2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『翔ぶ少女』 by  原田マハ

翔ぶ少女原田マハ株式会社ポプラ社2014年1月17日第1刷発行 図書館でTeens向けの特設コーナーに置いてあった本。時々入れ替わる、特設コーナーで、児童文学なわけではなく、普通に大人向けの本も置いてあるので、気になる本を借りることがある。 内容も分から…

『砂の女』 by  安部公房

砂の女安部公房新潮文庫昭和56年2月25日発行平成15年3月25日53刷改版 平成21年6月5日65刷 ずっと気になっていた本。図書館で借りてみた。 ヤマザキマリさんが、『国境のない生き方』(2015)のなかで紹介されていたのが、最初に気になったきっかけだった気がす…

『いい緊張は能力を2倍にする』 by  樺沢紫苑

いい緊張は能力を2倍にする樺沢紫苑文響社2018年6月5日 図書館で、心理学の棚あたりで見つけた本。樺沢さんの本だから、借りてみた。 樺沢さんは、1965年、札幌生まれ。精神科医。札幌医科大医学部卒。精神医学や心理学、脳科学の知識、情報などを分かりやす…

『ジヴェルニーの食卓』 by  原田マハ

ジヴェルニーの食卓原田マハ集英社2013年3月30日 第一刷発行 まだ、私が原田マハさんを原田マハさんとして認識していなかった頃に、雑誌の書評でみて購入した本。どこの雑誌だったかも、どんな紹介だったかも忘れたけれど、なんて素敵そうな本!!とおもって…

『2020-2032 アメリカ大分断 危機の地政学』 by  ジョージ・フリードマン

2020-2032 アメリカ大分断 危機の地政学ジョージ・フリードマン早川書房2020年10月10日THE STORM BEFORE THE CALM (2020) ジョージ・フリードマンの『新・100年予測 ヨーロッパ炎上』が面白かったので、図書館で「ジョージ・フリードマン」で検索して出て…

禅の言葉 『過去のこころ 現在のこころ 未来のこころ』

過去のこころ 現在のこころ 未来のこころ 今朝教えていただいた、禅のひとこと。 修行中のある禅者が、旅の途中である餅屋に立ち寄り、そこで店主の老婆から問いかけられた。 老婆は、「もしあんたが答えることができれば、ただで餅をあげましょう。もし、答…

『驚異の量子コンピュータ』 by 藤井啓祐

驚異の量子コンピュータ 宇宙最強マシンへの挑戦究極的な困難さへ挑み 宇宙をハックせよ 藤井啓祐 岩波書店2019年11月19日第1刷発行 図書館で見つけた量子コンピュータに関する本。知らない著者だけど、岩波書店の本だから読んでみた。 裏表紙には、「ひと昔…

『部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話 』 by W.ハイゼンベルク

部分と全体私の生涯の偉大な出会いと対話W.ハイゼンベルク湯川秀樹 序・山崎和夫 訳みすず書房 1974年7月10日 発行(ドイツ語原書:DER TEIL UND DAS GANZE)(English title:PHYSICS AND BEYOND 1971) 『好奇心が未来を作る』の舩橋真俊の文章の中で、心…

『中国が宇宙を支配する日 宇宙安保の現代史』by 青木節子

中国が宇宙を支配する日 宇宙安保の現代史青木節子新潮社2021年3月20日 橋爪大三郎さんと佐藤大さんの『世界史の分岐点』で科学技術に関する話の中で出てきた、日本で唯一の宇宙法専門家、青木節子さんの本。 megureca.hatenablog.com 図書館で借りてみた。2…

『腎臓が寿命を決める』by 黒尾誠

腎臓が寿命を決める老化加速物質リンを最速で排出する黒尾誠幻冬舎新書2022年1月25日 第一刷発行 なんだか、よく広告を見かけるので、買ってみた。 帯には、「45歳以上の1/4は、すでに危険な状態。だが、まだ腎機能を取り戻し長生きする方法は残っている…

