2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

禅の言葉 『行亦禅、坐亦禅、語黙動静、体安然』

行亦禅、坐亦禅、語黙動静、体安然ぎょうもまたぜん、ざもまたぜん、ごもくどうじょう、たいあんねん 永嘉大師『証道歌』 今朝教えていただいた、禅の言葉。 中国の禅は達磨大師の教え。その7代目である永嘉(ようか)大師、唐の時代の僧が作った詩集といわ…

『生き心地の良い町』 by 岡檀

生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある 岡檀(おか まゆみ) 講談社 2013年7月22日第1刷発行 山口周さんが Twitter で面白い、と言っていたのがふと目に入った。図書館で借りてみた。 感想。 うん、面白かった。 自殺の原因を調べる研究…

『ヘヴン』 by  川上未映子

ヘヴン川上未映子講談社2009年9月1日 第1刷発行 先日、アメリカで翻訳されることになったという川上さんの『すべて真夜中の恋人たち』を読んでいるとき、本書が英ブッカー国際賞の最終候補に残ったというニュースを聞いて、図書館で借りてみた。 megureca.ha…

『最高の集い方』 by プリヤ・パーカー

最高の集い方記憶に残る体験をデザインするプリヤ・パーカー 著関 美和 訳プレジデント社2019年10月13日 第一刷発行 知人がくり返し読んでいるとのことだったので、 図書館で予約してみた。2か月くらいまったかな?順番が回ってきたので借りて読んだ。 華や…

『未来の予測の技法』 by  佐藤航陽

未来の予測の技法時代を先読みし、チャンスを生み出す佐藤航陽株式会社ディスカバー・トゥエンティワン2018年1月30日 佐藤さんの本、『お金2.0』、『世界2.0』に引き続き、2018年の本を図書館でかりてみた。 megureca.hatenablog.com megureca.hatenablog.co…

『猫町 他十七篇』 by 荻原朔太郎

猫町他十七篇荻原朔太郎 作清岡卓行 編 岩波書店の「図書」という雑誌。月に1冊送られてくる。知人が長年愛読しているといっていたので、2022年になって私も購読し始めた。年間購読を契約すると、1000円。送料込み。薄い冊子だけれど、岩波書店の新刊案内だ…

すずらんの日 (5月1日)

4月も下旬。雨続きかと思ったら、いきなり、夏のような日差し。 そんななか、立ち寄り先への道中の花壇に、ひっそりと咲くすずらんを発見! 建物と建物あいだの、日陰の花壇に、すずらん。 なんだか、とても懐かしかった。 本物のすずらん。 可愛い。 通り過…

禅の言葉 イノベーションと禅 再び

今朝のZoom坐禅会で、教えていただいた禅の言葉。 イノベーションと禅 Stay hungry, Stay foolish. 夢を大きく、無心になる Keep looking . Don’t Settle. トコトン、探し続ける 知識と論理だけでは限界、その先への飛躍、直観が花ひらく、今まで見えなかっ…

『カーボンニュートラルの経済学 2050年への戦略と予測』 by  小林光・岩田一政

カーボンニュートラルの経済学 2050年への戦略と予測小林光・岩田一政日本経済研究センター 編著日本経済新聞出版2021年11月25日 1版1刷 何故、読もうと思ったのか、わすれてしまった、、、。が、図書館で予約していたものが回ってきたので、読んでみた。 …

『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』 by  佐藤航陽

世界2.0 メタバースの歩き方と創り方佐藤航陽幻冬舎2022年3月30日 第一刷発行 新聞広告で見かけて、気になった。先に、著者の『お金2.0』(幻冬舎 2017)を読んでみて面白かったので、買ってみた。 megureca.hatenablog.com 1500円(税抜き) なかなか派手な…

