京都~兵庫への旅 2日目の続き~最終日: 城崎温泉 

2022年9月、京都~兵庫への旅。

丹後半島伊根から豊岡を経由して、城崎温泉へ到着した2日目の続き。

megureca.hatenablog.com

 

城崎温泉は、外湯めぐりが有名で、温泉街を浴衣姿の人がたくさん歩いている。みんな、宿の内湯ではなく、外湯を楽しむのだ。

外湯のMAPは、Webでも確認できる。

https://www.kinosaki-web.com/pdf/map.pdf

 

宿で、外湯めぐり券がもらえて、小さな紙切れにQRコードが付いている。外湯ではそのQRコードを入り口のリーダーにかざせば、何度でも入れる。

なんでも、宿泊をチェックアウトした日も、15:00 頃までは使えるのだそうだ。まさに、お風呂三昧のためにあるような城崎温泉

 

15:00にはKKR城崎玄武にチェックインして、釣竿を水洗いしたり、おやつを食べたりして、まったりと過ごしていたらあっという間に17:00前。18:00から夕食なので、その前に散歩に出かけた。ぐるっと温泉街を散歩し、外湯の混雑状況を観察。温泉街おきまりの射的やピンボール場は、お店はあるのだけれど、まだやっていない。どうやら、夜半に営業開始のようだ。そんなにシャビーな見た目ではなく、わりと小ぎれいそうな店が3つくらいならんでいた。昼間に営業しないなんて、、、酔っぱらった客から、ぼったくろうって魂胆だな?!なんて。。。

 

若人、老夫婦、色々な人たちが浴衣姿で歩いていた。皆さん、外湯を楽しんでいる。温泉街には川が流れていて、その両側には柳の木。なかなか風情のある散歩道になっていた。


写真には、電線が移っているけれど、川の両サイドには電信柱がなく、歩いているときには電線が視界に入りずらい。おかげで、古い街並みを歩いているような気分になる。

 

片道20分くらいか、散歩して、夕食のためにいったん宿に戻ることに。帰りがてら、地酒屋さんを覗く。なんだか、ちょっとチャラい、綺麗なお店もあるのだけど、なんだかそそらない。。。私たちの共通の知人、明石の料理人(御年73歳)に、お土産にする日本酒を選びたいので、ちゃらいお土産はいらない。。。おじさんが一人でやっている「岡本酒店」と言うところに入ってみた。

 

「どれがいいかなぁ、、、」

純米かなぁ、、、」

という、私たちの会話に、ご主人が

「試飲できますよ」と。

ぜひ、ぜひ!と、お願いしていくつかの日本酒を試飲させていただいた。

ちょい甘め、大吟醸、などなど、、、数種類を出していただいた。

 

「う~~ん、美味しいね。でも、ちょっと甘いかなぁ」

という我々に、

「もっと辛口がいいですか?」とご主人。

「はい、辛口で!!」

といって、出していただいた但馬のお酒。ここでしか販売していないという。

「おいしい!!」

と、思わず、二人で声を合わせる。

「お酒、お好きですねぇ!女性でこれが好きって、、、お好きですねぇぇ!!」

と、ご主人、嬉しそう。

 

「はい、好きです!」

元気に答える私たち。

 

結局、お土産用含めて、4合瓶2本、300mlを4本、しめて6140円。140円おまけしてくれて、6000円。

「今晩飲むなら、紙コップつけようか?」という優しいお申し出に、

「はい、お願いします」と。

 

日本酒は、やはり安い。

こんなにおいしいのにこの値段。ワインと比べちゃいけないけれど、日本酒ってやっぱりすごい。

 

兵庫の「香住鶴」は、そのお店にも置いてあったのだけれど、あまり、薦めてこないご主人。試飲させてもらった「但馬」は、どれも美味しくて、ご主人曰く、「香住鶴は、杜氏も変わったり、流行りにのって、万人受けする味になっちゃって、ちょっとねぇ、、、」と。一方、「但馬」は、少量生産を維持していて、城崎でないと手に入りにくいそうだ。

なるほど。

 

「飲んだら、外湯めぐりしちゃだめだよ」と、ご主人に言われつつ、店を後にする。

よほど、酒豪と思われたか、、、、。

 

晩御飯は、越前ガニの半身焼きつきスペシャルディナー。前日に引き続き、お魚三昧。

カニを食べながら、

「やっぱり、無言になるよね、、、」

「焼きカニは、焼きたてじゃないと、、、、」

と、黙々とカニを食す。

お酒は、あえて「香住鶴」をたのんでみた。う~~ん、確かに、普通かなぁ。。。

まぁまぁ、美味しいけどね。

アナゴ、ホタテ、浅利の入った釜めしで晩御飯を締めくくった。釜めし、多いなぁ、と思ったのに全部たべちゃった。美味しかった。

 

お腹いっぱいで部屋に戻り、でもまだ20:00前。

さて、いざ、外湯へいくか!お酒も、そんなに飲んでいないし。

 

ということで、一休みしてから、外湯めぐりへ。

 

一番有名だという、「一の湯」はお休みだったので、お隣の「御所の湯」へ。ざぶんとつかるだけかな、と思ったら、意外と洗い場もちゃんとあって、露天風呂でなかなか良かった。

やや、熱めのお湯。でも、大きな露天風呂で、人工の滝を見つめつつ、ゆっくりできた。普通に日帰り入浴だと、大人700円、みたい。洗い場以外はすべて露天風呂。内湯はないので、熱めのお湯にしているのかもしれない。

脱衣所のロッカーは、そんなに広くないけれど、大混雑ということもなく、それなりに快適。洗面台が3つしかないので、宿が近い人はササッと帰っちゃうのかもしれない。

 

あぁ、いい湯だった。

満足して、帰途に就く。

夜は夜で綺麗だった。

 

 

宿に戻ってから、但馬の日本酒をちょっとだけ楽しみ、大満足で就寝。

楽しかったぁ。

城崎温泉で購入した「但馬強力」と、伊根で購入した「ええにょぼ

翌日、夕方には都内で用事があったので、友人を城崎温泉に残し、9:33 城崎温泉発の特急こうのとりで帰途についた。特急こうのとりは、新大阪行きなので、福知山特急はしだて・京都行きに乗り換え。特急はしだては、内装が木目調でなかなかクラシックでよかった。

帰りは、特急がちゃんと動いていたので、12:07には京都駅着。ずっとお魚三昧でお肉を食べてなかったので、京都駅で駅弁をみていたら、お肉が食べたくなった。だけど、まだそんなにお腹はすいていないのでガッツリの気分でもない。。。カツサンドを購入して新幹線で東京に向かった。

 

いやぁ、、大満足の旅だった。

電車移動も多かったので、3冊の文庫本も読了。

ま、、初日、運転停止で待ちぼうけをくった園部駅での2時間も、ゆっくり本を読めてよかった、、、ということで。

 

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一人旅は好きだけど、友人との旅もいいなぁ、、、と。

ちなみに、友人は最終日もイカを求めて釣りで一日を過ごしたらしい。

友よ、ありがとう!

 

こうしてエネルギーを充填できると、また、がんばるかぁ!と言う気分になる。場所を移動するって、結構大事。

 

旅は、いいね。

やっぱり、旅。

本と旅があれば、生きていける。

あ、それと美味しい料理とお酒とね。

 

そろそろインバウンドも回復してきそうで、日本の観光業にとっては嬉しいことではあるけれど、混雑していないのも、またいいものだ。

 

旅は、タイミングも大事だ。

思い立ったら吉日、旅に出よう。