動しているんだ、、、などなど、、、。そのおじさんは、ガイドやドライバー用の食事スペースで同行のガイドとドライバーらしき人を前に一人だけビールを飲んでいたので、旅行会社の社長かなにかだろうか?別に、企業秘密ではないので、聞かれたことを答えておいた。みんな、インバウンドを狙っているんだろうな。
ランチの後は、櫛田神社。櫛田神社は、予定では1時間の滞在だけれど、正直いって1時間もいたら暑さでばてるし、いくら写真をとったとしても30分もかからない。リーダーが45分にしよう、といってバスをおりた。櫛田神社は観光バスは敷地内にとめられるので、いつでもバスに戻れる。結局、みんな30分もしないうちにバスに戻ってきた。
お祭りで、山笠を担ぐんだという話をしたら、「一人で?!」と言ったゲストがいたので、さすがにつぶれちゃうからみんなで大勢で一緒に担ぐんだよ、と、説明しておいた。日本人は、怪力だとでもおもったのだろうか、、、?
今回も、やはりチェックイン15:00よりだいぶ早くホテルに到着しそう。ホテルに電話すると部屋の用意はできているので早くにチェックインしてもよいとのこと。櫛田神社からまっすぐホテルに向かった。途中、天神の街中を通るとき、リーダーがあちこちのお店の紹介もしていた。
そして、今日は大きなトラブルなく、ほんと、無事にホテルに到着。
良かった。
ホテルの部屋でしばし溜まっている他の仕事のメールを片付け、天神の夜に繰り出した。
天神の地下街って、広い。レストランゾーンを探すのに、だいぶ歩いた。そして地下街の焼き鳥屋さんで、つまみとビールセット。
明日は、朝が早いし、早く寝よう・・・・。
21時には、おやすみなさい。。。。