『パラサイツ 地方病院の闇』 by  杉敬仁

パラサイツ地方病院の闇杉敬仁幻冬舎2021年12月8日 新聞の広告欄で見つけて面白そうだったので、図書館で借りてみた。 広告には、”命を預かる病院の裏側では、パラサイツ(寄生者たち)が跋扈していた。病院を食い物にする銀行や建設会社、創業者一族……。パラ…

『The Modern モダン』 by  原田マハ

The Modernモダン原田マハ文藝春秋2015年4月15日 第一刷発行 図書館で原田マハさんのコーナーで見つけた本。借りてみた。表紙は、パブロ・ピカソの「鏡の前の少女」美術館やその絵画にまつわる5つの短編集。さぁー-っと、軽く読める感じの単行本。素敵な物…

『現代思想入門』 by  千葉雅也

現代思想入門千葉雅也講談社現代新書2022年3月20日 第1刷発行 新聞の広告でみかけて、気になった。読んでみた。 感想。読んでよかった。難しい現代思想について、一生懸命読者に分かりやすくかみ砕いて書いてくれているのがわかる。難しいけれど、比較的とっ…

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』 by  佐藤航陽

お金2.0 新しい経済のルールと生き方佐藤航陽幻冬舎2017年11月30日 第一刷発行 新聞の広告欄に、『世界2.0』というのがでていて興味を持ったのだが、著者のことは良く知らない。なので、図書館で借りようかと思ったら、無かった。代わりに、同じ著者の本を借…

『一人暮らし わたしの孤独のたのしみ方』by  曽野綾子

一人暮らし わたしの孤独のたのしみ方曽野綾子興陽館2019年8月15日 初版第一刷発行 図書館で目に入ったので、借りてみた。曽野綾子さんのエッセイ集。 曽野綾子さんは、1931年東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。79年ローマ教皇庁よりヴァチカン有効…

『脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克』by  中野剛志・中野信子・適菜収

脳・戦争・ナショナリズム近代的人間観の超克中野剛志・中野信子・適菜収文春新書2016年1月20日 第一刷発行 暇つぶしに流していた中野信子さんのYoutubeで、本書のことを話していたので、図書館で借りて読んでみた。2016年だから、第二次安倍政権中の本。 安…

「誰のもんにもならへん」 所有するということ

原田マハさんの『異邦人 いりびと』を読んでいて、一つ、すごく印象的だったセリフがある。 megureca.hatenablog.com 主人公の菜穂(2011年3月の震災のあと、妊婦だったために、一人で東京から京都に避難中)が、自分の知らないところで実家(東京)の美術館…

『異邦人 いりびと』 by  原田マハ

異邦人 いりびと原田マハ PHP 文芸文庫2018年3月22日 第1版第1刷(本書は2015年3月に PHP 研究所より刊行された作品に加筆修正をしたものです。 ) 図書館で原田マハの本をさがしていて見つけた本。2018年というから、比較的新しい。 表紙は、〈月光〉エドヴ…

『ヌマヌマ はまったら抜け出せない 現代ロシア小説 傑作選』 by 沼野充善・沼野恭子 編訳

ヌマヌマはまったら抜け出せない現代ロシア小説 傑作選沼野充善・沼野恭子 編訳河出書房新社2021年10月20日 知人が読んでいてなかなか興味深いと言っていた。気になった。図書館で予約したら、結構な人数の待ちだった。そのうち、2022年1月8日、日経新聞の書…

『人間はどこまで耐えられるのか 』 by F・アッシュクロフト

人間はどこまで耐えられるのかF・アッシュクロフト矢羽野薫 訳河出書房新社2008年5月30日 初版発行(単行本 2002年)原書:LIFE AT THE EXTREMES 何の話で話題なったのかわすれてしまったのだが、ちょっと気になったことが頭に残っていて、図書館で借りてみ…

