ウズベキスタンへの旅 12日目 帰国へ

2023年6月9日に日本を離れて、タシケントサマルカンド、ブハラ、ヒヴァ、タシケント、ヌクス、アラル海と動き回ったウズベキスタンの旅もとうとう終了。

いざ、日本への帰途へ。

 

最後の最後まで、友人Mのお世話になってタシケント空港まで送ってもらい、無事にチェックイン。12日間の旅は、機内持ち込みサイズのスーツケースと、普段使いのバックパックにポシェット。こんなに少ない荷物でも、特段に困ることはなかった。大量のお土産を買う旅でもなかったし。それでも、身軽でいたいのでスーツケースは預け荷物にした。

アシアナ航空のインチョン乗り換え。予定では乗継時間は45分。自分さえ乗り継ぎに間に合えば、最悪荷物は遅れても、まぁ、いいや、と。

 

タシケント国際空港は、タシケントの中心からタクシーで20分くらい。「ヤンデックス」というタクシーアプリは、現金ばらいだけれどUberのように、現在地点と行き先を入力して車が決まるので、乗車してからの交渉はいらない。ほんと、便利な時代になったモノだ。

 

Mから、「ゲートの前に色々な行き先の人たちが1プールに集められる場所があるので、自分が乗る飛行機のアナウンスを聞き逃さないように」と言われていた。うっかり、違う行先の飛行機に乗っちゃう?!なんてことはないだろうが、確かにわかりにくい、待合場所だった。

 

先に帰国した二人は、飛行機の離陸予定が1時間半遅れ、結局インチョンでの乗り換えに間に合わずに数時間韓国へ入国したと聞いていたので、離陸予定が気になる。スケジュールのモニターでは、予定通り22:00出発となっている。安心して待合室で待っていたのだが、搭乗予定時刻になって、「テクニカルトラブル」で搭乗が遅れるとのアナウンス。結局は、15分程度の遅れで搭乗が始まり、無事に飛行機に乗ることができた。

 

ちなみに、タシケント空港のアシアナ航空のラウンジは、現在クローズ中で使用不可。20$のクーポンをくれたけれど、空港で使えるわけではなく、次回のフライトで使えるとのこと。いらんは、そんなもん。。。。

 

予定より30分遅れて、22:30頃に離陸。6時間15分のフライト予定。ここは寝るしかない。と思ったのだが、、、つい、出てきた機内食を完食してしまった。「ライス&ビーフ」か「チキン&パスタ」と言われたので、チキンを選んだのだが、これまた、謎な食べ物だった。

チキンパスタではなく、たしかに、「チキン&パスタ」だった・・・。

それは、ジェノバソースっぽいペンネパスタの上に、チキンカツがのっていた。。。

まずくはないけど、なんという組み合わせ。。。と思いながら完食してしまった。

4時間の時差から日本時間に戻すためにも寝なくちゃ!とおもって、アイマスクをしてうとうと・・・。となりの韓国人らしきおばちゃんが、アームレストを勝手にあげて侵入してきたので、寝ているふりをしながら、アームレストを戻した。途中、肘で小突かれたが、無視して寝た。このおばちゃん、図太さがすごい。。。。乗ったときにも私の左手をいきなりつかんで、何かと思ったら、時計を見せろ、と。スマートウオッチなので文字盤はそのままではついていない。私が文字盤をオンにしてみせると、ただ「ふん」って感じで、サンキューの声もなければ、ありがとうの笑顔もない。なんじゃこのおばちゃん、とおもいつつ、平和なフライトを願っていたのだが、、、。ま、それ以上の事件はなかったからいいけど。一人で乗ってる様子の韓国人だった。

 

