ゴッホ・アライブ @ 寺田倉庫G1ビル

先日、寺田倉庫G1ビルで開催中のゴッホ・アライブ (Van Gogh Alive)」に行ってきた。

goghalivejp.com

 

ゴッホの作品のデジタル放映と音楽、壁中に映し出されたゴッホの世界で、アートに浸る、って感じ。

私が、ゴッホにはまりだしたのは割とここ数年のこと。若い時に美術館でみたときは、あんまり印象が無かった。SOMPO美術館で本物の『ひまわり』を見た時は、やっぱり感動した。ちっちゃい絵なのに。そして、極めつけは、原田マハさんの本の数々。一番は、やっぱり、『たゆたえども沈まず』

megureca.hatenablog.com

この本を読んで、ゴッホを愛さずにいられようか、、、って感じ。

 

今回は、友人に誘われていってきた。チケットは、大人3000円。結構、お高い。彼女がまとめて2人分購入してくれて、QRコードを転送してもらった。

 

訪れたのは、三連休の中日。結構、混んでいた。天王洲アイル駅から寺田倉庫までは歩いて10分くらい。ぼちぼちと人が歩いている。そして、会場についてみると、なんと、入場するのに並んでいる!へぇぇ、、、、本物のゴッホが見れるわけでもないのに、3000円もするのに!!と、正直ちょっと驚き。

 

入場ゲートを通ってからは、エレベーター待ち。なぜか、1台しか動かさずに、ピストン輸送している。。。こりゃ、、、なんか、要領わるいな、、、って感じが。動線が、入る人と出る人がかぶっていて、こんなに人がたくさんいるのに、、、イマイチ。。ほかにもエレベーターはあるのに、なんで使わないんだろう?と疑問に思いつつ、エレベーターの順番を待ってから、会場へ上る。

 

会場に入ると、最初は、ゴッホの代表的な作品についての紹介パネルがあり、来場者は並んでみていた。私と友人は、べつに、これは最前列で見る必要ないよね、って、後ろをさささーーーって歩きながら鑑賞。

面白かったのは、ゴッホ『アルルの寝室』の再現部屋が飾ってあったこと。私の好きなゴッホ作品の一つなので、ちょっと、興奮!

あの、ちょっと歪んだ部屋が、そのまま再現されていた。

 

そして、次の部屋へ移ると、巨大な倉庫の空間の中に作品の映像がプロジェクターで移されている。そして鏡を多用することで、ゴッホの絵の世界に入り込んだような気分を味わえる。これがなかなか楽しい。

キラキラの電気と鏡の謎の通路もちょっと楽しかった。ゴッホの絵の上をあるきながら、キラキラに囲まれる体験は、不思議ちゃん体験。

プロジェクターで作品を映し出している空間の中には、ゴッホの作品の変遷を説明する文字のみの画面もあり、時々、ゴッホの言葉が映し出される。このプロジェクタの前にがっつり腰をおろして、じっくり見入ってしまった。

 

たくさんの手紙を残したことで知られるゴッホの言葉は、どれも、心に染み入る。

 

どうだ、この美しい言葉たち、、、、。そういえば、『ゴッホの手紙』を読んでみようと思ってまだ読んでいない。これは、読まねば。。。

 

『アーモンドの花』の映像は、実物よりも青が明るい色に感じたけれど、本当に、花にかこまれているような気持ちになれる。

 

作品とこれらの言葉の放映に、ずっとクラシック音楽がかかっていたのだけれど、これがまた、すごくあっていた。でも、なぜか、この『アーモンドの花』映像のときにかかっていたのが、邦楽、さくらさくら、、、、だった。いやいや、、、ちと違うぞ・・・・。これ、桜じゃないし・・・。ま、いっか・・・・。

 

ほかに人がいなかったら、この広い倉庫のフロアをいっぱいに使って、踊りたくなる感じ。あぁ、知ってる、でも、タイトル何だっけ???と私にはわからない曲もおおくて、サントラのCD売ってくれたらいいのに、と思った。

 

1時間以上は、中で鑑賞した。そして、さて、出ようと思ったら、、、出口渋滞。。。

だよね、そりゃ、そうだよね、、、案の定というかんじで、出るのにだいぶ待たされた。。。しかも、この会場階にはトイレがない。お年寄りとか子供とか、、、大変だな、、、って気がした。

 

出入口ゲートのフロアには、ショップが併設されていた。本展覧会限定グッズも多く、つい、白Tシャツをかってしまった。ひまわりが、くろい線のみで描かれている。これは、絶対他にはないぞ!と、ふふふ、、とご満悦。CDは残念ながら売っていなかった。

 

3000円、結構、楽しめる。

もっと、空いているときに行きたかったかなあ。

再訪はしないけど、ゴッホ好きならお薦め。

 

寺田倉庫を後にして、大井町駅まで戻ってから焼肉をたべて帰ってきた。彼女の行きつけの焼き肉屋だったので、だいぶお得に美味しくいただきました!ご馳走様。

 

心もお腹も満たされた一日でした。

 

こういう空間がつくれるのもテクノロジーのおかげだなぁ。。。

ゴッホも、まさか自分の絵がこんな風に人を楽しませることになるとは、想像してなかっただろうなぁ。。。

これ、どう思う?って。ゴッホに訊いていみたい。