2022年10月6日、発表。
アニー・エルノーさんが、2022年のノーベル文学賞を受賞された。
わー--い!!!
嬉しい。
彼女の作品は、二つしか読んだことがないけれど、何とも言えない感じのきゅ~~って胸が締め付けられるような、セツナさ、あこがれと、現実と、、、。
新聞によれば、受賞の理由は、
「個人的な記憶のルーツや疎外感、集団的抑圧を明らかにする勇気と鋭さ」
とある。
私が読んで、なんだかすごいなぁ、、、と思ったのは、記事でも紹介されていた、
『場所』と『シンプルな情熱』
記事では、
「父の生涯を記した『場所』で84年にフランスの代表的な文学賞ルノドー賞を受賞、家族を持つ男性との恋愛を綴った『シンプルな情熱』は日本語など各国で翻訳され反響を呼び映画化もされた。」と紹介されている。
初めて、『場所』を読んだ時の、衝撃的な、それでいて静かな感動を忘れない。
昨年の秋に読んでいた。
『場所』は、瀬戸内寂聴さんがご自身の『場所』を書くきっかけになったと言っている。寂聴さんにアニー・エルノーを薦めたのは、山田詠美さん。
なんだか、色々なつながりを感じる。
文化とは、コピーである・・・。
誰かに触発されて、新しい文学が生まれる・・・。
そして、『場所』にあまりに感動したので、『シンプルな情熱』も読んでみた。
こちらも、、、、力強いというのか。。。
受賞理由にある、「勇気と鋭さ」がよくわかる作品だ。
素敵な人だな、と思う。
そして、フランス文学をフランス語で読めたら、きっと、もっと素敵なんだろうな、、、と思う。
ノーベル賞をもらったからには、彼女の他の作品ももっと読んでみたくなった。
なんて、俗っぽいけど、でも、やっぱり、誰かがよいと言っているものを手に取ってみるのも大事だと思う。
そこから、世界が広がることもある。
自分が好きなものは、そこから見つければいい。
選択肢を増やすのは大事なことだ。
あぁ、、、文学作品もいいなぁ。
もっともっと、読みたい。