禅の言葉  坐禅の醍醐味は、「定(じょう)」に入ること

坐禅の醍醐味は、「定(じょう)」に入ること。

 

今朝教えていただいた、禅の一言。

「定」(じょう)

 

坐禅を習慣化すれば定力(じょうりき)(禅定力)を得ることになる。

心が定まった状態の落ち着きを「定」という。


禅では、戒・定・慧(かい・じょう・え)の三学を大事にする。

 

「戒」は「ならぬことはならぬ」と自らが直感で判断する戒め
 他律的な戒律ではなく、自分が直感で判断する戒め。


「慧」身体全体で理解すべき真理(悟りの智慧)のこと。
 頭、前頭葉で理解する智慧ではなく、身体全体で考え、理解する。

 

「定」は、最も重要な基本で、三昧(サマーディ・禅定)に入ること。
 無念無想の状態に没頭すること。
 丹田呼吸と共に“シーン”とこころを静め、こころの真髄を捉えること。
 静かに、心が落ち着いていること

 

えもいわれぬ力(定力)がそこからにじみだす。
生きる真の自信がわき出てくる


深沈厚重(しんちんこうじゅう)が、一番大事。
考えてあれこれ動くのも大事だけれど、まずは、どー--んとした落ち着きを、ということ。

 

頭をつかって、いっぱい考えて、いっぱい動くのも大事だけれど、まずは、どーんと落ち着いて、視野を広く持って、身体全部で考える、ってことかな。

 

あせらない、あせらない。

人と比べない。

自分のペースでいこう。

 

うん、それでいい。