『世界史の極意』by  佐藤優

世界史の極意佐藤優 NHK出版2015年1月10日 ちょっと古い本で、前に読んだことがある気もするのだけれど、佐藤さんの本。図書館で借りてみた。国民国家がどう変遷してきたか、多極化、民族問題、宗教を軸に語られている。 目次序章 歴史は悲劇を繰り返すのか…

『夢を見るとき脳は』 by  アントニオ・ザドラ、ロバート・スティックゴールド

夢を見るとき脳は睡眠と夢の謎に迫る科学アントニオ・ザドラ、ロバート・スティックゴールド藤井留美 訳紀伊国屋書店2021年9月10日第1刷発行 (WHEN BRAINS DREAM:2021) 睡眠の大切さの話の中で、紹介されていた本。 面白そうだったので図書館で借りて…

禅の言葉 空手把鋤頭 歩行騎水牛

今日教えていただいた、禅の言葉 「空手把鋤頭 歩行騎水牛」 「空手(くうしゅ)にして鋤頭(じょとう)を把(と)り、歩行して水牛に騎(の)る」 傅大士(ふだいし)(497ー569)の「法身(ほっしん)の偈(げ)」 手をわすれて(無心になって)鋤を使って畑仕…

『石垣りん詩集』  伊藤比呂美編

石垣りん詩集 伊藤比呂美編岩波文庫2015年11月17日 岩波書店の「図書」に広告がでていて、気になったので図書館で借りてみた。 石垣りんさん。詩人。1920年生まれ。21歳から25歳のあいだに太平洋戦争を経験している。14歳で高等小学校を卒業し、日本興行銀行…

『豊饒の海(四)天人五衰』by 三島由紀夫

豊饒の海(四)天人五衰三島由紀夫新潮文庫昭和52年11月30日発行平成15年4月25日36刷解版平成15年9月30日37刷(この作品は昭和46年2月新潮社より刊行された) 豊饒の海、最終章の第四巻。本多は、76歳になっている。19歳から始まって、76歳まで、、。三島由…

『豊饒の海(三)暁の寺』by  三島由紀夫

豊饒の海(三)暁の寺三島由紀夫新潮文庫昭和52年10月30日発行平成14年11月15日42刷改版平成24年10月25日58刷(この作品は昭和45年7月新潮社より刊行された) 豊饒の海(ニ)奔馬が、昭和44年2月刊行。およそ一年半後の続編。 (三)まで読み進めて、『豊饒…

『豊饒の海(ニ)奔馬(ほんば)』 by  三島由紀夫

豊饒の海(ニ)奔馬(ほんば)三島由紀夫新潮文庫 昭和52年8月30日発行 平成14年12月5日43刷 改版平成24年6月30日62刷(この作品は昭和44年2月新潮社より刊行された ) 豊饒の海の続き、(ニ)奔馬を読んでみた。 読み始めて、なるほど、(一)と、こうつな…

禅の言葉 『己こそ、己の寄辺』

先日の朝のZoom坐禅会で教えていただいた、禅の言葉 『己こそ、己の寄辺』 おのれこそ おのれのよるべ おのれをおきて だれによるべそよくととのえし おのれにこそ まことえがたき よるべをぞえん ダンマパダ(法句経) 己(おのれ)こそ 己の寄辺(よるべ)…

『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』by 大木毅

独ソ戦 絶滅戦争の惨禍大木毅岩波新書2019年7月19日 ウクライナへのロシアの侵攻、その背景にあるロシア歴史の参考にと薦められていた本。図書館で借りてみた。 著者の大木さんは、1961年生まれ。 立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。専攻はドイツ現代…