Mの話によれば、戦後、ソ連によって日本兵が極東からタシケントへ強制的に連れてこられたように、韓国の人々も相当の数がある日いきなり電車に載せられて中央アジアへ強制移動させられたのだそうだ。そのため、いまでも韓国系の人は多いのだという。スーパーの棚には、韓国のラーメンがあったのはそのためかもしれない。世界のどこでも中華料理店があるけれど、ウズベキスタンではあまり見かけなかった。それよりは韓国料理店の方が多い印象がある。

 

遅れて出発した飛行機は、案の定、インチョンからの成田行き飛行機が離陸する予定時間の15分前に着陸。Mから「たいてい乗り継ぎを待っていてくれる」と聞いていたので、安心して飛行機から降りると、成田行き乗客の名前を書いた紙を掲げた地上係員が待っていて、「follow me!」といって、成田便へ案内してくれた。とくに走ることもなく、てくてくあるいて、Gateへ。ほかの客はすでに着席。数人の乗り継ぎ乗客が乗り終えると、「乗り継ぎのお客様を待っていたので遅れました」と機内アナウンス。ちょっと、肩身が狭い、、、。ほぼ満席の飛行機は、インチョンを飛び立った。

 

インチョンから成田は2時間20分のフライト予定。日本時間(=韓国時間)9:30頃に飛びたった飛行機は、予定より少し遅れたけれど、11:30過ぎには成田に着陸。ほぼ、予定通りに日本に帰国する事ができた。インチョン~成田のフライトでも、機内食が出たのだけれど、やはり、興味本位で完食してしまった・・・。そして、なんとまた「チキンカツ」がのったフライドライスだった。どうやら、アシアナ航空は「チキンカツ」が相当お好きなようだ。韓国でも「チキンカツ」ってポピュラーなのだろうか?しかも、ちょっと甘辛なしょうゆダレがかかっていて、日本人も好きそうな味。今回の旅で4フライト中3食が「チキンカツ」だった。

さすがに寝不足で、ご飯を食べたら爆睡。客室乗務員に「テーブルとリクライニングを戻して」と起こされるまで気が付かなかった。そして、次に目覚めたのは着陸の衝撃。左右に大きく揺れた。でも、無事に着陸。

 

成田の入国もスムーズで、荷物も無事に到着し、14:00頃には帰宅。

日本が涼しく感じる。

 

お風呂に入って、大量の洗濯物を済ませた。

帽子や日傘、カバンに靴も、砂漠の砂にまみれたので、水洗い。

 

いやぁ、楽しかった。

ほんとうに楽しかった。

 

お土産らしいお土産はないけれど、

自分には、ブハラのクラフト屋さんで、チタンでできた切れ味抜群の「コウノトリのハサミ」と「ナイフ」どちらも、「Meg」と彫ってもらった。

チタン製 コウノトリのハサミ

そして、「綿花のはちみつ」。ウズベキスタンのモノインダストリーの象徴だった綿花。その綿花のはちみつは、さっぱりした甘さだということ。

 

人生初の中央アジア。充実の旅だった。

今回は6月中旬ということで、暑さの激しい中だったけれど、冬に行くとまた違う印象になるのだろう。暑さだけでなく、乾燥がすごい。もちろん日焼け対策はしていったのだけれど、汗をかいてもどんどん蒸発するくらい乾燥しているので、日焼け対策というより乾燥対策の方が重要だったかも。

 

帰宅してお風呂に入った後、自宅にある化粧水、美容液、乳液を塗りまくった。砂漠化していた私の肌は、ぐんぐん吸い込み、潤いを取り戻して、、、いってくれたと思う。

しばらく、お肌を過保護にしてやろうと思う。

 

ウズベキスタン、私にとっては料理もどれもおいしく、一度もお腹を壊すこともなく、満喫した旅だった。日本から塩分補給のためと思って持っていった「梅干し」も効いたかもしれない。ばてることなく12日間の旅を満喫。

 

旅を楽しむのにも、健康と体力が重要だと再認識。

さて、旅で充填されたエネルギーをまた明日からの活力に・・・・。

 

やっぱり、旅は楽しい。