『武士道的 一日一言‌』  11月23日 恵み by 新渡戸稲造

2024年11月23日は、土曜日だけれど、祝日。今日は何の日?ってことで。


新渡戸稲造の『武士道的 一日一言』から。

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11月23日 恵み

今日は新嘗祭(しんじょうさい)。 新米の豊穣を神に感謝する日‌。 毎日三度 いただく 食事は当たり前すぎて、米 1粒が神の恵みの結晶であることを忘れがちだ。穀物には天地の力が全てこもっている。
 天の恵み、 地の賜物、 人の働き、 国の恩、 あまりに多すぎて忘れやすい。

 


今日は、11月23日。カレンダーには、「勤労感謝の日」とある。もとは、「新嘗祭」。

 

広辞苑によれば、
天皇が新穀を天神地祗にすすめ、自らも食する祭儀。古くは陰暦11月の中の卯の日に行われた。 明治6年1873年)から祭日とされ、第二次世界対戦後に「勤労感謝の日」 として国民の祝日の1つとなった‌。”


かつては、勤労=農業だったのだ。

 

食料不足の国がある一方で、食料廃棄ロスが問題になる国がある。私たち日本は、食料の多くを海外からの輸入に頼りつつも、多量の食料廃棄ロスをしている国になってしまった。日本の食料自給率はカロリーベースで38%(2023年)と言われている。先進国の中では最低の水準。カナダ264%、オーストラリア224%、アメリカ130%、フランス127%。。。。(『科学はこのままでいいのかな』 中村桂子 ちくまQブックス)

政府は2030年度までにカロリーベース食料自給率を45%まで引き上げる目標を掲げているそうだ。具体的に?どうやって?

 

昆虫食だ、培養肉だ、というまえに、ロスをなくすことを考えるべきではないかと、私は思う。

 

私も、冷蔵庫の中で食べ物を腐らせて捨ててしまうことがある・・・・。そんな時、心が痛む。が、会議で出されるお弁当や、コンビニ弁当だと、食べ残すことへの痛みが小さく感じる。だって、自分でつくってないし、、、、自分できめた分量じゃなかったし、、、と、言い訳をしている。。。

 

食べきれない量を、自分の所有物にしてはいけないんだな。。。

 

食べ残さない、腐らせない、って大事。

 

野菜もお肉もお魚も、誰かがつくったり、育てたり、獲ったりしてくれたもの。

食べ物を粗末にしてはいけない。

 

勤労感謝の日は、食べ物に感謝する日。

 

今日は、冷蔵庫の中のお掃除をしようと思う。。。。カレンダーも残り少なくなってきたし、少しずつ、大掃除・・・。