『近代の終わり 秩序なき世界の現実』 by  大野和基 インタビュー・編

近代の終わり 秩序なき世界の現実大野和基 インタビュー・編PHP新書2021年12月28日 第一版第一刷 図書館で「ジョージ・フリードマン」で検索をかけてきて出てきた本。日本人ジャーナリストの大野さんが、様々な外国人の専門家にインタビューしている。比較的…

『亡国記』by 北野慶

亡国記北野慶現代書館2015年8月15日第一刷発行 3.11。震災から11年。忘れてはいけない津波、原発の教訓。あまりお薦めする一冊ではないのだけど、原発問題、ということで今日は、『亡国記』の覚書。 友人が、読んだ後、なんだかくらーーーい気持ちになっ…

『上流思考  問題が起こる前に解決する新しい問題解決の思考法』by  ダン・ヒース

上流思考問題が起こる前に解決する新しい問題解決の思考法ダン・ヒース櫻井祐子訳ダイヤモンド社2021年12月14日原題:UPSTREAM (2020) 表紙の帯には”佐藤優氏危機から抜け出すには、ふだん気づいていない構造的欠陥を矯正することが重要だ。知恵と実用性に満…

『未来のエリートのための最強の学び方』by 佐藤優

未来のエリートのための最強の学び方佐藤優集英社インターナショナル2019年2月10日第1刷発行 図書館の棚で見つけたので借りてみた。 まえがきによると「本書は、同志社大学で我々の講義を受講する学生(文科系、理科系ともに基礎的学術訓練のよくできた人た…

国際女性デー(International Women’s Day)

本日、3月8日は、国際女性デー(International Women’s Day)、だそうだ。 新聞朝刊の本や雑誌の広告に、女性とかジェンダーに関するものが多いな??とおもったら、そういう事だった。しらなかった。そもそも、国際女性デーなるものがあることも、知らなか…

『岸惠子自伝     卵を割らなければ、オムレツは食べられない』by  岸惠子

岸惠子自伝 卵を割らなければ、オムレツは食べられない岸惠子岩波書店2021年5月1日 第一刷発行 母に「面白かったから読む?」と聞かれて、別に岸惠子に興味ないからいらない、と言っていた本だったのだけれど、本屋で、「卵を割らなければ、オムレツは食べら…

責任者はだれだか、決めておこう・・・

失敗の共有。 誰かがちゃんとやってくれるだろう、、、は、危険。 誰かと一緒に何かを計画をするときは、責任者を決めておきましょう・・・。 高齢の母を連れて姉と3人で温泉に行った。行こうと言い出したのは姉。私ももちろん賛成。最近では、私が1番旅慣れ…

禅の言葉  人従橋上過 橋流水不流

今朝教えていいただいた、禅の言葉 人従橋上過 橋流水不流 (ひときょうじょうよりすぎれば はしはながれみずはながれず) 坐禅のポイントは、心を整えるだけ。心を整える、それがすべての基本。 人は、なにか寄るべきものを求めている。頼るところを求めて…

『豊饒の海(一)春の雪』 by  三島由紀夫

豊饒の海(一) 春の雪三島由紀夫新潮文庫昭和52年7月30日発行平成14年10月15日 54万刷改版平成17年10月15日 66刷(この作品は昭和44年1月新潮社より刊行された ) 先日 、知人と映画「mishima : a life in four chapters」の話題になった。三島由紀夫の人生…

『ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず』by ヤマザキマリ

ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らずヤマザキマリ 株式会社フリースタイル2012年4月30日 初版発行 本書は2004年8月31日から2008年1月4日までにMixi に書かれた日記と、2006年9月19日より2007年12月13日に書かれたブログ「リスボンで漫画…

『同志少女よ、敵を撃て』 by  逢坂冬馬

同志少女よ、敵を撃て逢坂冬馬 著早川書房2021年11月25日 発行 第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。選考委員が全員最高点を付けた、アガサ・クリスティー賞史上、初めての作品とのこと。 2022年2月24年に始まった、ロシアによるウクライナへの侵攻。本…