今朝のZoom坐禅会でのお話。
「ダンマパダ」法句経
恨みに報いるに恨みをもってしたならばついに恨みのやむことはない。恨みをすててこそやむ。これは永遠の真理である。
ダンマパダは、お釈迦様の言葉、そのもの。
法句経といわれているけれど、お教でもなければ、教義でもない。
ただただ、、、言葉。
坐禅は、お腹に力を入れること。お腹に力を入れることで、全身の力が抜けてくる。腹式呼吸をして座ることで、お腹、つまりは腸の部分が温かくなる。腸は「第二の脳」と言われている。
こころもそこにあるのだ、というつもりで坐ると、お腹、丹田が温かくなって、全ての原点がここにある、と言う気になる、という話。
原点は、心にある。
神仏習合の日本の心と言うが、お教や教義に重点があるのではなく、お腹にある心にすべての重点がある。
今朝は、以前にも教えていただいた言葉を再び。
「恨みに報いるに恨みをもってしたならばついに恨みのやむことはない。恨みをすててこそやむ。これは永遠の真理である。」
そして、もう一つ。
「おのれこそ、おのれのよるべ おのれをおきて、だれによるべぞ よくととのえし、おのれにこそ まことえがたき、よるべをぞえん」
恨みを捨てられるのは、自分の心しかない。
坐禅をしていても、お腹が温かくなると感じたことは無かったのだけど、お腹に心があるっておもったら、もしかしたらもっとお腹を感じながら座れるかもしれない、、、と言う気がした。
心を温めると、原点が温まるっていうことなのかもしれない。
持ち続けている「恨み」なんて、私にはないけど、「心」を温めておくのが大事なのは、なんとなくわかる。
北風ぴゅーぴゅーより、温まったときのほうが、優しくなれる。
基本に戻って、坐るのも大事だ。
お腹を温めて、心を温めよう。
今朝の新聞によれば、インドのモディ首相は16日、訪問先のウズベキスタンのサマルカンドでロシアのプーチン大統領と会談して、「いまは戦争の時ではない」と言ったとのこと。ロシアの孤立が、さらに高まっていくのか。。。ウクライナも、ロシアの人も犠牲者だ。。。彼らの恨みはいつやむのか。。。
はやく、戦争が終わりますように。