英語でもよめる スイミー Swimmy
レオ=レオニ
谷川俊太郎 訳
好学社
2021年6月10日 第14刷
SWIMMY (1963)
先日、レオ=レオニの フレデリック を読んで、 やっぱりいいなぁと思ったので改めて 『スイミー』を図書館で借りて 読んでみた。
検索してみると、 「英語でもよめる」というシリーズがあった。 先日のフレデリックは英語版と日本語版と両方を借りてみたけれど、 これはいい。
ページをめくっていくと英語の下に日本語がついている。 谷川さんがいかに 直訳ではなく、より物語性が伝わるように 日本語にされているかもわかる。 これが本当の 翻訳だ。 ただ意訳したわけではないのだろう。
大きな 見開き2ページに、 いっぱいにスイミーが泳ぐ 海の中が描かれている。
私の記憶に残っているのは、 小さな赤いお魚たちが みんなで大きなお魚の形になって泳ぐことで、 大きなお魚に食べられちゃわないようにすること。 でもそこに至るまでには、 なんとスイミーの仲間たちがみんな、大きなお魚に食べられちゃうという悲劇が!!あったんだね。
そして、 ひとりぼっちになった スイミーは 海の中を冒険する。
そして出会ったのが 新しい仲間たちだった。
スイミーは、みんなに 海の中に、もっと広い海の中に、でていこうよ!と誘う。でも、みんな 大きなお魚に食べられるのが怖くて出ていけない。
だから、スイミーは、考えた。
Then suddenly he said, “I have it!”
“We are going to swim all together like the biggest fish in the sea!”
それから 突然 スイミーは叫んだ。
「みんな いっしょに およぐんだ。 うみで いちばん おおきな さかなの ふりをして!」
そして、あの有名な絵。
スイミーは、みんなの目になる。
そうか、スイミーは、一人だけみんなと違う黒色をしていたんだよね。
そして、みんなは大きなお魚を追い出すことに成功する。
おちびだって、みんなで力を合わせれば、大きなお魚にたべられない技をもった。
頭をつかって考えた、スイミーはすごい。
でも、スイミーの意見についていって、一緒に大きな海に飛び出していったみんなもすごい。
なんて、すてきなお話、そして絵でしょう。
絵本、素敵。
そして、スイミー可愛い。
LOVE Swimmy.