「役所は教えてくれない 定年前後の『お金』の裏ワザ」  by 荻原博子

役所は教えてくれない 定年前後の「お金」の裏ワザ
荻原博子
 SB 新書
2019年2月15日 初版第1刷発行

 

図書館の棚で見つけたので借りてみた。
お金の裏ワザ、そりゃちょっと興味津々。

 

ただ結果的には、 この本はタイトルにある通り定年前後の話だった。
ちょっと私にはまだ早かったかも、、、。
今現在、会社勤めをしていて、家庭を持っていて、60歳前だったら、すごく参考になるかもしれない。

内容は、
第一章 定年前後「働き方」の裏技
第二章 定年前後「銀行」の裏技
第三章 定年前後「住宅」の裏技
第四章 定年前後「保険・年金」の裏技
第五章 定年前後「生活」の裏技

どれも、なるほど!ではある。
ただ、タイミングが私にはまだ、、、かなぁ、、、。


まだ、さすがに、年金をどうやって受け取るかなど、考えていない。
だいたい、いまから10年経ったら、また、どんな年金や税金の仕組みになっているのかわかったものではない。

ただ、ちょいちょい、参考になる言葉も。

 

第二章で、「休眠口座」に気をつけよ!という話が出てきた。
ふと、思い出した!
20年以上前に、祖母が私名義で作ってくれていた郵便局の定期預金を受け取った。いくつか受け取ったもののうち、当時まだ満期をむかえていなかったものはそのままにして。。。 そういえば、、、証書みたいのをいったん「ゆうちょ」で通帳にしてもらった記憶があるけれど、、、どうしたっけ???と思いだした。

 

2018年1月から、「休眠預金等活用法」が施行され、10年以上、入出金などのない口座は、「休眠口座」とみなされ、その資金はNPO法人などの活動に充てられることになった、という話。
2009年1月1日以降、取引がない口座は、休眠口座となってしまう!!と。
しかも、郵便局の場合は、
2007年9月30日以前に預けた定期郵便貯金など、満期後20年2か月を経過しても払い戻し請求がないと、権利が消滅して、没収されてしまう!!と。
たしかに、そんな話、聞いた覚えはあるけど、、、他人事だった。

 

でも、この本を読んで、思い出した。
あわてて、、、箪笥の奥の、郵便局の通帳を引っ張り出してみた。
平成30年に、満期を迎えていた。
ほったらかしていた。
さすがに、、、20年たっていないから、没収されないけれど、あーー思い出してよかった。

シニアのへそくりは、郵便局が多いから気を付けて!!と、荻原さんのコメント。

私の郵便局の預金は、ほんの数十万円。でも、忘れていただけに、ちょっと、得した気分。えへへ。おばあちゃん、ありがとう。
年内に、解約して現金にしてしまおうと思う。

 

他にも、荻原さんがお薦めする、色々な裏技。

・「雇用延長」なんておやめなさい。
  → たいしたお金はもらえない。私は、雇用延長どころか、早期退職しちゃったもんね。
・辞めるなら64歳11か月がお得。
  → 65歳になっていないと、失業手当がもらえるらしい。これも、もう、昨年もらっちゃった。

・ネット銀行なら、手数料ゼロ。
  → 20年前から、ネット派。振り込みに手数料だなんて、信じられない!ここ何年も窓口になんていったことがない。

・貯金するなら、7月、12月がお得。
  → 確かに、ネット銀行は定期預金の金利アップキャンペーンがある。
    でも、1000万円預けたって、1年の定期預金なら金利1万円程度だけどね。

・退職金で家を買ってはいけない
  → 生活が変わると、家へ求めるものも変わる。しばし、見極めよと。

・「iDeCo」なんておやめなさい。
  → 60歳まで引き出せないリスク。ローリスク口座への投資だと、手数料の方が高いから目減りする可能性も。いやいや、これは、私はフルに活用している。確かに手数料が高いので、それなりにハイリスクハイリターンで積み立てないと、プラスにはならない。今のところ、10%以上の利息に等しいことになっているし、私は、やめない。

・「個人年金」のもらい忘れに気を付ける。
  → 忘れないわ!!

・「宝くじ」を買ってはいけない
  → 同感。宝くじを買うなら、投資信託に回そう!あるいは、自己投資だ!

・「ポイントカード」のポイントは貯めてはいけない。
   → 確かに。ポイントは、即使うべし!


まぁ、色々と、細かいサジェスチョンもあり、なかなか面白い本だった。
けど、さらーーーっと読み。
それでも、ふむふむ、、と言うところもあったので、良しとしよう。

 

ゆうちょにいくの、忘れないようにしなきゃ。

 

たまに、お金の本を読むと、気が引き締まる?!気がする。
たしかに、ポイントなんて、貯めるものではない。
楽天ポイントは、運用もできるしくみがあるから、遊びで少し運用しているけれど、それこそたかが知れている。楽天にしてみたら、ポイントを使われるよりは運用でもなんでも保持してもらっていた方が出費が無いわけだ。

まんまと、だまされている。

 

ちょうど、JALマイレージが期限切れを迎えるというお知らせがきていたので、WAONに変えようと思った。最近、WAONを使っていなかったので、いざ、WAONを立ち上げると、「別の機種で登録されています」となって、立ち上げられない。そうだ、、、2年前に携帯をなくしたときに、いくつかの電子マネーは再登録したけれど、WAONは使う頻度も低くて、ほったらかしにしていた。
ポイントも馬鹿にできない、とおもってWAONに電話して、再登録できるようにしてもらった。そして、昔のポイントを反映させると、なんと、14000ポイントもあった!
なんてこった。
得した気分!だけど、こうして、忘れられて使われないポイントっていっぱいあるのよね、と思った。

コンビニで、3円の袋を買うのをもったいないと思うのに、14000円分をほったらかしている、、、。ま、人間とは不合理な生き物なのだ。

 

たまには、こういう、現実的な本もいい。
お金もポイントも、天下のまわりもの。
使わないと、入ってこない!

 

と、信じているので、使いたいことにはしっかり使う。
ムダなものには使わない。
それでいい。

そして、一生フローで生きる!を目指す!

 

f:id:Megureca:20211127215855j:plain

役所は教えてくれない定年前後「お金」の裏ワザ