『暮らしを、みがく やりすぎない掃除術』  主婦と生活社

暮らしを、みがく
やりすぎない掃除術
主婦と生活社
私のカントリー別冊
2016年6月14日 1刷発行
2016年7月7日 2刷発行

 

図書館で、何か気晴らしになる本はないかなぁ、とふらふらしていたら、目についた。
掃除、永遠の課題?!

先月、ウズベキスタンバックパックで旅したときに、物なんてこれだけで足りるんだ、、、とつくづく思った。私は、ウズベキスタン滞在中、タシケントサマルカンド、ブハラ、ヒヴァの5泊6日の旅を、普段スポーツジムに行くときにもっていく小さなバックパックで旅してきた。大きさにしたら、20Lあるかないか。普通の雑貨屋さんで3000円程度で買った、ほんと、ただのバックパック。でも、それでも、事足りた。。。

今家にある洋服にしても、ものにしても、おそらく、5%以内のものでも暮らしていけるのだと思う。ただ、もったいない、、、とおもうから捨てられないだけで。。。

で、最近、改めて、ミニマリストや断捨離のYouTube 動画を見ることがある。掃除が最初の一歩か、、、ということで、本書を読んでみた。

雑誌サイズで写真がいっぱい。パラパラとめくってみているだけで、なんだか、片付け上手になれた様な、、、おおきな勘違い、だけどね。でも、片付いた部屋の写真は、気持ちいい。

ページをめくると、大島美幸さんの笑顔の写真。大島さんは、大の掃除好きらしく、
私にとって掃除は
部屋をきれいにすることではなく
気持ちをスッキリさせること
ですって。
素敵。

家が乱れたまま仕事にいくことなんて考えられず、片付けのために仕事に遅刻したこともあるとか。コロコロで、あちこちゴミとりするそうだ。
大島さん曰く、

家が乱れていると心が乱れます。
人生の大半を家で過ごすわけだから
その空間がきれいじゃないと不安になります。
そうならないために、掃除する一方で
イライラを発散するストレス解消法にもなる

いい仕事をするためには
食べ物と同じくらい掃除が大事です。
ご飯は体を健康に保つため。
掃除は心の健康のため。
食事と掃除は人生の基本。両輪です。”
と。

なるほど、いいこと言うなぁ。

私は、決して片づけられない人ではないと思うけど、ダイニングテーブルの上はすぐに書類だらけになりがち。
読み途中の本、メモ、筆記用具、、、あらゆるものが、ダイニングテーブルの上に集まってしまう。

普段は、ルンバで朝7:30に掃除が始まるようにタイマー設定しているので、床にはものを置きっぱなしにして寝ることはないけれど、ダイニングチェアーに脱いだ服がかけたままだったり、、、は、あるある、、、。
本書には、お掃除のヒントがいっぱいあった。私は、子持ちの主婦や、毎日通勤する会社員のように時間が限られているわけではない。自分で自由に自分の時間をやりくりできる。それでも、「時間がない」とはおもわなくても、「掃除の時間」を確保するのは意外と、、簡単ではない。

 

なるほど、思ったこと、覚書。

 

・時間が無いと焦るなら、30分でできることだけやればいい

・朝20分、晩20分ときめて綺麗をキープする。

・明日の自分のために、今やる。

・「ざっと」でも毎日続けることが大事

・一度にやりすぎない

などなど。

洗面所などは、使った後にさっと拭き掃除をするだけで、綺麗は保てる。水が飛び跳ねているままにすると、水あか汚れになるし、濡れているということ自体がすっきり感を妨げる。

そうだ、そう思って、先日、通販で水取スポンジをポチったのに、、、そういえばまだ届いていないな。。。今日あたり、とどくだろうか。。。

 

夜寝る前に、キッチンを綺麗にしておくというのも、朝起きたときにスッキリしたキッチンで一日を始められて気持ちいい。

最近、晩御飯を食べたら、すぐに食器を洗うようにしている。食洗器に入れちゃうこともあるし、手洗いすることもあるけれど、洗い物が無い状態でお風呂にはいると、お風呂から出た後に、なにかつまんで食べようかな、、、なんて思うこともなくなった。

やはり、掃除が生活リズムの基本なのだ。

 

色々な人の掃除グッズも紹介されていた。洗剤の種類は少なく、使い古しの布をちょっとした拭き掃除用に小さく切ってストック、キッチンには台拭きと布巾を1枚ずつ。など。
なぜか、台拭きも布巾も、何枚もでている我が家の台所、、、、。出しておくのは1枚って、決めようと思う。

ちなみに、私は布巾として「サラシ」をよく使う。呉服屋さんで売っているサラシ。安いし、真っ白いから清潔さを保てる。
いぜん、ちきりんがブログで吸水性最高!と絶賛していた台布巾を購入してみたのだが、確かに吸水性はいいのだけれど、色が濃い目のグレーで、汚れてもわかりにくいのだ。その点、サラシの様に真っ白だと、汚くなっているのがすぐわかるので、なんとなく、清潔を保てている気がしてきもちい。

最後の方に、「誰でも掃除が好きになる3ステップ」というページがある。
1 掃く
2 拭く
3 仕上げ

朝のルーティンワークは、汚れやすいところから。
玄関、トイレ、洗面所、キッチン、リビング、廊下。
毎日が大変なら、曜日ごとに決める。

夜のルーティンワークは、朝すぐに掃除ができる準備。キッチンの洗い物をすませておく、とか。

どこから掃除しようかと考えるから、億劫になる。掃除の順番をきめておくと、考えずに体が動くようになるのだ、と。

なるほどね。

ティージョブズが、いつも同じデザインの洋服を着ることで、洋服選びの時間コストカットしていた、っていうのと近いかな。

決めておくことで、意思決定の手間を省く。

人によって、掃除がしやすいタイミングは異なるだろうけど、自分の時間をきめておくって、良いヒントになる気がした。

よし!
ちゃんと、掃除するぞ!
って、気持ちになれる一冊。

よし!
気持ちだけでなく、行動しないとね。