フランス4日目 アルザスのコルマールからリクヴイル

コルマールのホテルで迎えたアルザスの2日目。

バスで、リクヴィルと言う小さな街までプチ旅。

 

泊まったホテルのおじちゃんによれば、バスは7:00代の次が、11:11発。朝御飯はホテルで食べたいし、あんまり早くにリクヴイルについても、お店もやっていないかもしれないので、11:11発でゆっくり出発。

 

路線バスではなく、一応、中距離バス?!みたいな感じ。往復で、1人、約7€。ホテルのおじちゃんによれば、事前にチケットは必要ないし、バスで直接支払えばよい、と。

 

コルマールの駅前で、教えてもらった106番バス乗り場を探す。確かに106番バスを発見。意外と大きいし、きれいだし、日本で言えば長距離バスみたいな感じ。運転手のおっちゃんは、Tシャツに短パン、フランス語しか話さない。でも、行き先さえ伝われば、なんとかなる!バスで直接支払うので、クレジットカードは使えない。しかも、50€以上の高額紙幣は使えない、と。

 

羽田空港の自動両替機で大量に出てきた10€紙幣が、役にたった!!300€分くらいを両替しておこうと思って、両替したら、全部10€紙幣で出て来て、まじか!と思ったけれど、やはり、細かいお札は活躍する。

 

コルマールから約30分でリクヴィルへ。城壁に囲まれた小さな街。でも、ブドウ畑に囲まれ、美しい!


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ブドウ畑も、花が咲き終わって、ブドウの赤ちゃんが青々と美しい。


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ホントにコンパクトな街で、1時間もあれば、ぐるっとまわれちゃう。

一応?観光地で、月曜日だというのに結構な人。ヴォージュ山脈の斜面にある街なので、坂道だけど、結構年配の観光客も多い。

しばし散策して街並み、ブドウ畑を楽しんでから、ワインをテイスティング。そしてランチに。

アルザスのゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、ロゼのクレマン・ド・アルザス。どれも、美味しい。


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ランチは、昨晩の反省をいかして、三人でシェアしてボリュームをコントロール

アルザスの名物である、ベックオフとタルトフランべ。


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どっちも、美味しくいただきました!

 

ベックオフは、アルザスの有名料理。じゃがいもと豚肉の煮込みスープみたいな感じ。人参やセロリなども入っていて、ポトフが田舎っぽくなったみたいなもの。スープは、パンを浸してジュワッとさせて味わうと美味しい!

 

タルトフランべって、日本で食べると、地味ーーーな、薄焼きパイ、と言う感じだけど、この店のものは美味しい。

ベーコン、チーズ、マッシュルームがいっぱい。ジューシーで程よい塩味。

 

ボリュームも三人でシェアしてちょうどよい。しかも安い!

ワイン一本含めて1人20€しない。

リクヴィル、良い街でした。

コルマールに戻る前に、ブドウ畑の上から、街を一望。


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昨日に負けず劣らず暑かったけど、プチバカンスで楽しかった!

再び30分ほどバスに揺られて16:00過ぎにはコルマールへ戻る。

 

そのあとは、友人が行きたいと言う、ホテルから歩いて18分ほどの有名な「ウンターリンデン美術館」へ。入り口で、受付のおねぇちゃんに、あと、10分待てば、夜間料金で半額よ!と言われて、ミュージアムショップをうろうろしてから、いざ、入場。

ここは、13世紀に建てられた旧ドミニコ派修道院の建物を含む。下り口を入ったら直ぐに、修道院の廻廊と思われる廊下が、明るい中庭を四角く囲んでいる。

明るさと、石でできた建物のヒンヤリと。

しかし、ヒンヤリしたのはそれだけではなかった。

足を踏み入れた瞬間、ゾワゾワっと、、、鳥肌がたった。あ、、、ここは、、、、たくさん人が死んでる、、、。マンゾーニの『いいなずけ』のペストで人がなくなる場面が頭に浮かんだ。

 

調べてみると、まさに、、、ペストの時に、多くの患者の受け入れになっていたらしい、、、。

ゾワッとするけど、イヤーな感じはしない。みんな、天国に行ったのね、、、

建物は、2015年に新築したものも含み、なかなか美しい。

白い内装と螺旋階段は、なんだか、心洗われる感じ。


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修道院跡の建物は中世の作品が主で、新築された建物はモダンアートが中心。

その中に、あれ?!と、思ってタブローが。


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モネのジュヴェルニーの作品だった。

こんなところで、モネに出会えるとは。

 

閉館前の1時間ほど、美術館を駆け足でめぐり、暑さもしのげて、ホッと。

 

20:00過ぎてもまだまだ明るいけど、暑さは一段落。オープンのレストランで、軽くディナー。
ここのタルトフランべは、シェーブルチーズとクルミ、ハチミツ。これまた、美味しかった。


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あー、満足の1日。

今日も暑かったけど、気持ち良い疲れ。

コルマールもリクヴィルも、1人旅ならこんな田舎?!まで来なかったかもしれない。たまには、友人との旅行も良いね。

一緒につきあってくれて、ありがとう!