ベンジャミンバニーのおはなし
ビアトリクス・ポター さく・え
いしいももこ やく
福音館書店
1971年11月1日 発行
2002年10月1日 新装版発行
2019年11月5日 新装版改版発行
2020年9月20日 新装版改版 第3刷
THE TALE OF BENJAMIN BUNNY (1904)
ピーターラビットの絵本ー2
石井桃子さん翻訳の絵本をもとめて、図書館で借りてみた。ピーターラビットの絵本ー1 につづいて、2冊目。
ちなみに、実家の母に確認したら、確かに我が家にはピーターラビットの絵本があって、それは、英語版だったそうだ。捨ててしまったのは、もったいなかったなぁ、、、、。
ピーターラビットの絵本ー2は、ベンジャミンのお話。
ベンジャミン・バニーが、マクレガーさんのはたけのうしろの森にすんでいるしんるいのうちに遊びに行く。
そう、そのしんるいのうちこそ、ピーターラビットがフロプシー、モプシー、カトンテールと住んでいるお家。ベンジャミン・バニーのおばさん、つまりはピーターラビットのお母さんは、ウサギの毛の手袋や、袖口飾りを編んでくらしをたてている。ときには、「うさぎたばこ」を売ったりもする。「うさぎたばこ」は、ラベンダーのこと。
ベンジャミン・バニーは、おばさんに会わないようにお家に近づき、ピーターを見つける。そして、赤いハンカチを着ているピーターにどうしたのか?ときいてみた。ピーターは、マクレガーさんのはたけで、散々追われ、洋服をおとしてきてしまったことを話した。
マクレガーさんなら、さっき、おめかしした奥さんと出かけて行ったよ、っとベンジャミン。
ピーターとベンジャミンは揃ってマクレガーさんの畑に行ってみる。すると、ピーターの服と靴は、案山子になっている。レタスの苗床を踏み荒らして、ピーターの服を取り戻す二人。そして、ハンカチには玉ねぎをいっぱいいれてお土産に持って帰ることにした。
マクレガーさんの畑から帰ろうとする途中、ピーターははんかちから玉ねぎをおとしちゃう。おまけに、大きな猫に出くわしちゃう。とっさに、玉ねぎをかかえて籠の下に隠れた二人は、そんまま籠の上で猫がねちゃったもんで、5時間も玉ねぎと一緒に籠の中に閉じ込められてしまう。
”とにかく、ピーターとベンジャミンはたまねぎのにおいにはなかされました”
なかなかかえってこない二人を心配して、ベンジャミン・バニー氏(ベンジャミン・バニーのお父さん)がむちを手に畑にやってくる。するとどうやら、息子は猫が寝ている籠の下にいるらしい、、、。猫にとびかかるバニー氏。びっくりした猫は、バニー氏をひっかくこともわすれちゃう。そして、猫をおんしつに押し込めちゃうバニー氏。
二人を籠からだすと、むちをうって叱るのでした。
そして、バニー氏とふたりはピーターのお家に玉ねぎをもってかえりました。
畑にもどったマクレガーさんは、なぜ、ねこが温室に入り込んで、そとから鍵をかけたのかがわかりませんでした。
ピーターのおかあさんは、上着をとりもどしてきたのでピーターをしかりませんでした。
と、これまた、なんと謎のお話でしょう。
やっぱり、怖い。
バニー氏は、ムチでこどもたちを打ってしかるし、、、。
100年以上前のことだから、体罰が普通のことだったのだろう・・・・。
やっぱり、怖いお話だ。
でも、なんか、かわいいし、なごむ。
ピーターラビット、全部