重要事項を優先する。
「7つの習慣」に出てくる言葉。
「7つの習慣」は、様々な書籍になっているので、今では、子供から大人まで、結構身近な言葉になっていると思う。
著者のスティーブン・R・コヴィーは、フランクリン・コヴィー・グループを創設し「7つの習慣」の考え方を研修などを通じて、世界に広げてきた。フランクリン手帳も、一時、すごくはやった。
私は、こんな高い手帳使えるか!と思って、使ってないけど。
コヴィーさんの言う、時間管理の大切さは、理解しているつもり。
私の手元にあるのは、1997年9月17日の初版第32刷発行。20年以上前に購入している。
読んでは、感心し、そうだそうしよう!とおもうのだけど、読み直すと、また新たな発見があったりする。
読んで感心しておしまいで、行動に移さないのであれば、キャリアポルノとたいして変わらない、、、、。
と、反省しつつ、最近、読書会の機会があったので、また手に取ってみた。
基本の7つの習慣は、
第一の習慣:主体性を発揮する
第二の習慣:目的をもって始める
第三の習慣:重要事項を優先する
第四の習慣:Win-Winを考える
第五の習慣:理解してから理解される
第六の習慣:相乗効果を発揮する
第七の習慣:刃を研ぐ
今日は、第三の習慣:重要事項を優先する、に関わる話で、本には出てこないけれど、フランクリン・コヴィーのビッグロックスのYoutube動画があることを教えてもらったので、覚書。
ビッグロックス(大きな岩)の話は、以前にコーチングの話の中で聞いたことがあったのだが、初めて、「7つの習慣」のコヴィーさんのたとえだったという事を知った。
その前に、まず、どんな時間を管理したいのか。
私たちが毎日過ごしている24時間は、4つの領域に種類分けできる。
第一領域: 重要 & 緊急
第二領域: 重要 & 緊急でない
第三領域: 重要でない & 緊急
第四領域: 重要でない & 緊急でない
「7つの習慣」では、第二領域を大事にしよう、と言っている。第一領域はともかく、第二領域は、緊急でない分後回しになりがち。そして、他のことで時間が消費されてしまうと、第二領域への時間配分が減ってしまう。だから、そういう大事なことこそ、先に予定として組み入れよう、というのが、重要事項を優先する、という意味。
第一領域は、危機や災難、病気や事故、〆切のある仕事など、何より優先すべきこと。これは、言われなくても、時間をとって対応する。
第三領域と、第四領域は、「重要でない」というのだから、優先しなくていい。でも、突然の来訪や、雑事など、生きていれば、時間を使わざるを得ないこともある。ただ、第四領域は、重要でも緊急でもないのだから、ただの暇つぶし、、、、。時々の息抜きならいいかな??っていう時間。
そして、意識して時間を確保すべきなのが、第二領域。重要であるものの、緊急でないから後回しにしてしまいがちなこと。
本に出てくる代表的な第二領域は、
・健康維持
・勉強や自己啓発
・品質の改善
・人間関係作り
・準備や計画
・真のレクリエーション
・リーダーシップ
・エンパワーメント
これらは、人生を長期スパンで考えれば大事だということはわかっているのに、ついつい、近視眼的な快楽に走って、あるいは日常の雑事に忙殺されて、後回しにしがちなこと。
健康のための十分な睡眠時間、運動。
ちゃんと確保できているか??
と、そいう時間をちゃんと確保するティップスが、ビッグロックスのロジック。
約4分の動画が、以下のもの。
同じ大きさの器(24時間)に、小さな砂(雑事)から入れてしまうと、大きな岩(重要なこと)が入りきらないのだけれど、大きな岩からいれると、小さな砂は隙間を埋めるように入りきる。
という、話。
つまり、予定表に、重要事項に使う時間をあらかじめ確保して入れてしまう。
睡眠時間も、予定してしまう。
これは、第四領域の時間を削減するのに、効果的。
大人も子供も、受験生なら、受験勉強の時間を確保するのは、多くの人がやっているのではないだろうか?
私も、資格試験の準備期間は、決まった時間を毎日確保するように、予定表に書き込んでいた。
やりたいことがあるのに、時間がない、と思っているときは、やりたいことの予定を先に入れてしまおう!
予定は予定で、変更になることもあるけれど、1週間で帳尻を合わせるくらいでいい。
毎日、キチキチに管理すると疲れちゃうなら、1週間、あるいは1か月単位で、帳尻合わせをすればいい。
あんまり、後回しにしすぎると、、、、取り返しがつかなくなるのは、、、、、言われなくても、知ってるわい!って感じ。
そして、ここで重要なのは、やはり、
「何が自分にとっての重要事項なのか」を考えること。
重要事項は人によって違う。
人の物差しで測った重要事項ではなく、
自分が思う重要事項。
多分、ここが難しい。
悩む。
正解はない。
ただ、健康だけは、誰にとっても重要事項であるはず。
睡眠時間を確保しよう。
運動時間を確保しよう。
そして、コロナでステイホーム時間が増えて感じるのが、人と会話する時間を確保するのも大事だな、ってこと。
心の健康維持時間も確保しよう。
動画は、初めて見たけれど、よくできていると思う。
実際の研修会場でのデモンストレーションだろう。
自分にとって、重要なことの時間は、先に予定しよう。
枝廣淳子さんは、著書「朝2時起きで、なんでもできる!」の中で、「やりたいことを優先させよう!」とおっしゃっている。
やりたいことは、自分にとっては、重要事項なはず。
(ただし、ここで緊急でも重要でもないことに走るのは、気を付けよう)
やりたいことを後回しにしすぎると、頭の中に気がかりなことが残ったままになっているという事。
心は、モヤっとした状態が続いてしまう。
そうなるくらいなら、やりたいことを先にやってしまい、すっきりした頭で、他の優先事項に取り組もう。
やらなきゃ、という気持ちより、やりたい、って思える気持ちを大事にしよう。
でも、やっぱり、自分にとって本当に重要事項なのか、迷いがないわけでもない。
主体的に取り組んではいるけど、目的は?と問われると、
だって、好きなんだもん、面白そうなんだもん、、、としか言いようがない。
ま、いっか。
私は、新しいことを学ぶのが好きだ。
新しいことに挑戦するのが好きだ。
という事に、50歳を過ぎて自覚した。
人生、まだまだ長い。
長い目で見て、重要と思えることへの時間を大切にしよう。
自己投資は、最大の財産。
健康。
人間との関わり。
勉強。
私にとっての重要事項は、この先変わるかもしれないけど、今は、
健康。
人間との関わり。
勉強。
その時間の確保のために、脱サラしたんだから。
まず、これらを優先して、予定を立てようと思う。
自分の人生は、自分で考えて、自分で決める。