国内観光通訳ガイド その7 8日目/10日間
広島で迎えた8日目の朝、晴れている!!
今日の予定は、
9:00 ホテル出発
11:30~12:30 壇ノ浦PA (ランチタイム)
13:00~14:00 門司港散策
14:30~15:30 小倉城
15:45~16:45 旦過市場
今日の出発は、9:00なので、部屋でコーヒーを飲んでからゆっくり7:30に朝食会場に行ってみた。ここのアパホテル、思い出した。朝食会場は広いけど、いつも長蛇の列なのだ!私が行ったときは、運良く並ばずに入れたけれど、出る頃にはエレベーターホールまで長蛇の列。エレベーターもなかなか来ないし、ストレスの多いホテルだ、、、。大浴場があるのはよいけど、いろんな面でキャパオーバー。儲けに走ってサービスが二の次に走っていると感じる。
とはいえ、朝ご飯のメニューは、色々ある。和食から洋食まで。コーヒーマシーンに長蛇の列になっているのがいただけない。部屋に持ち帰れるように入り口にもコーヒーマシーンがあったので、スタッフに聞いてそちらのコーヒーをいれた飲んだ。ゆで卵だと思ってとったのが、温泉卵だった。危うく、卵をテーブルにコンコンして、テーブルの上にぶちまけるところだった。コンコンの感触が、およっ!やわっ!だったので、、ゆで卵ではないことに気がついた。ま、生卵ではなく、温泉卵でよかった、、、。なんだか、よく分からない組み合わせでおかわりしながり、ガッツリ朝ご飯。もう、おなかいっぱいで、部屋に戻ろうと思った時、隣のおじさんが、カレーを、食べている。あ!カレーあったんだ!しまった!食べればよかった。
さすがに、おなかいっぱいなので、あきらめた。

9:00出発予定だけど、エレベーターが混みそうなので、8:30にはチェックアウトした。既にリーダーが降りている。
1階で、一人のゲストが、スマホの翻訳機能を使って「出発は何時?」と聞いてきた。「9:00」
「ご飯食べに行くからスーツケースここに置いておいていい?」
「いいよ。」
OK!といって、朝食会場に向かった彼女。
あ、まった!
「でも、バスにスーツケースを乗せるのを忘れないでね」
と、念をおすと、そんなんあたりまえよ~~~!という笑顔で朝食会場に向かっていった。
だよね、、、、普通、自分のスーツケース、忘れないよね。前回の悪夢が一瞬あたまをよぎった。
みんな時間通りに集まって、バスは、9:00に出発。ひたすら西へ。壇ノ浦PAを目指す。
途中、下松サービスエリアでトイレ休憩。なぜか、くまモンがいた・・・・。

なんでも、このあたりの木材加工で作った記念みたい。星をもっているのは、下松が星降る街だかららしい。まぁ、田舎だよね・・・・。晴れていたら星がたくさん見えるのだろう。
そして、11:45に壇ノ浦PAに到着。ランチ休憩のことになっているのだけれど、みんなお腹空いていないのか、誰もレストランでは食事をしていなかった。関門橋をみあげ、関門海峡を見下ろして、みんなで記念撮影。ちょっと、曇っていたけれど、やはり良い景色。リーダーいわく、イスタンブールでも同じように海を挟んだ町がみえるんだよ、って。いつか行ってみたいな、イスタンブール。

私も、あまりお腹が空いていなかったので、「フグだし入りのちくわ」とやらをつまんでみた。普通にうまみの強いちくわだな。残念ながら、コーヒーにちくわはあわなかった・・・。

やることもないので、早めにバスに戻ってみると、先に戻っていたピンクおばちゃん(2日目に渋谷に行かずに、私と一緒にホテルに戻った女性)、「MEGUMI、私はここにいるよ」って声をかけてきた。どうやら、本を読んでいる。すごいな、80歳だとおもうけど眼鏡もなしで本を読んでいる。おもわず、何読んでいるの?ってきくと、心理学の本だという。タイトルを見せてくれたけれど、トルコ語でわからなかった。で、
「幸せを追い求めるな。って内容。」と、英語で教えてくれた。
「いい本だね。as you are!」
と。やはり、彼女も結構インテリな気がする。ピンクおばちゃん、素敵。
壇ノ浦PAの後は、今回のツアーの宿泊が小倉なので、さきに門司港レトロ散策。13:00ちょっと前についたので、13:00からのヴルーウィング門司の橋が上がるのをみることができた。ラッキーなタイミング。


門司港レトロといっても、バナナグッズが売ってるぐらいで取り立てて何かすることはない。せかっくだから、オルゴールミュージアムなんかをうろついた。オルゴールって、結構好き。音がきれいだよね。でも、今は家には一つもないかも・・・・。買ってもやっぱり埃をかぶるよね、、、と思って買うのはやめておいた。
門司港の名物、焼きカレーでお昼にしようかとおもったけれど、そんなにお腹が空いていない。。。ゲストの何人かが日陰のある外のベンチで唐揚げとビールを楽しんでいた。いいなぁ、、、、、。暑くて、ビールが美味しそう・・・・。さすがに、飲むわけにはいかないので、カレーパンをかって一緒に座り、お腹を満たした。