『しらふで生きる』 by  町田康

『しらふで生きる 大酒飲みの決断』町田康幻冬舎2019年11月5日第1刷発行 図書館の特設棚、新生活向け?のようなテーマ棚で見つけた本。著者も知らないし、お酒をやめる気もないから、、、でもちょっと気になって手に取ってみた。パラパラと見てみるとなんだ…

『すべて真夜中の恋人たち』by 川上未映子

すべて真夜中の恋人たち川上未映子講談社文庫2014年10月15日第1刷発行 初出 群像2011年9月号 先日、本書がアメリカで翻訳されるというニュースを目にしたので、どんな本なのか気になって図書館でかりてみた。 著者の川上未映子さんは、1976年8月29日大阪府生…

『センス・オブ・ワンダー』 by  レイチェル・カーソン

センス・オブ・ワンダーThe Sense of Wonderレイチェル・カーソン上遠恵子 訳森本二太郎 写真新潮社 1996.7.25 2021.4.10 67刷 図書館で、ふと目に留まった本。レイチェル・カーソン、『沈黙の春』の著者の遺作。 megureca.hatenablog.com 最初のページに、…

『限界費用ゼロ社会  モノのインターネットの共有型経済の台頭』(その2) by  ジェレミー・リフキン

限界費用ゼロ社会モノのインターネットの共有型経済の台頭ジェレミー・リフキン柴田裕之 訳NHK出版2015年(平成27年)10月30日原題: THE ZERO MARGINAL COST SOCIETY THE INTERNET OF THINGS AND THE RISE OF THE SHARING ECONOMY 昨日は、本書の全体像を…

『限界費用ゼロ社会  モノのインターネットの共有型経済の台頭』(その1) by  ジェレミー・リフキン

限界費用ゼロ社会モノのインターネットの共有型経済の台頭ジェレミー・リフキン柴田裕之 訳NHK出版2015年(平成27年)10月30日原題: THE ZERO MARGINAL COST SOCIETY THE INTERNET OF THINGS AND THE RISE OF THE SHARING ECONOMY テクノロジーは使いこな…

『天上天下唯我独尊』

天上天下唯我独尊てんじょうてんがゆいがどくそん 二か月ぶりの全生庵での坐禅会に参加してきた。4月だというのに、寒い雨。全生庵の桜は先週満開だったそうだ。だいぶ葉桜だけど、まだ花も咲いている。 絶え間ない雨の音を聞きながらの坐禅。いつもより、あ…

『認知バイアス  心に潜むふしぎな働き』 by  鈴木宏昭

認知バイアス心に潜むふしぎな働き鈴木宏昭講談社 ブルーバックス2020年10月20日 第一刷発行 とあるところで話題になったので、図書館で借りてみた。 感想。まとめサイトみたいな本だな・・・。 面白いけど、私にとっては、そんなに新鮮ではない・・・。ブル…

『日本語教のすすめ』 by  鈴木孝夫

日本語教のすすめ鈴木孝夫新潮新書2009年10月20日発行 とあるところで日本の文化と日本語の関係の話をしていた時に話題に出てきた本。図書館で借りてみた。 感想、結構面白かった。 雑学的にも面白いし、言語学としても面白い。 リベラルアーツの一つだな、…

禅の言葉 『胡来胡現:漢来漢現』

今朝教えていただいた、禅の言葉。 胡来胡現:漢来漢現胡来れば胡現ず : 漢来れば漢現ずこきたればこげんず:かんきたればかんげんず『正法眼蔵』「古鏡」の巻 の言葉。 胡というのは、胡人。ウイグル、モンゴル、トルコ系など中国から見て西の人。中国から…

『総理通訳の外国語勉強法』 by  中川浩一

総理通訳の外国語勉強法中川浩一講談社現代新書2020年1月20日第1刷発行 図書館の新書コーナーで見つけて借りてみた本。思いのほか良かった。 著者の中川浩一さんは、1969年京都府生まれ。慶応義塾大学卒業後、外務省入省。1998年から2001年対パレスチナ日本…