「脳が冴える15の習慣」 記憶・集中・思考力を高める
築山節 著
NHK出版 生活人新書
2006年11月1日 初版
2019年8月10日 第51刷発行
知り合いがとても参考になる本として紹介していたので、読んでみた。
著者の築山さんは、1950年愛知県生まれ。財団法人臨床医学研究所理事長(2019年当時)。1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設されている。脳の専門家。
怪しい自己啓発本ではなさそうだ。
私なりに理解した15の習慣は以下の通り。
①~⑮の : 以降は、私が実際にやろうと思ったこと。
① 脳を活性化させるために、生活の原点を作る: 毎日同じ時間に起きる。朝、歩く。音読する。
② 集中力を高めるために、限られた時間の中で取り組む: 本を読み切る時間を設定する。
③ 脳の回転の速度を保つために、十分な睡眠をとる: 目標8時間、寝る。
④ 脳の持久力を高めるために、様々な雑用をこなす: 段取りよく家事をする。
⑤ 問題解決能力を高めるために、自分の中でルールを決める: 1日の行動予定表を作る。
⑥ 思考を整理するために机の片付けを優先させる: 1日の終わりに机の上を片付ける。
⑦ 注意力を高めるために視力・聴力、両方を普段からよく使う: Vocalizationを毎日する。散歩する。
⑧ 記憶力を高めるためにアウトプットする: 読んだ本をブログに書く。Megurecaの活用!
⑨ 話す力を高めるために長い話をする: 話の長い人の話もちゃんと聞く。母の話をちゃんと聞こう、、、。
⑩ 表現を豊かにするために例え話をする: わかりやすい言葉・例えで表現する。
⑪ 脳健康に保つために正常な血圧を維持する: 食べ過ぎない。適度な運動。腹八分目。
⑫ 脳の健康診断を受ける
⑬ 脳の自己管理のために失敗を記録しておく: うっかりミスをメモしておく。
⑭ クリエイティブであるために活動の範囲を広げる: 興味を持ったところには出かける。
⑮ 意欲的であるために人のことを好意的に評価する: 物事の両面を見る。
①~⑮のうちいくつかは、もうすでにやっているなと思えるもの。
ひとつだけこれはやらないなと思ったのは ⑫ 「脳の健康診断を受ける」。
脳の健康診断を受けるつもりはない。
でも脳の状態がどうであるかを自己管理するための ⑬ 「失敗を記録しておく」は、やってみようと思う。
まぁ、自分で失敗と思わなければ、脳のミスにも気が付かないのだが、、、、。
なかでも、一番、やりたいな、やらなきゃな、と思ったのは、
⑥ 思考を整理するために机の片付けを優先させる: 1日の終わりに机の上を片付ける。
職場であれば、一日の仕事の終わりは、絶対に机の上はまっさらにして帰っていたのに、自宅の机の上は、いつも、本やら、書類やら、文房具やら、コーヒーカップやら、、、。すぐにいっぱいになってしまう。
確かに、思考の整理のためには、視界に入るものを整理しておくというのはすごく重要。
英語のリスニングをするとき、目を閉じて視界からの情報をシャットダウンしたほうが、聴力が働く。脳というのは、意識をしていなくても、入ってくるものを何らかの情報として処理しようとして活動してしまうのだろう。
だから、
⑦ 注意力を高めるために視力・聴力、両方を普段からよく使う
という項目もあるのだろう。
机の片づけ、もっと、習慣化しようとおもう。
脳の健康診断は、さすがに脳医学者だから、そりゃ、薦めるだろう。でも、私は、普通の健康診断ですら、検査に頼らないと自分の体の状態がわからないというより、自分で事前に気づけるくらいの感度をもっていたいとおもうし、「脳の血管が詰まっていますね」、、、と言われたからと言って、心配事が増えるだけの気がするから、それよりは、適度に自分で健康維持できる努力をする方に時間を使いたい。
まぁ、それで、脳梗塞でぽっくり逝くかもしれないけど。
その時はその時。
癌もね。
早期発見が重要なのは、十分承知しているけれど、結局のところ癌が発生した原因を取り除かない限りは、同じことを繰り返す。
当たり前の適度に健康的な生活をめざそう。
しかし、2006年が初版で、2019年で第51刷というから、よく売れた本のようだ。
世の中、そんなに、自分の頭が冴えていない、、、と思っている人が多いという事か?
いや、もっと、冴えさせることができる、っていう期待だろう。
私も、そんな期待をもって読んだ。
整理整頓は、やはり、全ての基本なんだな。
Megurecaを始めたのだって、頭の中の整理をしたかったから。
きっと、継続は力なり。
机の上の整理整頓も、気を付けよう。
ちなみ、寝室も物が少なく、片付いているほうがいい。
よく眠れる気がする。
よく寝ることは、頭の回転の良さにもつながるし、一石二鳥。
寝室も、モノを減らして、すっきりさせよう。