と、リーダーが嬉しそうに何かを抱えてやってきた。ん?なに?とおもったら、ガチャガチャの丸ケースを何個も抱えている。
「fossil!」って。
なんと、化石のガチャガチャがあったらしく、1個500円を大人買いしていた。


リーダーは、化石コレクターなんだそうだ。めっちゃ、うれしそう。少年の顔になっているリーダー、かわいい。
私の坐禅仲間にも化石コレクターがいて、彼はカバンの中につやつやになったアンモナイトをお守りのように入れている。好きな人は好きなんだなぁ。
門司港のあとは、小倉城へ。ほぼ時刻通り、、、と思ったら、小倉駅周辺が嫌に渋滞している。なにかと思ったら、ちょうど今週末は「小倉城祭り」とのこと。14:50に小倉城の駐車場にはいったので、16:00まで小倉城で過ごすことにした。というのも、旦過市場は日曜日なので行っても多くのお店は閉まっているので、リーダーと相談していくのをやめたから。小倉城祭りをやっていなければ、1時間もいても時間を持て余しちゃう小倉城だけれど、出店などでにぎわっていて、みんなそれぞれ楽しんだみたい。
私も小倉城の中に入って、草刈正雄ナレーションの小倉城物語ビデオを鑑賞。よくできているんだよね。上映10分くらいだろうか。細川忠興がすごいひとだったって、よくわかる。

小倉城を後にして、JR九州ステーションホテル小倉へむかった。今日は、小倉でゆっくりできるなっておもっていたけれど、、、、そうは問屋が卸さなかった。
ステーションホテルはホテルのある側に大方バスが停められないということで、北口側にが停まった。それからみんなスーツケースを下ろして、ぞろぞろとステーションホテルに向かったのだが、北口1階駐車場からホテルのある側に駅を渡るためには、エスカレーターで3階まで登らなければならない。エレベーターがないとのことだったのでエスカレーターに乗ったのだが、そこで事件勃発。。。。
なんとピンクおばちゃんがエスカレーターで転げ落ちたらしい!
というのも、私は先導して先に歩いていたので、エスカレーターを乗り継ぎながら2つ目のエスカレーターで止まって、みんなが登ってくるのをまっていたのだけれど、なかなか来ない。あまりにも来ないのでおかしいと思って戻ってみると、一つ目のエスカレーターの上からみんながエスカレーターをのぞき込んでいる。ん?みんな思いスーツケースをもっていて、重さでエスカレーターが故障したか?とおもったけど、なんだか、様子がおかしい。
よく見ると、ピンクおばちゃんがエスカレーター脇の植え込みの縁に座っていて、周りを他のゲストたちに囲まれている。走っていくと、明らかに痛みをこらえている顔。
What happen?!???
おばちゃんの横に、門司港でビールをのんでいた女性と一人の若い女性がはさむように座っている。と、ビールおばちゃんはドクターで、もう一人の若いゲストはナースだという。そして、
「アイスが必要!」って。
打ち身なら、まず冷やす!!
視界にファミリーマートが見えたので、氷を買いに走った。
ビニール袋に小分けにして、首の後ろ、頭、足、腰、、、を冷やした。本人は、大丈夫、大丈夫、といっている。と、気が付いたらセキュリティーのお兄さんが来ていた。お兄さんが必要なら救急車よびます、と言ってくれたのだけれど、そこまでシリアスではなさそう。
しばらく、駅のエスカレーター付近でみんな彼女を見守りった。荷物が落ちてきたということでもなく、彼女が自分で倒れ落ちたらしい。ドクターもシリアスではないというので、みんなでステーションホテルにチェックイン。本人が大丈夫だというので、みんなそれぞれ部屋に入っていった。
私とリーダーは、そして彼女の友人たちは、ロビーでしばし、彼女のアイシングを見守っていた。
と、そこに、
「部屋がダブルだ」という連絡が・・・・。ツインの部屋のはずが、ダブルだ、と。3つの部屋がツインのはずがダブルになっていて、フロントに言ってツインに変更してもらった。空きがあってよかった・・・・。
結局、なんだかんだと私が部屋に入ったのは、17:00をとうに回っていた・・・・。
ふぅ、、、、つかれた・・・・。
けど、どうか、おばちゃんの怪我がたいしたことありませんように・・・・。
心配だけど、私が心配したからといって、治るわけじゃないのだし・・・・。
と、ランチがちくわとカレーパンだったのでお腹がぐぅとなっている。小倉の夜の町にでもくりだすか、、、、と出かけた。
ホテルから北口までエスカレーターを使わない導線をフロントで教えてもらい、確認してみた。でもやはり、観光客を連れて歩く通路ではないなと思う。。。ちょっと薄暗い通路で、自転車置き場の横を通るって感じ。どうするかは、明日考えよう。。
うろうろしているうちに飲み屋街に到着。小倉なら魚介類かな、なんて思っていたのだが肉バルの文字に惹かれて肉&ワインやさんに入ってしまった。バベットステーキとビール、と、ワイン。

ステーキは思ったより小さかった・・・・。追加で何か頼もうかと思ったけれど、フライータの故障でフレンチフライがポテトサラダになっていて、その量が多かったので、お腹がもったりしてしまい、部屋に戻ってゆっくりすることにした。
おばちゃん、明日の朝、元気な姿を見せてくれますように・・・・。